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弾言 成功する人生とバランスシートの使い方
小飼 弾
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株式会社オン・ザ・エッジ(現ライブドア)の上場時の取締役最高技術責任者で、404 Blog Not Foundで有名な小飼弾さんによる人生論、というか成功術です。


金持ちになれる人は例外なく、嫌いなものから食べますし、面倒なことイヤなことは先に片付けます。別の言い方をすれば、うまいものを食べられるという明日を信じているから、今まずいものを食べられる。今うまいものを食べる人は、明日を信じていないとも言えます。どちらが世の中をよくするかと言えば、明日を信じて約束を守る人です。世の中の全員がそうなるのは難しいでしょうが、約束を守る人が十分でないと世の中は回りません。 P.17

これは金の卵を産むガチョウを食べてしまうか、それとも育てて卵をたくさん産ませるか、という話だと思います。

ちょっとした手間をかけてでも、やることによって、その後がずっと楽になることってけっこうあると思います。これを面倒くさがる方って、けっこう多い気がします。


ただ、ここで気をつけなければならないのは、モノを安く買うために時間をたくさん使うと経費削減にならないということです。これに気づいていない人が実に多い。モノを買う時は、自分の時給を考えましょう。 P.19

この自分の時給を考えて、モノを買うという点は以前からぼくもそのように考えています


会社に残るべきかどうかの判断基準としてはもう1つ、いい仕事をしている人が身近にいるかどうかです。自分がその人の技を盗みたいという人がいるなら、安月給だとしても働いてしまうものです。 P.23

よく安月給だと文句を言う方もいらっしゃいますが、仕事って、必ずしも金銭的な対価だけではないと思います。近くに尊敬すべき方がいて、その方から学びたい、スケールの大きな仕事をまかせてもらえる、などやりがいというのは金銭的対価だけではないと思います。もちろん様々な面のバランスを考えたトータルで見る必要があるかと思いますが。


どの会社にとっても重要なのは、社員間のコミュニケーションの仕組みを作ることです。今、誰が何をやっているのか、きちんと目に見える形にすることが欠かせません。 P.127

これはとても大切なことだと思います。


以下、巻末付録の弾言一覧から一部引用しておきます。

週40時間以上働かないようにしよう

モノを安く買うために、貴重な時間を無駄に使うな

時間がちょっとでも空いたら、本を読め

テレビを見るな

何事も楽しく学ばないと身につかない

汚いカネはない。汚いカネ持ちならいるが

金持ちほど、モノを値切りやすくなる

いい運も悪い運もない。すべては受け止め方である。

成長したければ、今の自分の能力+20%の仕事をしろ

仕事で得られる利益=カネによる報酬+心理報酬

最も重要なのは、何が正しいかではなく、何が残るか
(It's not what is right, it's what is left.)


一部、無理にバランスシートという言葉を使おうとされているという印象を受ける箇所もあり、ツッコミどころもあるかと思いましたが、全体的には読んでおいて損はない本だと思います。

家事がいままでの「10分の1」になる本―忙しくても楽しくラクラクこなせる! (知的生きかた文庫 も 17-2 わたしの時間シリーズ)
ももせ いづみ
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家事についての本を読んでみました。

確か、勝間和代さんの本を読んだときにどこかで紹介されていたのだと思います。

今までの家事の常識を覆す(?)数々の工夫が書かれています。一部をご紹介すると、例えば、掃除については、

基本は汚れていると気づいたときに、汚れているところだけを掃除すればいい。 P.39


そのためには、まずブラシを置く位置が大きなポイントになる。
用を足したあと、トイレのタンクのレバーを引き、視線がトイレの便器に落ちて汚れを見つけたとき-。この姿勢で利き腕を伸ばして、自然に手に取れる場所に置くこと。 P.49

とあります。わざわざ掃除の時間を設ける必要はなく、気付いた時にその都度すこしずるやれば負担を感じづらくなってやりやすい。そして、自然にやりやすいような環境づくりをしていくことが大切だ、と書かれています。

掃除機なんかも、奥の方にしまったりすると、なかなか取り出してきてやろう、って気になりにくいですからね。

さらに、洗濯についても例えば、

たとえば、「家族全員が一人一枚ずつバスタオルを使って、すべてがそのまま洗濯物になる」家なら、普通のバスタオルなんて必要ないだろう。せめてスポーツタオルの大きさのものにするか、場合によってはフェイスタオルでも足りる。 P.83

とにかく、洗って干して収納までの歩行距離を最小限にする工夫が大切! P.104

のように書かれています。確かに、現在の生活スタイルを考えると、バスタオルはあまり必要ない気がします。お風呂から出て体を拭くだけであれば、スポーツタオルくらいで十分な気がします。そうするだけでも、洗濯の量をけっこう減らすことが出来る気がします。


それから、これはぼくも一人暮らしを始めた頃(会社で働き始めた頃)から実践していることですが、洗濯物はできるだけたたまない、ということも言われています。自分で洗濯を全部やるようになって、どうやったら時間を短縮できるだろう?、と考えた末、たたんでもどうせ着るときにまたひろげるんだから、たたまなければいいんだ、と気付きました。それ以来、ぼくはできるだけたたまないようにしています。


掃除、洗濯、整理収納、料理などに関して、他にもいろいろ書かれています。既存の方法をそのまま効率化していくというより、そもそもの発想を変えてみましょう、といったスタンスなので、「ああ、なるほど。」と思うことが多かったです。


