2-2 Financial Literacyの最近のブログ記事

私の財産告白
本多 静六
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蓄財や資産運用といった内容の本かと思って読んでみたのですが、想像以上に深い内容でした。多面的な角度から人間の本質に迫るというか、なんというか。スゴイです。


生涯の生き方、すなわち人生計画を、「四十までは勤倹貯蓄、生活安定の基礎を築き、六十までは専心究学、七十からは山紫水明の温泉郷で晴耕雨読の楽居」と定め、かつ毎日一頁以上の文章執筆と、月給四分の一天引き貯金の二つの行を始めた。 (私の略歴)

満二十五歳の時に、このようなことを考え始められたそうです。


本多式「四分の一天引き貯金法」

いくらでもいい、収入があったとき、容赦なくまずその四分の一を天引きして貯金してしまう。そうして、その余の四分の三で、いっそう苦しい生活を覚悟の上で押し通すことである。 P.23

貯金の問題は、要するに、方法の如何ではなく、実行の如何である。 

貯金=通常収入×1/4 + 臨時収入×10/10 P.24

この「容赦なく」ってところが重要なんだと思います。考えてしまうと、人間なかなかできないと思います。それにしても、4分の1というのはけっこうな割合ですね。


自分のネウチが銀もしくは銅でしかないのに、暮らしのほうは金にしたい。金メッキでもいいから金に見せかけたい。こういった虚栄心から多くの人が節倹できないのである。銀はどうせ銀、銀なりに暮らせばいいのであるが、さらに人生をより安全にし、生活をより健全にしようとするならば、むしろ一歩退いてー事実は一歩を進めてー実力以下の銅なり、鉄なりの生活から出発していくべきだろうではないか。 P.31

意外と金に見せたがる人っていますね。


いったい、人生の幸福というものは、現在の生活自体より、むしろ、その生活の動きの方向が、上り坂か、下り坂か、上向きつつあるか、下向きつつあるかによって決定せられるものである。 P.69

この方向って考え方は重要だと思います。絶対水準で不満を言っても、常に上には上がいるし、下には下がいますから。上を向いては不満を言い、下を向いては優越感に浸っていては、自分はなかなか成長できないのではないかと思います。上向いていればいいし、上向いていなければ上向くようにがんばればいいだけですから。


ところで、この人生に最も大切な経済生活の独立には、何職、何業にかかわらず、積極的に働いて消極的に節約耐乏するよりほかに途はない。いく働いても節約しなければダメ、それはちょうど笊に水を盛るようなものだ。またいくら節約してもー節約を通り越して吝嗇にすらしてもー働かなければダメ、それはちょうど徳利の中の水を守るようなもので、ついには腐って臭気を発するばかりだ。

 もとより吝嗇と節倹とはまったく別物である。吝嗇は当然出すべきものを出さず、義理人情を欠いてまでも欲張ることで、節倹とは似て非なるもはなはだしい。節倹は出すべきものをチャンと出し、義理人情も立派に尽くすが、ただ自分に対してだけは、足るを知り、分に安んじ、一切の無駄を排して自己を抑制する生活を指すのである。

 ところが、この両者が実際世間からは往々同一視せられ、節倹がいかにもしみったれな、吝嗇であるかのように罵られやすい。 P.72

吝嗇と節倹の違いというのは大きいと思います。しかも、同一視されやすい気がします。


渋沢さんはよくこういっていた。

「事業というものは、儲かるものでなければ成り立たない。儲からなくてただ有意義だというのでは、結局長続きしないで、せっかくの有意義が有意義でなくなる。儲かる上に有意義ならなおさら結構だが、なんとしてもまず事業は儲かることが先決問題だ。しかし、この儲けを一人占めにしようなどと企てては結局失敗である。儲けるのはみんなで儲けなければならぬ。またみんなで儲かるようなものでなければ、いい事業、いい会社にはならない」 P.132

つまり、ギリギリ一杯の儲けを君一人で取り上げてしまわないで、当人にも分け、お客さまへも割り戻すことだ。それならまず繁昌もしようし、経営者にも張り合いが出てくる。 P.136

