2-6 マイホームを買うべきかの最近のブログ記事

朝日新聞の記事によると、住宅ローン破綻が増加しているそうです。

住宅ローンはいつ払えなくなるかわからないからやはり賃貸の方がいい、とか単純な話ではなく、やはり身の丈にあった住宅を購入し、十分返済可能であろうと思われる範囲でローンを組んでおくことが重要なのではないかと思います。

ちなみに、現在のわが家は土地の決済が終わっているので土地の分についてはすでに住宅ローンの支払いが始まっている一方、建物はまだ引き渡されていないため賃貸住宅に住んでおり、そのため家賃と住宅ローンの二重払い状態になっています!かなり家計を圧迫しています!だって、家賃が2倍みたいな感じですから。

そういう意味でも、一刻も早く完成して欲しいところです。


住宅ローン破綻増加、競売6万戸 甘い審査が落とし穴(1/4ページ)

2010年8月14日7時0分

住宅ローンを返せなくなり、家を手放す人が急増している。不動産競売流通協会の全国調査によると、銀行などが強制的に売るために裁判所の競売にかけられた一戸建て住宅とマンションは、2009年度には08年度の1.3倍の約6万戸に達した。一方、09年度に新築された住宅は約80万戸。新たにマイホームの夢をかなえた人がいる陰で、多くの「住宅ローン破綻(はたん)」が起きている。

 落花生畑の中に、ミニ開発された数戸ずつの住宅のかたまりが点々としている。東京都心から電車で1時間半ほどの千葉県八街(やちまた)市。JRの駅から10分ほど歩くと、6戸の建売住宅が見えてくる。

 どれも40坪ほどの敷地に立つ2階建て。01年に売り出された。外壁の汚れも目立たず、新築に見劣りしない。だが、10年足らずで、3戸の持ち主が代わった。

 その一つに住んでいたダンプ運転手(61)は7月末、同市内の家賃5万8千円の賃貸住宅に引っ越した。この家を競売で買ったという不動産業者が6月末に訪れ、こう通告されたからだ。「7月中に引っ越さなければ、裁判所で強制退去の手続きを取る」

 家を買った時は52歳。当時住んでいた賃貸住宅に不動産会社の営業マンが売り込みにきた。「年だからローンが組めないよ」と言うと「組めるところを探します」。2~3カ月でメガバンクのローンを探してきた。

 貯蓄はなかった。それどころか、消費者金融に約200万円の借金があった。不動産会社は「お金を貸すから返済しろ」と言う。借金を返すと、銀行の審査はあっさり通った。

 頭金なしで、70歳代半ばまで続く2200万円のローンを組んだ。毎月の返済は10万円余り。定年後の返済の見通しがあったわけではないが、当時は年収が600万円近くあり、当面払えないことはない。あきらめていたマイホームを思い切って買った。

ところが、5年ほど前に会社が倒産。転職で収入が大きく減った。さらに昨年、会社の車で事故を起こして修理代を負担することになり、ローンが返せなくなった。

 「70歳過ぎまで払い続けるのは無理ですよ」。行員は手のひらを返したように言い、担保にとっていた家を売るため、今年春、裁判所に競売を申し立てた。裁判所がつけた基準価格は377万円。14人が購入を希望する人気物件になったため820万円で売れたが、ローンの残りは約1600万円。家を売ったお金を差し引いても800万円近くを返さなければならない。

 「もともと無理な借金だった。マイホームを持てると言われ、つい不動産会社の言いなりになってしまった」。今は後悔ばかりが口をつく。

■借金あっても審査パス

 「電気も電話も何回も止められました。これで子供に借金を残さずにすみます」。千葉県八街(やちまた)市で、ダンプ運転手の隣に住んでいた会社員(56)は2007年に競売で家を失い、今年6月、自己破産した。住宅ローンを機に「多重債務者」になったからだ。