同じくももせいづみさんの以下の本も読んでみましたが、基本的にはほとんど同じことが書かれているので、とりあえずは新しい方である表題の方を読めばいいと思います。


時間は誰しも平等に与えられていますから、効率化できるところは少しでも効率化していきたいと思います。


ネオ家事入門―これが生活の新常識70 (PHP文庫)
ももせ いづみ
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22歳からの日本経済入門 すぐに使える経済指標 (Mainichi Business Books)
みずほ総合研究所
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22歳は、けっこう(かなり?相当?)前に過ぎてしまいましたが、経済指標について一通り勉強したかったので、読んでみました。以下の各指標について、実際のグラフとともに数ページにわたって解説が書かれています。

第一章 金融マーケットが分かる

  1. 株価指数
  2. 市中金利
  3. 実効為替レート
  4. WTI原油先物価格
  5. ダウ平均


第二章 グローバル経済を読む

  1. 米国の住宅価格指数(CSI)
  2. 欧州・貿易統計
  3. 中国・GDP
  4. 貿易統計


第三章 日本経済が分かる

  1. 生産能力指数・稼働率指数
  2. 政府財務残高
  3. 鉱工業指数
  4. 法人企業統計
  5. 全産業活動指数
  6. 実質GDP
  7. 住宅着工統計
  8. 景気動向指数
  9. 日銀短観


第四章 個人の生活の今後が分かる

  1. 消費者物価指数
  2. 有効求人倍率
  3. 賃金指数
  4. 小売業販売額
  5. 国際収支統計
  6. 家計調査
  7. 交易利得
  8. 資金循環統計


株式指数についての説明を読んだときは、たいしたこと書いてないなぁ、とか思ったのですが、他の指標について読み進めていくうちに、知らなかったことも意外に多く勉強になりました。

経済指標の基礎を勉強するにはいい本だと思います。手元に置いといて、新聞や雑誌を読みながら、各経済指標について辞書的に調べたりするのもいいかもしれませんね。

日経平均株価って、もともとは東証が計算していたんですね。知りませんでした。

佐藤可士和の超整理術
佐藤 可士和
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アートディレクター/クリエイティブディレクターという職業の佐藤可士和さんによる超整理術に関する本です。超整理術といってもノウハウ本という感じではありません。むしろ佐藤さんの仕事への取り組み方、考え方などをまとめた本といった方がなじむかもしれません。

アート?クリエイティブ?なんて言葉を聞くとどうしても右脳重視の方なのかなぁ、なんて思ってしまいがちですが、読んでみると、非常に論理的に物事を考えていかれる方だということがわかります。

例えば、次のまとめ方。

  • 空間の整理……整理するには、プライオリティをつけることが大切
  • 情報の整理……プライオリティをつけるためには、視点の導入が不可欠
  • 思考の整理……視点を導入するためには、まず思考の情報化を

P.210

これを逆から読んでいくと、時系列になって

思考を情報化することによって、視点を導入することが可能
→視点を導入することによって、プライオリティ付けが可能
→プライオリティをつけることによって、整理することが可能

となって、非常にロジカルに書かれていることがわかります(わざわざ逆にしなくても自明ではありますが)。



"空間"整理のポイント

  • 定期的にアップデートする→モノを増やさないため
  • モノの定位置を決め、使用後はすぐに戻す→作業環境をすっきりさせるため
  • フレームを決めてフォーマットを統一する→わかりやすく分類するため


"情報"整理のポイント

  • 視点を引いて客観視してみる
  • 自分の思い込みをまず捨てる
  • 視点を転換し、多面的に見てみる


"思考"整理のポイント

  • 自分や相手の考えを言語化してみる
  • 仮説を立てて、恐れずに相手にぶつけてみる
  • 他人事を自分事にして考える

空間→情報→思考と階層が分かれているのですが、そのそれぞれに対して上記のようなポイントをまとめられています。

いずれも重要な点ではあると思いますが、中でも"情報"整理のポイントの3点は非常に重要だなぁ、と思いました。詳しくは本文で述べられていますが、ビジョンを大切にし、そもそも何なんだっけ?という点を、自分の先入観を捨てて、客観的、俯瞰的に捉えなおしてみる。そして、その際に、多面的な視点で捉えようとする、というあたりは非常に大切なのではないかと思いました。

このあたりはMBAで学んできたこととも共通するのではないかと感じています(これについては後日書きたいと思います)。


おそらく、仕事を優先するあまり、机周りの整理は後回しになってしまうのでしょう。でも、それでは順番が逆なのです。まず、仕事をする場所をすっきりさせることが、仕事の効率をアップさせることにつながるのです。 P.70

いろいろ本を読んでいると、多くの方が異口同音にこのことを言っている気がします。


整理を後回しにして、効率が低い状態で仕事を行うか、

当初の一定時間を投資して整理し、その後効率的に仕事に取り組んでいくか、

どちらを選びますか?という話です。

"ある投資家"としては、もちろん後者のスタイルを取ろうとしていますが、未だに完全には移行しきれていなかったりします。すこしずつ改善していければと思っています。

今回の出張中に読んだ本を以下、列挙しておきます。個別の書評はなしで、簡単に感想だけを書いておきます。

ちなみに、自分で持っていったのは4冊だけで、残りは現地の日本人の方にお借りして読みました。


アラブの大富豪 (新潮新書 251)
前田 高行
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最近は、オイルマネーという言葉をよく目にしますが、オイルマネーの規模はどの程度で、具体的にどんな人や組織がどのようにして持っているのか、を理解することができました。


世界のプライベート・バンキング [入門]
米田 隆
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プライベートバンクの定義から始まり、その歴史、サービス内容などが書かれています。具体的な商品の話なんかは一切出てこなくて、もっと上の次元のお話です。