Win-Winの関係を作る、なんてよく言いますが、まさにあれですね。何事もバランスが重要なんだと思います。ボランティアだけではなかなか続かない、かと言って自分のことだけ考えて利益を追求していてはいつか破綻する。お客様、経営者、従業員、株主、その他利害関係者のみんなが何らかの形でハッピーにならないと長続きは難しいと思います。必ずしも金銭の形である必要はなく、バリューはさまざまな形で享受し得るとは思いますが。


世の中なんて、どこも彼処もだいたい似たり寄ったりで、人間が集まり、人間の棲むところ人間の問題のないところはない。 P.142

なるほど世の中というものは、自分一人の得手勝手な行き方ではいけない。どんな些細なことでも、一応周囲の思惑を考えてみる必要がある。 P.152

MBAに行ってみて、世界中の国から集まったクラスメイトと話していて感じたことの一つがこれでした。世の中、どこも一緒なんだなぁ、と。日本は官僚主義的で、まったく改革が進まない、なんて話をしてみると、いやうちの国だって同じだよ、なんて話をこれでもかというくらい耳にしました。程度の差や、論点の違いなどはあるのでしょうが、結局は人間と人間の関係をいかにうまくやっていくか、ってのが会社生活のみならず、私生活を含めて重要なんだと思います。

そして、自分がこのような行動に出たらまわりはどんな反応を示すだろうか、なんてことを少しでも考えておくかどうかで、結果はずいぶんと異なってくるのかもしれません。相手やまわりの立場になって考えてみるクセをつけるとよいのだと思います。


職業を道楽化する方法はただ一つ、勉強に存する。努力また努力のほかはない。
あらゆる職業はあらゆる芸術と等しく、初めの間こそ多少苦しみを経なければならぬが、何人も自己の職業、自己の志向を、転職と確信して、迷わず、疑わず、一意専心努力するにおいては、早晩必ずその仕事に面白味が生まれてくるものである。 P.187

「天才マイナス努力」には、「凡才プラス努力」のほうが必ず勝てる。 P.190

人生即努力、努力即幸福、これが私の体験社会学の最終結論である。 P.206

がんばります、ハイ。

世界一愚かなお金持ち、日本人
マダム・ホー
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実際に読んだのはIBプロジェクトで日本に行った時なのですが、今までずっとバタバタしていて書くのが遅くなってしまいました。

この本はまさにファイナンシャルリテラシーに関する本です。著者のマダム・ホーさんという方は、「20代で最初の1億をつくり、現在、100の不動産を有する資産家」だそうです。

ご自身の体験を含め、お金持ちの方の考え方が書かれています。一部実践的な話もありますが、どちらかと言うと例として書かれているだけで、終始、哲学というか、考え方が書かれています。そして、アメリカ人、華僑、日本人の考え方の違いといった視点で書かれていて、様々な考え方を比較できます。

考え方ということで、いくつか引用されていた言葉を引用しておきます。

このフレーズは、成功者のライフスタイルを実に的確に言い当てています。

「知識がない人はだまされて、損をして、負ける。
知識がある人はだまされずに、得をして、勝つ。」 (P.156)

「ドラゴン桜」に出てきた言葉だそうです。「ドラゴン桜」に出てきた言葉と言えば、以前このブログでもご紹介しました。同じ言葉なんですかね。ぼくは「ドラゴン桜」を読んでいないので、なんとも言えないのですが。


これは、映画「マルサの女」のワンシーンで、山崎努さんが主人公役の宮本信子さんに語りかける内容です。

「普通の人間は、コップに水が少したまったら、飲む。またたまったら、のどが渇いたといって、また飲む。しかし金持ちは、コップがいっぱいになっても、のどの渇きをガマンして待つ。コップにたまった水があふれ出してきて、コップの側面を流れる水をなめるのだ」

この言葉を聞けば、なぜお金持ちはお金持ちになるのかがよくわかっていただけるのではないかと思います。(P.163)

キャッシュフローリッチという言葉があるかと思いますが、まさにこれだと思います。収入の絶対額は関係ないんだと思います。どんな額の収入であっても、きちんと毎月収入の中から一部を投資または貯蓄にまわし、残された額で生活を送っていく。そういったことが重要なんだと思います(もしくは生活水準を決めて一定額で生活し、残りはすべて投資にまわす、といった方がよいかもしれません)。ちなみに、この言葉は投資一族の長さんのブログでも紹介されていました。