 01年に家を買った時、すでに消費者金融数社に約90万円の借金があった。だが、不動産会社は会社員を連れ、借金の記録を銀行に提供する信用情報機関に行き、頼み込んで記録を消してもらった。

 地方銀行から30年ローンで2350万円を借りた。毎月の返済は消費者金融分を加えて約14万円。月給の半分が消えた。返済のために新たに消費者金融から借り、その額は300万円超に膨らんだ。

 競売で家は約840万円で売れたが、約1300万円の借金が残り、取り立てが続いた。残された選択肢は自己破産だけだった。その手続きにも弁護士に約60万円、裁判所が選ぶ破産管財人に20万円。

「金がないから自己破産するのに最後まで金をとられるとは。自殺する人の気持ちがわかるよ」。会社員から話を聞いた運転手は不安が募る。

 老後まで続く返済、貯蓄なし、借金。誰が見ても無理なローンがなぜ組まれたのか。

 ある不動産会社の営業マンは「銀行の審査は甘くなっている」と打ち明ける。借金があっても銀行に申告せずに審査が通ったり、家の価格に借金額を含めて融資を受けさせたりしたという。

 大手銀行のある支店は2000年代初めから住宅ローンを増やした。本部から号令がかかったからだ。支店長経験者は「多く集めれば、薄利多売で確実に利益が出るという戦略だった」と説明する。

 「草刈り場」は住宅販売会社や住宅展示場。販売会社と提携し、家を買う客を回してもらったが、他行も参入し販売会社の奪い合いになった。

 次は金利の低さと審査の早さを競った。通常の金利より低い「金利優遇ローン」などが次々にでき、1%前後の低金利を売りにした。土、日曜日も営業する「住宅ローンセンター」もでき、各支店のローンをまとめて審査するようになった。「機械的にバッサバッサ審査した。銀行員が全物件をみるのをやめ、子会社やよその会社に委託するようになり、審査が相当緩んだ」

 「バブル崩壊後、企業向け融資の採算が悪化し、銀行は住宅ローンに活路を求めた」。企業を格付けしているスタンダード・アンド・プアーズの根本直子マネジングディレクターはこう分析する。

 小泉政権の「官から民へ」も拍車をかけた。01年、国の資金で貸し出していた旧住宅金融公庫(現住宅金融支援機構)の住宅ローン廃止が打ち出され、「旧公庫から借りていた層をねらい、銀行が一斉に住宅ローンを活発にした」(旧公庫職員)という。

元銀行員の新保恵志(しんぼ・けいし)東海大教授は「実績主義の広がりで、審査の質より融資額が行員や支店長の実績になるため、融資額を増やすことが目的になった」と指摘する。競争の果てに、銀行は「貸し過ぎ」の体質になったという。

■誘い文句「家賃と同じ」

 日本銀行によると、銀行と信用金庫の貸し出しに占める住宅ローンの割合は、00年度末の13%から09年度末には21%に増えた。

 「貸し過ぎ」の一方、借りる人たちは、返済できないリスクが高まるばかりだ。

 厚生労働省の調べでは、会社員などの給料の総額は、米国のサブプライム(低所得者向け)住宅ローン問題が起きた07年度から3年連続で下がり、06年度より5%減った。

 低い金利にも「落とし穴」がある。住宅ローンは変動金利なら1%前後まで下がっているため、変動を選ぶ人の割合が増えている。だが、ローン返済が残り25年で2500万円(ボーナス払いなし)の場合、金利が1%から2%に上がると、毎月の返済額は1万円以上増える計算になる。

 「銀行や不動産会社に『家賃と同じ返済額』と言われ、頭金なしで家を買う人がいる。だが、頭金がない人はぎりぎりで暮らしてきた人。家を買うとローン以外の負担も増え、返済が苦しくなる」。家計の相談にのるファイナンシャルプランナーの藤川太さんはこう警告する。(松浦新)