食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉
山田 真哉
4334034004

「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)
山田 真哉
4334034373

会計の考え方を理解し、数字の感覚を磨きましょう。また、数字を理解したうえで、数字では理解できないビジネス的な観点も考えましょう、といった内容の本でした。新築マンションを買うときに値切ろうとしないにもかかわらず、スーパーの安売りには早く行ってでも並んでしまう、という方には一読をオススメします。


下流喰い―消費者金融の実態 (ちくま新書)
須田 慎一郎
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CMのイメージとはずいぶん違うんですね。上場しているような消費者金融もさることながら、ヤミ金と呼ばれる業界についてもリアルに書かれていました。


サブプライム金融危機―21世紀型経済ショックの深層
みずほ総合研究所
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サブプライムについて一通り書いてあるのですが、どのような読者を想定して書いているのかいまいちわかりませんでした。大まかにはわかるとは思いますが、専門用語も普通に出てきたりするので、一般の方が読むと難しく感じるのではないかと思います。一方、プロ向けとしてはちょっと内容が浅い気もします。


不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書 1926)
河合 太介
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日本企業に従来見られたインフォーマルなコミュニケーションが失われてきており、ギスギスした人間関係の職場が増えてきているようです。その原因をアカデミックな視点も入れつつ、分析し、改善方法を提案しています。


デッドライン仕事術 (祥伝社新書 95)
吉越 浩一郎
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上の「不機嫌な職場」を読んだ後にこちらを読むと、ちょっと違和感を感じる気もしますが、吉越さんもコミュニケーションの重要性については触れられています。内容としては「残業ゼロ」の仕事力「残業ゼロ」の人生力と重複しているところが多いと思います。

話変わりますが、それにしても、この2週間マーケットはすごかったですね。

ロンドン時間で13:30に発表された米雇用統計は悪かったし、ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)のクレジットイベントは発生するし(今後、全世界的にクレジットデリバティブ関連のオペレーションは大変そうです、、、両方ともこれまでのすべてのシリーズのCDXの構成銘柄ですし、、、)、リーマンの決算発表で、株価、CDSともに大変なことになってました(週明けには方向性が出るという話ですが)。一方、為替は一時急激な円高になったり、福田さんは辞めちゃったり、と。

ロンドン時間にリアルでマーケットを見られたという意味では面白かったです。

それにしても、ファニーとフレディの回収率は100%にかなり近い数字になるんですかね、、、デフォルトのようでデフォルトでないみたいな、、、SNRとSUBでどのくらい違うのでしょうか、、、

世界でただ一人の君へ―新人類 北島康介の育て方
平井 伯昌
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北京オリンピックでも大活躍され、日本に元気を与えてくれた北島康介選手のコーチである平井伯昌さんによる、北島選手との成長の記録です。出版されたのが2004年7月とちょうどアテネオリンピック直前なのですが、時には失敗をしながらも、さまざまな面から工夫、努力され、選手と一体となって成長されていく姿が描かれています。


行き詰ったときやスランプに陥ったときなど、初心に帰って物事を分解して考えると、課題がクリアになる場合があるのだ。 P.67

そしてゴールを目指すために、時間を区切り、一年、一年、何が必要かを吟味していく。さらに一年をブレイクダウンして、一ヶ月ごと、一週間ごと、一日ごとに何が必要かを考える。 P.140

この分解して考えるという発想が大切なんだと思います。


コーチとして経験を積むと、頑張らせるところと、フッと気を抜くところ、このメリハリを考えるようになる。人間だから、緩める部分が絶対に必要なのだ。 P.83

人間、常に全力疾走はできません。一流の選手であっても、フッと気を抜くところが必要なんですね。


そしてもうひとつ大切なのは、近視眼的に「頑張れ」と言うだけでなく、長期的な視点を持つことだった。目先の大会でなく、選手の成長を考えながら、何年か先の「ビジョン」を描くことが、大切だと思うようになったのだ。 P.88

「ビジョン」を持ち、それを明確に伝えていくからこそ、選手(ビジネスで言えば部下?)も歯を食いしばって頑張っていけるのだと思います。ただ闇雲に頑張れ、と言われても、、、というところはあるでしょうね。


選考会で康介が最後の種目となる二〇〇m平泳ぎが終わってふたりで話したのは、具体的なテーマを持って取り組まないことには康介も覚悟を決めて練習できないし、私自身も燃えてこないということだった。 P.201

「具体的に」というところが重要なんだと思います。「具体的に」考えていかないと、「具体的な」次の一歩(行動)につながりにくいかもしれませんし。


多くの人は、階段を一歩一歩上がっていった延長線に、オリンピックが見えると思っている。しかしそれは違う。
オリンピックに行くには、オリンピックを最初から狙わなければならない。
最初に大きな目標を設定して、その実現に必要なことを抽出していくのである。 (本の帯より)

目標やビジョンは高く、大きく設定し、一方で日々やることは細切れにして、小さくして確実にこなしていく、というのが目標を達成するには重要なんだと思います。


実はこの本、長いこと家に積みあがっていたのですが、もっと早くに読んでおけばよかったと思います。

「残業ゼロ」の人生力
吉越 浩一郎
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「残業ゼロ」の仕事力 に続いて、今度は「人生力」の方を読んでみました。


人は、目の前のことにどうしても高い価値を置いてしまいがちですが、人生というのは、ときに俯瞰することも大切です。 P.17

ワーカホリックにならないためにも、人生全体を俯瞰し、仕事を人生の一部と捉えて、戦略的に働いていくことを心がけてください。 P.33

一度きりの人生なので、やりたいことをやって、悔いのないように生きていきたいものです。学校を卒業して仕事をし始めると、どうしても仕事中心の生活になってしまいがちですが、やはり人生全体を俯瞰して、バランスの取れた人生を送っていった方が幸せなのだと思います。