「お金で買えるものと買えないもの」(作者不明)

お金で 「家」は買えるけれど、 「家庭」は買えない。
お金で 「時計」は買えるけれど、 「時間」は買えない。
お金で 「ベッド」は買えるけれど、 「快適な睡眠」は買えない。
お金で 「本」は買えるけれど、 「知識」は買えない。
お金で 「名医」は買えるけれど、 「健康」は買えない。
お金で 「地位」は買えるけれど、 「尊敬」は買えない。
お金で 「血」は買えるけれど、 「命」は買えない。
お金で 「セックス」は買えるけれど、 「愛」は買えない。(P.184)

これは中国のことわざだそうです。成功している華僑富豪たちは「お金で買えるものと、お金で買えないもの」を知っていることが、人間としての良識と分別だと考えているそうです。


この本では、「へぇー」と思えるような考え方がいろいろと紹介されていました。一読の価値はあるかと思います。


著者のオフィシャルサイト
http://www.madamho.com/

著者のブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/madamho

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
勝間 和代
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最近、「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」と2冊続けて勝間さんの本を読みましたが、さらに金融リテラシーに関する勝間さんの本も読んでみました。

一言で感想を言うと、想像していた内容とは少し違ったな、ということでしょうか。


ここでまず最初にわかってもらいたいのは、「自分のお金を銀行などの口座に預金として預けてさえおけば安全」であるどころか、それは人生設計上、リスクになるということです。

これはどういうことかといいいますと、多くの人が「お金に働いてもらう」ということを知らないがゆえに、本来なら得られるべき収入を実は放棄していることを意味するからです。 P.6

これはぼくも同感です。

有価証券(株式や債券など)や不動産のみならず、銀行預金だけに限っても、普通預金のみか、もう少し金利の高い預金に預けているか、でリターンはかなり変わってきます。さらに、銀行預金以外に資産を配分しているかどうかで、長期的(就職後定年までの30年~40年といったスパン)にはまるで違ったものになってくると思います。

そのように考えていたからこそ、こちらに来た時、少し時間をかけてまでING Directで口座を開設したのです。決済用に使っているBarclaysの口座だけだと、まともな金利はつかなかったので、そんなもったいないことはできなかったのです。


さて、個別の話に入る前に、金融リテラシーについて誤解しないでもらいたいことがあります。それは、金融リテラシーを身につけることと「ラクしてお金を儲ける」ことは違うということです。逆に、金融リテラシーが身につけばつくほど、世の中に「ラクなお金儲けの方法」などはない、ということがよく分かるようになると思います。 P.47

誰もができる「ラクしてお金を儲ける」方法はないと思いますが、一定のファイナンシャルリテラシーは誰もが身に付けておくべきだと思います。


これまでリスク資産に投資をしてこなかった人の二大理由は、「仕事で忙しく、そんなことを勉強している時間はない」「自分の少ない資金では運用してもどうせほとんど利益が出ないから、定期預金にしても、他の資産にしたとしてもそれほど変わらない」というものだったと思います。

しかし、それは違うのです。「金融の勉強をしないから、いつまでも労働でしか対価を得られないために忙しい」のであって、かつ、「運用をしないから、いつまでも資金が少ないまま」なのです。鶏と卵の関係です。 P.164

おっしゃる通りだと思います。そして、金融の勉強を始めるのは早ければ早いほどよいと思います。特に社会人になって、自分で本格的に稼ぐようになった時には、ある程度の時間をかけてきちんと勉強しておくべきでしょう。

以下のブログのエントリもご覧になるとおもしろいかもしれません。
404 Blog Not Found - 暇を作れぬ奴に金は作れない


それでも住宅を買いたいという場合は、買っていい住宅と買ってはいけない住宅を吟味する必要があります。そして、一般的に買ってはいけない住宅の最たるものが、新築マンションです。特に、大規模な宣伝を行っているような大型分譲の新築マンションは注意をしてください。

新築マンションをなぜ買ってはいけないのかというと、新築には必ずその建築業者の利ザヤが多く乗っているためです。購入価格の20~30%ぐらいは、その新築マンションの広告費や粗利益であると考えていいでしょう。 P.99