     ◇

 〈裁判所の競売〉

 返済が滞るなどした時、銀行などの申し立てで、裁判所が強制的に住宅やビルなどを「入札」という方法で売る制度。裁判所が基準価格を示し、それをもとに購入希望者がそれぞれ希望価格を出し、最も高い希望者に売る。一般の売買で売れにくかったり、建物の中を見ることができなかったりするなどの理由から、基準価格は一般の売買価格より数割安い。住宅ローンでは返済が数カ月から半年間滞ると銀行などが裁判所に申し立てる。裁判所の物件調査などを経て、申し立て後半年から1年ほどで入札される。

http://www.asahi.com/business/update/0813/TKY201008130459.html


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猫のひたいほどの家 (文春文庫)
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猫のひたいほどの家

横森 理香・著

余計なものを整理して、気持ちよく暮らそう!

引っ越しを決意した横森家が、土地購入から一軒家を建てるまで。シンプルでエコな快適空間を手に入れるまでの涙と笑いの奮闘記


内容紹介

7年前に『横森式シンプル・シック』で披露したおしゃれなマンションも、1人娘が成長するにつれ、親子3人のベッドが並ぶ合宿所状態に! 引っ越しを決意した横森家が、小さな土地にシンプルで住みやすいマイホームを建てるまでの奮闘記です。家を建てる予定の人はもちろん、身の回りを整理してすっきり暮らしたい人にもおススメです。(KK)

http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784167247034


著者が土地を購入してから一戸建てを建てるまでの様子を書いたものです。物件・土地探し、住宅ローン申請、土地の売買契約、地鎮祭、上棟式などなど、実際に建てるにあたってのプロセスが書かれています。そして、どんなポイントを考えながら、どんな風に決めていったのか。

そして、実際の横森家の写真が載っているので、けっこう参考になりました。オシャレな感じの家です。

東京組というところで建てたようなのですが、実は偶然にも先日東京組にいって話を聞いてきました。今いろいろ物件を紹介して頂いている不動産屋さんの紹介で、東京組(実際には設計集団プラスという東京組の関係会社で設計を担当しているところ?)の方に、建物についての話を聞きました。ルーフバルコニー付けられますか、地下室付けるのもできますか、これって容積率にカウントされちゃうんですか、などなどこちらが疑問に思うことを聞いてきました。そして、実際に標準仕様になっている材料(キッチン、お風呂、ドア、などの設備)も見てきました。

実際に見ると、いろいろ夢がふくらみます。

一戸建てについてのマニュアル的な本もいろいろありますが、こういった経験者の実体験を知るというのはまた別の意味で参考になります。



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物件調査のプロが明かす絶対に後悔しないマンション購入術○と×
長嶋 修
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あなたのマンションの買い方は間違っていませんか!?個人向け不動産コンサルタントの第一人者が、マンション選びのための失敗しない実例と対策を教える、マンション購入ガイドの定番本。

目次

  • プロローグ あなたにとって「マイホーム」とはなんですか?
  • 「改訂増補版」に寄せて
  • 1. チラシに騙されるな!
  • 2. 不動産屋に泣く人・笑う人
  • 3. パンフレットには落とし穴がいっぱい
  • 4. モデルルームは誘惑がいっぱい
  • 5. 青田買いでも失敗しない方法
  • 6. 契約までがあなたの人生を決める
  • 7. 内覧会は最後の勝負
  • 8. 住み始めたら後戻りできない、不測の事態が起きたとき
  • エピローグ 自分のライフプランを実現できる家
  • 少し長めの「おわりに」
  • 巻末資料

http://www.xknowledge.co.jp/book/detail/76780553


Q&A形式で、マンション購入前に知っておくべきこと、考えておくべきことが幅広く書かれています。どちらかというと、建物や、購入手続き全般などに重きが置かれていて、住宅ローンなどに関してはほとんど記載はありません。