それから、本生に何をするにしても、健康でないと楽しめないし、できることも限られてしまいますから、平生からからだのメンテナンスに気を使い、健康に投資することの重要性も、非常に高いといっていいでしょう。 P.22

最近、健康ということに関してはかなり気にするようになりました。


それで、首尾よく六十歳より前に目標額に達したなら、もう働くことはありません。絶対、早期退職をおすすめします。

一年早く退職したら、一年分本生の日々が増えるのです。しかも、健康のうちに楽しめる。この一年は、あとでお金を出しても絶対に買えないのですから、当たり前のことですよ。 P.30

目標に到達したら、一刻も早く退職して人生を楽しむことを強く推奨されています。確かに、時間だけはどんなにお金を出しても返ってきませんからね。


仕事の多くを簡素化して、徹底したIT化を行い、正社員の仕事を減らし、さらには、どうしても人的な判断を必要とするものはマニュアル化してパート社員に任せていくことを、時間をかけて行っていくことによって、本社の正社員を30%以上減らし、売り上げは五倍に伸びたのです。 P.52

徹底したIT化というところは、意外と日本企業は得意ではなかったりするのかもしれません。


事実、激務の代名詞である証券マンや商社マンの平均寿命は六十七歳、生命保険会社や証券会社の役員経験者は、さらに短く六十三歳という調査結果もあると聞きます。 P.81

え、、、そうなんですか。早いとこ、業界を変えた方がいいのかもしれません。


前述したILO132号条約には、有給休暇の日数は、六ヶ月以上の勤務実績があれば、最低三週間、そのうち二週間は連続して与えなければならないと規定されています。

 これを見てもわかるように、最低でも一年に一度、二週間続けて休むことが、健康な毎日を送るために必要だというのが、世界の常識なのです。 P.92

二週間連続のお休みって、かなりいいですね。うちの会社でも海外で採用されている人は、平気で二週間とか休みを取っているようですが、それはILO132号条約というのがあるからなんですね。


人生は悔いのないように、とことん楽しんだ方がいいですね。もちろん仕事に一生懸命取り組むことは重要ですが、一生懸命やることと、人生の中のかなりの時間を割くこととは明確に区別しないといけないかもしれません。


それにしても、「残業ゼロ」はいい響きですね。

「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー
土井 英司
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サブタイトルの「成功する5%になる秘密とセオリー」なんて言葉を目にすると、なんかラクして「伝説の社員」になれる秘密があるのではないか、なんて印象を持ってしまいかねませんが、結局のところ、自分の得意分野で愚直に努力を続けろ、といったメッセージなのではないかと思います。


ストレスを、苦痛ではなくステップアップの踏み台に変えるには、条件があります。できないことを自分以外のせいにしないことです。 P.48

自分以外のせいにしてしまうと、無力感が漂うばかりで、そこから何も進まない気がします。仕事とかで、誰かに何かを頼んでそれでもやってもらえなかったとしましょう。「なんなんだアイツは。これくらいやってくれたっていいじゃないか?アイツは役に立たない」などといった考え方をしてしまうと、ストレスになり、苦痛かもしれません。考え方を変えて、「頼んでみたけど、やってくれるように説得できなかった自分がいる。頼み方が悪かったのだろうか?それとも頼むタイミングが悪かったのだろうか?次はこのようにして頼んでみたらどうだろうか?」などと、考えてみるとそれがステップアップの踏み台になるのかもしれません。自分の頭で考えて、自分をコントロールしていくのは可能ですが、自分以外を自分の思い通りにしよう、などと考えると、なかなか前に進まない気がします。


お金はためるより、自分の価値を高めるために使ったほうが、あとで何倍にもなって戻ってくるのではるかにトクです。
僕は、それを「教育ATM機説」と名づけています。
学んだ内容や知恵は、困ったとき、必要になったとき、いつでも引き出すことができるからです。 P.53

人生の仕入れに使える要素は、二つあります。
「金と時間」です。
「金と時間」をどう使うかで、人間は決まってしまうのです。 P.56

もしあなたが「伝説の社員」を目指すなら、古今東西の偉人たちが実践したように、もてる時間やお金の多くを、自己投資つまり「学び」に費やしてください。 P.60

自己投資、いい言葉です。ぼくは「ある投資家」だと思っています。


時勢に反するようではありますが、僕は高価な本を買ったほうがいいとあえてアドバイスします。高いほど内容が充実しているという理由ではなく、高価な本はそれだけ購入する人が少ないからです。

情報の希少性が勝負のカギをにぎるのが、資本主義社会。ここで人より抜きん出ようと思ったら、つねに少数派の行動をとらなければなりません。 P.89

最近は本の価格が異常に安いのではないか、と感じるようになってきました。もちろん、ハズレな本もありますが、それなりの情報がきちんとまとめられた形で書かれていて、数千円です。ちょっとした専門書であっても、1万円程度あればたいていの本は買えるでしょう。いくらタダだからといって、インターネットだけで情報を集めようとしたら、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。目的に応じて手段は適切に使い分けないといけないと思います。多少は高いなと思っても、本はケチらずに買うようにしていきたいと思います。


人が物に感じる価値、払う代金はそれぞれ違うのです。 P.114

これに近いことは先日書きました。


 

何をするにしても学ぶべきことは、表面的なことではなく、その奥にある本質的なものです。

 その本質とは、すなわち理念です。商売の精神、神髄、つまり人に何を与え、ともに繁栄していこうとするかです。

 それをいち早く見つければ、どんなことにも応用できるのです。 P.123

どんな分野であっても、何かについて極めた方というのは、何か共通のものを持っているのではないかと最近よく思います。なので、仮に分野は自分とまったく違ったとしても、スゴイ方の話というのは、かなり参考になるのではないでしょうか。