これも同感です。新築マンションを購入される方は、よーく調べて、じーっくり考えてから購入された方がよいと思います。新築マンションって、みなさんどれくらい検討されてから購入されるのでしょうか。たいていの人にとっては、人生で最も大きな買い物です。モデルルームを何件か回って、じゃあコレにしよう、だけで購入してしまうのは非常にもったいない気がします。

例えば4000万円の新築マンションを買う場合、上の数字を使い、25%が広告費や粗利益だったとすると、実際の価値は3000万円ということになります。つまり、「新築」ということに対して1000万円のプレミアムを払っていることになります。1000万です!1000万。1000万円余計に払ってまで新築に住みたいかどうかをじっくり考える必要があると思います。

ちなみに、イギリスでは古い物件の方が若干高いようで、新築にプレミアムを払うという考え方はあまりないようです(別にイギリスの考え方がいいと言っているわけではなく、そういう風に考えている国の人もいるというご紹介です)。


以下、本の話から少しそれますが、ここではもう少し具体的に計算しながら考えてみます。新築にこだわって4000万円の住宅ローンを組んだ場合と、中古で3000万円の住宅ローンを組んだ場合にどのくらい金利の負担が変わってくるか計算してみると次のようになります。

30年返済、金利2%で計算

  • 4000万円のローンだと、4000万円の元本返済に加えて総額1322万円を金利として支払うことになります。そして、毎月の返済額は147848円
  • 3000万円のローンだと、3000万円の元本返済に加えて総額828万円を金利として支払うことになります。そして、毎月の返済額は110886円

つまり、金利負担だけで総額500万ほど多くなってしまいます(より正確には、住宅ローン税額控除を考慮すると、その差はここまで大きくはならないでしょう)。毎月の住宅ローンの返済額も37000円ほどの違いがあり、家計にとって毎月37000円の違いはかなり大きいのではないでしょうか。例えば、この37000円のうち、3万円を運用にまわし、7000円を生活費にまわすとより快適な暮らしができるかもしれません(新築と中古では他にも諸費用などで多少変わってくる点があるかと思いますが、そもそもの価格の違い、およびそれに付随するローンの金利負担がもっとも大きな違いだと思います。その他の違いがこの価格差および金利負担の差を上回ることはないでしょう)。

ちなみに、金利を3%に変更すると以下のようになります(現在の日本は超低金利ですが、今後30年間その状態が続くと考えるのはリーズナブルな仮定ではないでしょう)。

30年返済、金利3%で計算

  • 4000万円のローンだと、4000万円の元本返済に加えて総額2071万円を金利として支払うことになります。そして、毎月の返済額は168642円
  • 3000万円のローンだと、3000万円の元本返済に加えて総額1553万円を金利として支払うことになります。そして、毎月の返済額は126481円


月々の負担額は42000円へと拡大します。全期間固定金利で借りるならともかく、変動もしくは短期的な固定金利(例えば最初の2年、5年、10年など)で借りる場合は、将来的には、このような負担額の増加の可能性を常に考えておく必要があると思います。日本の現在の状況を考えると、負担が大きくなることはあっても、小さくなる可能性は非常に低いでしょう。


ぼくは新築マンションを購入することを全否定しているわけではありません。最終的には、その人の価値観によって選べばよいと思います。①新築マンションに住むという選択肢を放棄して経済的な負担が小さい生活もしくは新築物件よりも広いところに住むという生活を送るか、もしくは②新築にこだわって経済的な負担が大きいか、または少し狭めの家に住むか、これは完全にその人の価値観次第でしょう。どちらが正しいとか、こうすべき、というものではないでしょう。ただ、どちらの選択肢を取るにせよ、事前にこういったことを勉強して知っておくべきだと思います。このような様々な負担の違いを知った上で判断するのと、知らずに判断してしまうのとでは、知らないうちにお金に苦労してしまいかねないのではないでしょうか。

少し本の話にもどりますが、勝間さんは月々の投資原資の効果的な生み出し方として

  1. 「住宅ローンを組まないこと」
  2. 「(特に都市部の人は)車を買わないこと」
  3. 「生命保険を定期逓減型にすること」

と書かれています。確かに投資原資を生み出すためにはよいかもしれませんが、人生のファイナンシャルプランという意味では、ぼくは必ずしもいいとも思いません。というのは、一般的には住宅ローンを組むということは、自動的に定期逓減型の生命保険に加入することになるからです。団体信用生命保険、いわゆる団信というものです。