ただし、この本は単なるマニュアル本ではありません。マンション、不動産業界に身を置きつつ、本当に消費者(購入者)のことを考えて書かれている本だと思います。以下の記述からの著者の思いが伝わってくると思います。

人から与えられたチャンスに乗っかるのではなく、自分が「本当に欲しいと思ったとき」に、「本当に欲しい物件」を買うこと。シンプルですが、実はこれが最も満足のいく購入のタイミングなのです。

どうすれば不動産を介して私たちは幸せになれるのか。

これだ!という答えはありません。けれども、本書を通して「自分の望む生き方は何か」「自分のライフプランを実現できる家は何か」と、考え直すきっかになれば幸いです。
不動産を抜きにしたライフプランはありえません。不動産を介してみなさんが幸せになれることが、私たちの願いでもあります。なぜなら、ひいてはそれが日本という国を豊かにすることにも繋がると、私たちは信じているからです。 (P.277)


家を買いたくなったらを読んだときも思いましたが、マイホームって、人生、ライフプランを左右する大きな買い物だと思います。その後の30年とか、40年とかの長期的なライフプランを十分考えてから購入するべきなのだと思います。

それでも、なかなか予定通りには行かないのが人生だと思いますが。


著者の関連ページの一部です。

不動産の達人 株式会社さくら事務所

★長嶋 修(不動産コンサルタント)の『ズレズレなるままに』

長嶋 修 公式ホームページ

ぼくが読んだのは古い方ですが、今から読まれるのであれば以下の改定増補版の方がよいかと思います。

物件調査のプロが明かす絶対に後悔しないマンション購入術○と×
長嶋 修
4767805538

 本書は、2003年12月に初版を刊行し、「マンション購入ガイドの定番本」として、マンションの購入を検討されている方々に好評を博した同名の書籍の改定増補版です。耐震偽装事件や金利の上昇、マンションスペックの向上、立地の変化、管理問題ほか、分譲マンションを取り巻く大きな環境の変化を受けて、ページ数を新たに48頁増やして大幅加筆するとともに、内容を全面的に見直してさらにパワーアップしています。巻末には、モデルルーム訪問時や販売員との折衝、契約時にすぐに役立つ、詳細なマンション購入チェックシート(不動産編/建物編)付きです。

http://www.xknowledge.co.jp/book/detail/XK9784767805535

高く売れるマンション暴落するマンション―資産価値を絶対下げない85ポイント
稲葉 なおと
4062107643


高く売れるマンション 暴落するマンション

内容紹介

「住み方」「売り方」「選び方」で数千万円の大差がつく!

値下がりするもの・しないもの、その決定的なちがいは何だ?マンションをはじめて買う人から高値買い替えをねらう人まで必要不可欠な知識を網羅した、これ以上やさしく書けない最新版マンション百科!

目次

1 高く売れるマンションを手に入れる秘訣
2 金持ちマンション 貧乏マンション
3 お得なマンション 大損マンション
4 「管理」をグレードアップして将来高く売れるマンションに!
5 マンションを高く売る!

http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2107643


誤解だらけのマンション選びにトラメルさんから頂いたコメントで教えて頂いたのがこちらの本です。

マンションの購入を検討されている方には必読の書かもしれません。これは目からウロコ、本当にオススメです。

  • マンションのチェックポイントには、買った後でも自分の力で「変えられるもの」と「変えられないもの」がある。
  • 「変えられないもの」のチェックが重要
(P.14)