情熱があるから能力が生まれてくるのです。
能力は、最初はゼロ、それでいいのです。
ソコソコ出世する「スーパーエリート」は能力に秀でています。
とんでもなく成功する「伝説の社員」と呼ばれる人は、情熱なら誰にも負けないのです。 P.150

経験していけば能力は後からついてくるのかもしれません。レベルに応じて必要な能力は異なるでしょうし、初めから完璧な能力を持っている人などいないでしょう。でも、情熱がないと始まらないのかもしれません。


人もそれは同じです。自分というブランドを一般の人が認知するまでには、時間と金、つまり自らの人生のすべてを注がなくてはなりません。

投資熱が盛んな昨今ですが、同じ投資するなら自分への投資がいちばん確実ではないでしょうか。 P.183

今でも覚えていますが、入社してすぐの頃に、先輩に同じことを言われました。どんな金融商品よりも、仕事を一生懸命やって、自分に投資するのがベストな投資だぞ、と。確かにそうかもしれません。

千円札は拾うな。
安田 佳生
4763196804


この本、予想以上によかったです。読みながらなるほどなぁ、そうだよなぁ、とひたすら同意してしまいました。


「常識とは、十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」というアインシュタインの言葉があります。 P.6

アインシュタインは本当にいろいろな言葉を残していますね。これもなるほどなぁ、と思いました。


だが、何をどう頑張ることが必要なのか。それをきちんと理解し、実行しているか。大切なのはそこである。仕事のやり方を見直すことなく、単に仕事のスピードアップを目指して頑張るのはムダな努力だ。 P.19

今や、人と同じことを人より長い時間やることを「努力」とは言わない。サボらずに真面目に勤めることが「勤勉」ではないのだ。
今は、人と違う結果を出すためにはどうすればいいのかについて、新しいやり方を考え、実行することが「勤勉」であり、最も短い時間で成果を出すための工夫をすることが「努力」である。 P.22

このようにムダな努力をしてしまう人は、それがムダな努力だと本人は思っていないことが多く、それを本人に気づかせるのが意外と難しいような気がします。


成長できる人は、間違った階段を上らなかった人ではない。間違えたと気づいた瞬間に、躊躇せずに今いる階段から飛び降りることができた人なのだ。 P.35

間違いを間違いと認められない人っていますよね。間違いを間違いと認識できないとさらに厳しいとは思いますが。


ビジネスは、頑張って努力して百メートルを九・五秒で走るより、全く別の方法で百メートルを五秒で移動したものが勝つ世界なのだ。

 どうしたらあと0.01秒縮めることができるのかと考えるのではなく、五秒で百メートル移動するために、車を使うのか、ジェット機を使うのか、という「走るのとは全く別の方法」を考えること、それがビジネスでの勝敗を決める。 P.40

何でもそうなのかもしれませんが、結局は結果を出した人が勝つのだと思います。一生懸命を筋トレを続けて9秒台のタイムを縮めることではなく、まったく新しい方法であっても一気に5秒台で移動できたら結果的には勝ちですから。


だが、お金の「価値のある使い方」を目指すなら、歴史や気持ちの重さではなく、「効果の高さ」で使い方を決めることが必要だ。

 大切なのはそれが苦労してためた一千万円なのか、楽にたまった一千万円なのかではなく、その人にとって、その一千万円をどう使うのがベストなのかということである。 P.63

これはまさにタイトルの「千円札は拾うな。」ともからんでくると思いますが、お金は効果的に使っていきたいものです。また反対に節約する方も、金額が大きいからといって必要なものは削ってはいけないと思います。


ある人にとっては、三万円出してオペラを見に行くことは「もったいない」ことでも、別の人にとっては同じことが「安い」と受け取られることがありうるということだ。 P.90

要は、何をもって「もったいない」とするのか、何をもって「無駄」とするのか、そして何をもって「贅沢」とするのかという基準は、自分の中にしか存在しないということだ。

そして、最も大切なのは、具体的に何を基準とするのかということではなく、自分の中に答えを出すための「軸」を持っているということである。 P.91

これはついこないだぼくも書きましたが、まさにその通りだと思います。

例えば居酒屋に行くときなんか、料理やお酒、サービスの質に比べて価格が高いなぁ、と感じることがあるかもしれません。そのお店が提供しているモノに着目すれば確かに割高なのかもしれませんが、一緒に行く相手がめったにお話できない方だったりすると、いろいろなお話を伺うことができたりして、そこで投資したお金と時間を十分上回るリターンを得られることも多いのではないかと思います。


三十億の会社が百億になるということは、あと七十億売るということではなく、今の三十億のビジネスモデルを手放して、百億のビジネスモデルをゼロから作り上げるということなのだ。 P.133

30億の売り上げをそのまま100億に拡大しようとするとしんどいのかもしれませんが、現在持っている強みをいかして100億のビジネスモデルをゼロから作り上げるという発想であれば実現しやすいのかもしれません。


起業がリスクを伴うと考えている人の多くは、起業をしなければリスクがない、もしくはリスクが減ると感じているようだが、それは大きな間違いである。 P.156

よく言われているように、起業するから、独立するから、リスクが生じるのではない。どんな人生の、どんな状況においても、私たちはリスクと無縁ではいられないのである。 P.157

人生において最も大きなリスク。それは、周囲の人の常識に流されて、本当のリスクを自覚しないまま生きていくことだ。

リスクのない人生などこの世には存在しない。 P.158

よく株式投資や不動産投資などに対して、リスクが高すぎると言う人がいます(多くの方はそうかもしれません)が、投資をしなかった場合のリスクを考えたら、した方がよいのではないかと個人的には思います。もしすべて現預金で保有していて、インフレが到来したら、、、なんて考えると、現預金でしか運用しないというのはリスクが高いと感じます。

人生にはいろいろなリスクがあるかと思いますが、それらをきちんと認識して、自分の頭で考えて判断しながら生きていきたいと思います。そうすればたとえしんどい思いをしたとしても、考えた結果出した結論なのですから、悔いは少ないでしょう。


この本はかなりおすすめです。

上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか?
松本順市
4901491776


本当は育つかもしれない大切な人材、流出していませんか?