例えば、3000万円の住宅ローンを組んだ場合、たいていの場合は団信に加入することになります。これは月々の金利に上乗せした形で保険料を払うことになるのですが、そのかわり住宅ローンを残した状態で万が一のことがあった場合、ローンの残額はチャラになる、というものです。つまり、残された家族はその後ローンを支払わなくてすむわけです。その場合、その住宅がもう必要ないと思うのであれば、売却すれば売却代金が保険金のように得られますし、誰かに賃貸して自分たちは家賃負担の低い物件に引っ越せば、家賃支払後さらに追加で収入を得られる状態になることも不可能ではありません。

ローン残高は少しずつ減少していきますので、これは実質的に定期逓減型の生命保険に加入していることと同じことになります。つまり、住宅ローンを組み、団信に加入していれば、他の生命保険(ここでは死亡保険)に加入する必要はないと思われます。このように、住宅ローンと生命保険は単純に切り離しては考えられず、ファイナンシャルプランという意味では、一体で考えておく必要があると思います。

ぼくはリーズナブルな中古物件(考え方としては「マイホームは「貸せる物件」を買いなさい!」が参考になるかもしれません)を見つけることができるのであれば(この前提が超重要ではあるのですが)、それを購入し、団信に加入しておくというのも悪い選択肢ではないと思っています(もっと言えば、団信は不動産投資ローンでも加入できます。自宅を購入してしまうと引っ越しづらくなってしまうので、不動産投資をしてそこそこのリターンをあげつつ、団信で保険もカバーされるというのがよいとぼくは思います。だからこそ実践しているわけですが。)

団信については、例えば次のリンクをご覧ください。
住宅ローンの「保険」 もしもの時の団体信用生命保険

つまり、「新築マンション+住宅ローン(団信)」という組み合わせをぼくは好みませんが、「適切な価格の(もしくは割安な)中古マンション+住宅ローン(団信)」という組み合わせはそんなに悪くない気がします。

こういった知識は知っておいて損はないと思います。知らなかったがために、住宅ローンを組み、さらに高額の生命保険に加入し、月々の支払負担が高くなり家計を圧迫しているなんて状況になりかねません。そういった意味でも、ファイナンシャルリテラシーを身に付けておくことは重要だと思います。


また脱線してしまいましたので、また本の話に戻りますが、ところどころ「?」と感じるところもありました。けっこうアカデミックな話も出して議論を進められているのですが、一般の人にとってはかなりちんぷんかんに思われる箇所も多い気がします(ぼくは仕事でこのあたりのことをやっていたので慣れ親しんだ用語ですが、一般の方はどのくらい理解できるのでしょうか。ファイナンシャルリテラシーの話に、専門用語はあまり必要ない気がします)。

さらに、日経平均先物オプションと宝くじのたとえ話(P.145)は、かなり意味不明でしたし、決定論的カオス理論(非線形性から来る初期値鋭敏性の話)と、確率論的な話であるランダムウォークの話をごっちゃにされている印象を受けました(このあたりはぼくの認識不足である可能性もあるので、ご存知の方は教えて頂けると助かります)。

そういう意味で、最初に書いた通り、もう少し分かりやすい本かと思っていたのですが、ちょっと分かりづらい本になってしまっている気がします。ただ、こういった金融リテラシーに関することを実践的な観点から書かれている本は少ないので貴重な一冊ではあると思います(例えば、金持ち父さん貧乏父さんなどもありますが、実践的でわかりやすいかと言われると必ずしもそうでない気がします)。


日本人のファイナンシャルリテラシーが向上すると同時に、ワークライフバランスの取れた生活を送る人が増加し、豊かな生活を送れる人が多くなるといいですね(ここでいう「豊かな」というのは、メンタル的な意味が強く、金銭の多寡で計測できるものではないと考えています)。

読む前からこのブログでもご紹介しましたが、数日前に日本のAmazonで本を購入したので、なんとか手に入れることができました。

株式投資をこれから始めようとする方、また経験者の方にもオススメできる本だと思います。そして株式投資に限らず、そもそも投資とはどのようなものなのか、社会に価値提供をすることによって豊かな未来を実現していく、といったことまで書かれています。