いかなる社員も「ワクワクさせる」には秘訣がある!
東証二部上場&30年増収増益の仕組みをつくった著者が明かす、デキる上司の部下心掌握マネジメント術

●どうして今の若者はスグ辞めるのか?
●いったいどう指導すれば「ヤル気」が出るのか?
●いかなる社員も「ワクワクさせる職場」とは?
これらの疑問を解決してくれる一冊です!

出版社のページより引用

読書というのはいろいろな方の経験を疑似体験できるというか、著者が長年かけて経験されて感じてきたことのエッセンスを短時間で学ぶことができるので、とても効率的な(時間とお金の)投資だと思います。この本も、なるほどなぁ、と感じることが多く、参考になりました。まあ、ぼくは上司という立場ではありませんが、チームプレイヤーの一員として、知っておいた方がよいことはたくさんあります。


雰囲気のいい会社に共通していること。それは、上司が部下に「ありがとう」と言っていることです。 P.32

上司と部下、先輩と後輩、そういった関係とは関係なく感謝するときはきちんと感謝の言葉を伝えたいものですね。


「みんなで同じ目標に向かって突き進む」というアクションは、案外「ワクワク」する作業ですので、自発的に各自が頑張るようになります。 P.70

「みんなで同じ目標に向かって突き進む」ためには、目標の明確化と共有が必要だと思いますが、そのあたりが実は難しかったりする気がします。


毎日の仕事で絶対に守りたいルール、それは「ダメなこと」をわざわざ口にしないというものです。 P.71

口は災いのもとですね。気をつけましょう。


部下がどこでつまずいているのか?をちゃんと知り、その上で、仕事の具体的なアクション部分を明確にし、アクションごとにウィークポイントのアドバイスができるようにしなくてはなりません。 P.90

これができる人って、意外と少ないのではないかと思ったりします。上司の方は部下をよく観察していないとこれはできないでしょう。たまに精神論をひたすら語る方もいらっしゃいますが、それだけだと部下はなかなか成長できない気がします。


細かい情報をオープンにすることで、他の社員には「目指すべき姿」が見えてきます。
マラソンだって、「何キロ走ればゴール」と決まっているから完走できるのです。
「ゴールは何キロ地点にあるかわからないけど、頑張って走ってください」という競技だったら、フルマラソンを完走できる実力のあるランナーであっても、ペース配分もできず、モチベーションも保てないため、おそらく、完走できないことでしょう。 P.102

目指すべき姿が見えずに、もう少し、もう少しと言われても、どこまでがんばればよいのかわかりません。明確なビジョンというか、指針というか、目標というか、そういったものをきちんと示してもらわないと部下としてはしんどいですよね。


じつは、秘密にしたいことほど、オープンにしてしまったほうが、結果的にはメリットがたくさんあるものなのです。 P.108

たまにやたらと情報を隠したがる人がいますが、あれは何なんでしょう。けっこう不思議でしょうがないんですけど。もちろんオープンにしてはいけない情報もあるとは思いますが。


人は期日を約束しない仕事は“先送り”する生き物です。 P.118

確かに、、、


感想を書いていたら、なんだか会社への不満みたいになってしまいました。不満ばかりではありませんので、勘違いのなきよう、、、

基本からしっかりわかる Movable Type 4.1 カスタマイズブック Movable Type 4.1/MTOS 4.1対応 (Web Designing BOOKS)
大藤 幹
4839928215


Movable Type 4.1 にテンプレートを変更するにあたって、購入してみました(さっき本屋で買ってきました)。

Movable Typeは、テンプレートの構造を理解するのに苦労する気がするのですが、この本はテンプレートやスタイルシートについて丁寧に書かれていてわかりやすいです。そういう意味ではこの本はかなりいいです。それからメインページの基本構造と各部分に対するソースコードの説明が載っているのもいいです。

一方、細かいカスタマイズの事例とかは少ないので、いろいろな具体例を知りたい場合はあまりおすすめできません。

現役・三井不動産グループ社員が書いた! 「ダメマンション」を買ってはいけない
藤沢 侑
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マイホームとしてのマンション購入(特に新築)を考えている方は、一読された方がいい本でしょう。新築マンション販売営業の裏事情がかなり詳しく書かれています。


「一生で一番大きな買い物をするのだから営業マンがすべていろいろやってくれるのは当然だ」と考えている方も多いです。気持ちはわかりますが無理な話なのです。P.42

購入する方からしたら人生で一番大きな買い物ではありますが、営業マンからしたらたくさんいるお客さんのうちの一人にしか過ぎないので、残念なことではありますが、親身になって考えてくれるわけではないという話です。投資と同じで、結局は自己責任ということですね。


あとから自力で変えられないことにこだわり、変えられることにはこだわらないが幸せな人生への切符を手に入れる近道なのです。 P.88

これは確かに重要なポイントだと思いました。マンションの部屋の中は自分たちでいじることができても、まわりの環境とかはどうしようもないですからね。部屋の内部は、時間をかければ、ある程度は自分たちの好きなように作りこんでいくことができますから。


「知りたい場所+洪水ハザードマップ」で検索すればすぐたどり着けると思います。よかったら自分が現在住んでいる所がどうなのかぜひ見てみてください。 P.113

ということで、「洪水ハザードマップ公表一覧」というページを見つけました。現在お住まいになっているところを確認してみるとおもしろいかもしれません。
http://www.river.or.jp/hazard/link/search.html

(6月23日追記)
関連サイトを見つけましたので、リンクを追加しておきます。

ハザードマップで避難経路確認
国土交通省 ハザードマップポータルサイト


あなたにとって一番いい間取りだから勧めているとは限らないのです。
間違いないのは不動産会社にとって一番買ってほしい間取りを勧めているということなのです。P.127

これが営業マンの本音なんでしょうね。もちろんお客様の希望を完全に外れることはないでしょうが、それでも裏にはさまざまな事情があるのでしょう。


あまり慎重になりすぎてしまうといつまで経っても買えなくなってしまうかもしれませんが、そうは言ってもほとんどの人にとって人生で最大の買い物でしょうから、それなりに慎重にはなるべきでしょう。勢いで買ってしまって、後悔するなんてことのないようにしたいものです。

本を読んだり、すでに購入した人の話を聞いたり、いろいろ事前に調査したかどうかで、けっこう選択が変わってくるのではないかと思います。


ちなみに、以前紹介した ↓ こちらの本もオススメです。
マイホームは「貸せる物件」を買いなさい!―後悔しないマンション・一戸建ての選び方・買い方・考え方

労働法のキモが2時間でわかる本
石井 孝治
4534043090


社会人になって働き始めると、労働法について勉強する機会もなく、いつの間にか仕事環境に慣れてしまうと思います。残業したり、有給休暇を取ったり、休憩時間をどのように過ごすかだったり、そういったことについてきちんと考える機会はあまりないのではないでしょうか。

この本を読むと、そういった基本的なことが一通りわかります。

  • 労働契約に関するルールや試用期間の設定
  • 残業代の計算方法(所定労働時間と法定労働時間の違いとかご存知ですか?)
  • 休憩時間の過ごし方
  • 休日と休暇の違い
  • 管理職の残業代に関する条件

などなど。

これを知って、法律的には全く正当であったとしても、まわりの方の慣習にあわせてしまいなかなか自分の思うままにとはいかないかもしれません。しかし、こういったことは一通り勉強しておいて損はないと思います。

へぇー、そうなんだ、知らなかった、、、ということがけっこうたくさんあるかもしれません。

個人的には有給を取るのは好きなのですが、性格的にはなかなか取れない人間なので、長期休暇を除くとほとんど有給休暇といったものを取ったことがありません。土日以外にも、たまに休みを取って読書&勉強したり、リフレッシュしたりしたほうが、個人的にはいいと思います。特に、会社にいる間はなかなか「投資」の時間が取れないですからね。

ぼくはどんな部署に戻るんですかね。有給取りやすい部署だといいのですが。

ビジネスの場で、Word、Excel、PowerPointなどのソフトを使うことは比較的多いかと思います。そして、Wordはこれらの中ではもっともとっつきやすいソフトのような気がします。とりあえず、数ページの文書であれば、手軽に作れてしまうからです。

ところが、きちんと使いこなすのはかなり難しい、というかストレスのたまるソフトだなぁ、とずーっと感じていました。例えばインデントマーカー。左インデント、右インデント、1行目のインデント、ぶら下げインデント。Wordにはこの4つのインデント記号があるのですが、これらを認識してきちんと使いこなしている人はどの程度いるでしょうか。さらにはタブマーカーなんてものもあります。

もっと基本的なことで言うと、段落。通常の文書作成における段落という意味ではなく、Wordという世界の中で「段落」という言葉が持つ意味を理解している人って意外と少ないのではないでしょうか。ぼくはその1人でした。

さらに、長いレポートや論文作成など、見出しをきちんと設定して、図表番号をそろえて、ということをやろうとすると、けっこうやっかいです。特に自動履歴記録機能とかがオンになっていたりすると、気づくと次から次へと別スタイルの見出しが設定されていき、気が狂いそうになっていました。そんな悩みを解決してくれつつある本を見つけたのでご紹介しておきます(いずれもIBプロジェクトで日本に帰国した際に入手)。


文書作りでつまずくWordのしくみと落とし穴―ここがわからなかった!2003/2002対応 (ここがわからなかった!)
西上原 裕明
4774121029

まず1冊目は、Wordという世界の設計思想というか、どういった考え方でWordというソフトが作られているかを丁寧に解説している本です。これを読んだ時には、え?そういう意味だったの、とまさに目からウロコでした。これを読みつつ、最近はかなりWordに対するストレスがなくなってきました。


できるWordの「困った!」に答える本―2003/2002/2000対応 (できるシリーズ)
井上 香緒里 できるシリーズ編集部
4844319604

2冊目のこちらはどちらかと言えば、事例集です。こういった場合にはどうしたらいい?といった形で対症療法の羅列といった感じの本です。こちらだけだといつまでたっても、なかなか完全にはストレスは解消しないきがしますが、上の本を読んで仕組みを理解した上でこちらの本を手元に置いておけば、かなりの悩みは解決しやすくなると思います。

この2冊、かなり価値のある本だと個人的には思います。日々、Wordと格闘している方にはかなりオススメです。

巨人・渋沢栄一の「富を築く100の教え」 (講談社BIZ)
渋澤 健
4062820528


正直、渋沢栄一さんって、あまり知らなかった、というか正確には日本史で勉強したはずなのでほとんど覚えていなかったのですが、すごい方ですね。この方の考え方もやはり論語がベースになっています。