真っ当な株式投資
板倉 雄一郎 板倉雄一郎事務所 橋口 寛
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インターネットの普及と投資単位の小口化により、株式投資に対する敷居はここ数年で急速に低くなっていると思います。そのため実際に株式投資に興味を持って実践してみる人が増えており、それ自体はよいことだと思うのですが、デイトレードのように、投資ではなく投機としか思えない形で行っている人が増えているのも事実です。

極端な言い方をすれば、デイトレード人口が増加しているということは、平日の昼間にギャンブルを行っている人たちの数が増えているとも言えるかもしれません。これは決してよいこととは思えません。


まずは自分の人生を豊かにするために、そして結果として社会に貢献していけるように、ファイナンシャルリテラシーを高めていくことはとても重要だと思います。この本を読んだ印象として、あまりファイナンスに馴染みのない方には、何を言っているのかわかりづらい部分もあるかもしれません。でも、時間をおいて読み返してみると、おそらくだんだんと意味がわかってくると思います。

株式投資に関する本として、至極真っ当な本だと思います。1200円という価格を払い、読む時間を投資しても、多くの人にとって、得られる価値はそれ以上だと思います。

会社で同期が読んでいたので、つられて読んでみました。サラリーマン法人のことなども書いてあって、けっこうおもしろいです。

「超」納税法
野口 悠紀雄
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戦後、日本の税制が現在の形になった経緯や、著者自らの納税体験(印税が主)、相続税・贈与税の話、それからサラリーマンの法人化の話まで、いろいろな側面から現代日本の税制度の問題点が書かれています。

保険を使った節税対策、不動産を使った節税対策、相続税の節税対策、など、エッ!そんな方法があるの?と思うようなことが詳細に書かれています。こういった方法を活用できる立場にいる方にとってはいいのですが、ふつうの会社員で適用できるようなものはなかなかないのが残念なところです。

「男はつらいよ」の登場人物の納税についても書かれており、想像をベースにはしていますが、実際のところそんな感じなんだろうなぁ、というのが非常によくわかりました。「たこ社長」は給与所得者、だそうです。これももっともな気がしますが。

著者も主張していますが、一般的な日本人で、日本の税制の基本的な仕組みを理解している人は非常に少ないと思います。サラリーマンのままだと納税意識が低く、損金算入できる範囲も限られているので、サラリーマン法人を作って、業務委託契約を結んではどうか、と提言しています。

日本の会社で、従業員の契約をやめて、業務委託契約を結ばせてくれる会社ってどのくらいあるのでしょうか。できるものならぜひやってみたいと思っているのですが、、、


参考までに、サラリーマン法人に関する本で以前読んだ本をご紹介しておきます。基本的なことからわかりやすく書いてあります。近くに従業員契約から業務委託契約に切り替えた人はいないものでしょうか。いろいろ話を聞いてみたいのですが。

サラリーマン法人で年収150万円UP!―年収を増やす魔法のテクニック
小池 洋 高橋 節男
4575296937

「一生、必要なお金に困らないで暮ら」してみたいと思ったので読んでみました。あわよくば「一生、お金に困らないで暮ら」してみたいものですが。

一生、必要なお金に困らないで暮らせる本―自分のための万全マネープラン
荻原 博子
4837918417

一言で言うと、キッチリ書いてある、という印象を受けました。

いろいろなデータ(例えば、生命保険文化センターが行ったアンケート調査によると、夫婦二人で老後に必要と思われる日常生活費は「ゆとりある生活では平均約38万円」とか)をまず挙げて、だからこのようなマネープランが必要なのです、といった感じで書いてあります。

長期的なマネープランの考え方、保険の入り方、ローンの組み方、資産運用の方法、などいろいろなことが書かれています。このようなタイプの本は一度読んでおいて損はないと思います。

日本では金融教育(つまり、ファイナンシャルリテラシーを向上させること)が学校でも、家庭でもほとんど行われておらず、長期的な観点でファイナンシャルプランを考えている人はとても少ないように思います。