この本は、基本的に渋沢栄一さんの言葉に対して、著者である渋澤 健さん(渋沢栄一さんの孫の孫にあたる方)が解説する形になっています。以下で「」付きの部分はすべて渋沢栄一さんの言葉です。


明治から大正という「日本資本主義の成長の時代」に、彼は「論語と算盤の一致」というスローガンを掲げて行動しました。『論語』に象徴される道徳と、お金を儲ける経済という、一見かけ離れた二つを融合させること。それが日本国の発展、そして築いた富を永続させるために不可欠である-という信念を持っていたのです。 P.11

論語と算盤、そのバランスが大切であっても、どちらか一方だけではなかなかよい結果にはつながらないんだと思います。


「世の中の事はすべて心の持ちよう一つでどうにでもなる。」

ある出来事にぶつかったとき、それがあなたにとって、いいことなのか、悪いことなのか。楽しいものなのか、つまらないものなのか。それを決めるのは、実はあなた自身です。あなたの心の持ち方で、目線は変わってくるものです。 P.42

この考え方は、今までもいろいろな本に載ってました。人類に共通する不変の法則なんでしょうね。


「あまりに堅苦しく物事に拘泥し、細事に没頭する時は、自然に溌剌たる気力をしょうまし、進取の勇気を挫くことになる(中略)。溌剌たる活動をなし、初めて大事業を完成し得るものであるから、近来の傾向については、大いに警戒せねばならぬ。」

細かいことばかりにこだわると、法律やら規定やらが際限なく関わってきて、「その法律を踏み外すまい、その規定内に収めなければ…」ということが、目的のようになってしまいます。

インサイダー取引などの不正は、もちろん、きちんと追及しなければなりません。ただ、それを追求することばかりが社会正義になれば、善良な市民たちは、大胆な行動が取りにくくなって、その結果、日本は世界を相手にした競争を、乗り越えて、勝ち抜くことが難しくなってしまうでしょう。 P.54

イギリスに来てから非常に感じたことは、日本人は生真面目過ぎるのかなぁ、ということです。もちろん、真面目で、ルールを守ることは大切なことだと思うのですが、ルールを守ること自体が目的化してしまって、本質を見失ってしまうことがたびたびあるのではないかと。そのあたりのバランス感覚が重要なんだと思います。

一方、守ろうとする人を育成するために、道徳教育も重要だと思います。学校で教科書を読むとかではなく、人としてなすべき当たり前のことを当たり前のように、まわりの大人たちが自然と教えていくのが理想だとは思いますが、やさしいことではないのかもしれません。


「ただ悪い事をせぬというのみにては、世にありて、何も効能もない。」 P.58

パタゴニアのイヴォン・シュイナードさんと同じことをおっしゃってますね。


「東洋、特に日本では、陰徳をもって行いの上なるものとし、自分の責任はもちろん、他人の責任までも、これを負うをもって、武士道の粋としている。」
 
欧米に比べて日本では、寄付文化が根付いていません。これも、「武士道の伝統がある日本では、陰でよいことをする“陰徳”が尊ばれるから」と言われることがありますが、実は武士道や陰徳を口実に、正しいことを何もしない怠慢の言い訳をしているとしか思えません。

(中略)

正しいと信じたことは、何があっても、勇気を持って行う。そこに「武士道の本当の美しさ」があるはずです。陰ながらであろうが、表立ってであろうが、よい行いは、なされるほうがいいに決まっています。もう“陰徳”を言い訳にするのはやめて、「正しい行い」に時間とエネルギーを使いましょう。 P.80

表立とうと、陰でやろうと、まずは実行することが大切だと思います。実行しなかったら、何も結果に結びつきませんからね。


「もしそれ富豪も貧民も王道をもって立ち、王道はすなわち人間行為の定規であるという考をもって世に処すならば、百の法文、千の規則あるよりも遥かに勝った事と思う。」 

王道。大仰な言葉ですが、平たく言えば、「人が胸を張って進むべき道」のことです。「法律や社会的規範とは別に、人が自ら律するルール」とも言えます。

(中略)

もちろん、法律は必要です。でも、何でも法律だけを基準に考え、「法律で禁じられていないから、やってもいい」などと、すべてをその判断に委ねるのは、いかがなものでしょうか。

それよりも、すべての人が心に“王道”を持つべきです。その王道に従って行動するのは、ある意味で、法律を守ることよりも尊いのです。 P.190

何かの判断に迷ったとき、人として胸を張って他の人に説明できるかどうか、そういった指針に従っていれば、大きく間違うことはないんでしょうね。


「富の分配平均などとは思いも寄らぬ発想である。要するに富むものがあるから貧者が出るというような論旨の下に、世人がこぞって富者をはいざいするならば、いかにして富国強兵に実を挙ぐることが出来ようぞ。」 

ましてや、「富を平等に分配し、貧しい者をなくそう」などと考えるのは、あまりに非現実的なですし、それでは人は、何を目標に、仕事に励めばいいのでしょうか。

弱者、敗者に全体の水準を合わせる社会よりも、彼らが強者、勝者になれるように応援する社会。そんな世の中のほうが、健全で明るく、向上心に富んでいます。 P.192

イギリスで起きたように、あまりに弱者に対する保護を手厚くすれば、人は労働意欲を失ってしまいます。やはり、サポートすることで、働く意欲持てるようにする方向の政策を採るべきなんだと思います。格差が広がったからといって、単純に金銭的な援助をすればいい、という話ではないですよね。


「金はそれ自身に善悪を判別するの力はない、善人がこれを持てば善くなる、悪人がこれを持てば悪くなる。」 P.238

できるだけ有意義なお金の使い方をしていけるといいですね。


渋沢栄一さんについてもっと学ばねば、と思いました。

2008年11月

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