日本人のファイナンシャルリテラシーがもっと高かったら、消費者金融という業態はここまで発達しなかったのではないかと思います。ぼくとしては、ものすごく短期ならともかく、ある程度の長期で20%とかの金利でお金を借りるというのは、感覚的に理解しがたいものがあります。

「タックスヘイブン(租税回避地)にあるオフショアバンクなどにどのようにして口座開設するか」といったことについて、基本的な知識から実践的なことまで書いてあります。

海外預金口座の開設活用徹底ガイド
岩崎 博充
4534038194

英国に留学するということで、現地でどのように口座を開設するのか、どこの銀行が有利なのか、について最近は興味があるわけですが、そのような内容については一部触れられているものの、基本的には日本の居住者であり続けながら、海外口座をいかにして開くか、といった内容の本でした(まあ読む前からわかってはいたことですが)。

それにしても海外で銀行口座を開くのは敷居が高いみたいですね。日本の銀行だと、(おそらく)1円(もしくは残高ゼロ円)から口座を開設することが可能で、しかも口座維持手数料とかはたいていの場合かからないと思いますが、海外の銀行はけっこう最低預入金額が数百万円(相当)だったり、プライベートバンクにいたっては、金融資産1億円(相当)以上や総資産で3億円(相当)以上、などちょっと手が届きそうにない領域になってます。いつかプライベートバンクのサービスを受けてみたいものですが、そんな日が訪れることはあるのでしょうか、、、

マン島、ガンジー島、ジャージー島、、、オフショアバンクに口座を持っているとちょっとかっこいい気もしますが、当面は必要なさそうです、、、

そういえば、タックスヘイブンといえば、以前は「税金天国(=tax heaven)」のことだと思っていましたが、ある時「租税回避地(=tax haven)」であることを知りました。あーら、勘違い、という感じですね。もっと英語力を鍛えねば、と思います。

中流以下の人間はお金のために働く
金持ちは自分のためにお金を働かせる
お金について知らなければ、お金は出て行くばかり

印象的な言葉がいろいろと出ています。

今さら取り上げる本ではないかもしれませんが、もしもまだ読んだことがない方は、一度は読む価値があると思います。

金持ち父さん貧乏父さん
ロバート キヨサキ 白根 美保子
4480863303

著者であるロバートキヨサキは、ファイナンシャルIQ(ファイナンシャルインテリジェンス)が重要であると述べていて、それらは次の4つの要素から成っていると言っています。
1.会計力(著者はこれはファイナンシャルリテラシーと呼んでいるらしい)
2.投資力
3.市場の理解力
4.法律力

日本では今まであまりこういったファイナンシャルリテラシーを身に付けるための教育機会が提供されていなかったように思います。ぼくの場合、学校で習うこともなかったし、親から特に教えてもらった記憶もありません。しかし、例えば「子どもはお金が好きやねん!今、金融教育が必要なワケ」のように、徐々にではありますが、金融教育の大切さが認識され、広まりつつあるのが現状です。

人生の若いときに学んだことがある人と、ない人で、その後の人生が大きく変わってしまうのではないかとさえ思います。

この本は具体的なノウハウを提供してくれる本ではありませんが、基本的な考え方のようなものがわかるかと思います。

以前から「そのうち読もう、そのうち読もう」と思っていたのですが、MBAの準備でなかなか読むことができませんでした。そして、ついに最近読むことができました。

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門
橘 玲
4344002628

最近この手の本が非常に増えていると思いますが、この本は至極まっとうなことを書いているな、というのが正直な感想です。「株で月100万円稼ぐ!」というようなデイトレードを中心とした、株式投資の指南書とでもいうべきものが世の中氾濫していますが、ああいうものは投資というより投機になっていると思います。

その点、この本では最初に、「金持ちの方程式」として、
資産形成 = (収入 - 支出) + (資産×運用利回り)
と明記されており、基本に忠実な考え方が書いてあると思いました。
1. 収入を増やす
2. 支出を減らす
3. 運用利回りを上げる

の3つの方法しかないと。

資産運用、不動産、生命保険に始まって、年金制度、法人化、税務署の裏事情までかなり細かいことまで書いてあるので、すべてをフォローするのは難しいと感じる方もいるかもしれません。しかし、一読してみる価値はあるかと思います。

日本人のファイナンシャルリテラシーが高まるとよいですね。

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