ここで、「変えられるもの」は

  • 間取り
  • インテリア
  • 収納
  • 洗面台
  • システムキッチン

などであり、「変えられないもの」は、

  • 立地条件
  • 箱としての基本性能

です。

ここであまり聞きなれない言葉が「箱としての基本性能」だと思います。

これは次のような内容です。

箱としての基本性能

  1. 箱としての住み心地
  2. コンクリートで囲まれた箱が、 いかに良好な住環境を確保しているか。

  3. 箱までのアプローチ

  4. 箱を取り囲む共用部分のうち、箱にたどり着くまでの通路、
    つまりアプローチがいかに快適で安全であるか。

  5. 箱に住むための管理の仕組み

  6. 箱に住む人たちの生活にトラブルが生じないような、
    管理上の仕組みが追求されているか。

例えば、住む人に快適なように寝室が作られているか、バルコニーが作られているか、プライバシーや風通しが確保されているか、などといったことがイラストを使ってわかりやすく説明されています。

この本を読んでから、明らかにマンションのチラシの見方が変わりました。チラシを見るだけである程度は、よさそうだなぁ、とか、これは住みにくそうだなぁ、といったイメージがわくようになりました。

どのくらいこの本が売れているのかわかりませんが、マンション購入(予定)者の多くの方がこの本を読めば、マンションのクオリティの向上につながるかもしれません。ということで、マンション購入を検討されている方は、ぜひ読まれることをオススメします。


ちなみに、同じく稲葉なおとさんによる誤解だらけのマンション選びの改訂版である以下の本もオススメです。こちらは前著同様、具体的な物件名や会社名とともに解説がされているので、「高く売れるマンション暴落するマンション」を読んでから、具体例を学ぶという意味で読まれるのがよいかもしれません。

こちらの改訂版では、管理に関する部分を強化されていて、管理委託契約書の見本や、各社の管理委託契約書の主要項目徹底比較なども掲載されています。

誤解だらけのマンション選び〈2000‐2001年版〉
稲葉 なおと
4062098725

中古マンションのリノベーション戦略―不動産再生の知的集団インテリックスの挑戦
鶴蒔 靖夫
4872182472


先日、ブランド立地マンション現地見学ツアーに参加してきたことは書きましたが、その時に知った、中古マンションのリノベーションを専門しているインテリックスという会社について書かれている本です。

様々なところで、日本の住宅もスクラップ・アンド・ビルド型から、ストックとしての住宅の蓄積が言われているようですが、現在のリフォームブームは一時的なものではなく、長期的なトレンドとして、中古住宅が見直されていくのかもしれません。

先日、実際にインテリックスによってリノベーションされた、リノヴェックスマンションを見てきましたが、リノベーションされた後の物件は本当に新築そのものでした。もちろん外観だったり、共用部分に古さは出てしまいますが、実際に生活する時間帯が長いのは専有部分ですから、そこが快適であり、価格も新築と比べてかなり安いのであれば、生活していくにあたっては十分なのではないかと思います。

ただ、中古マンションの場合、やはり気になるのが建て替え問題。築30年、40年と経過した時点で、管理組合で話し合いが行われ、方向性が決まっていくと思うのですが、その時にどのような意思決定がなされるのか。自分の専有部分は快適だから建て替えの必要はないし、、、なんて思っていても、全体として建て替えましょう、なんて話になってしまったら、、、

こんなことを考えていると、なかなか買うという選択肢には踏み切れません。そのあたりをあまり考えなくてよいという意味では、自分が生きている間はとりあえず住めればいいかな、もしくはそこそこ(30年とか?)使ったら売ってしまえばいいかな、なんて選択肢が十分可能な新築マンションを購入という選択肢も出てくるかもしれません。でも、やはり一般的には、割高な気がしてなりません。

結局は、賃貸が気楽でよい気がします、、、

週刊 ダイヤモンド 2009年 3/7号 [雑誌]
B001RCKQMC


ダイヤモンドの最新号で、マンション購入に関する特集が組まれています。

実際のところどのくらい値引き交渉できるのか?、どの地域、どのマンションが下がっているのか?など、けっこう詳しいデータも載っているので、現在購入を検討されている方には参考になるかと思います。

決算期を考えると、2月から3月1週目あたりが、価格交渉のチャンスのようです。それを過ぎてしまうと、売主側も値下げのインセンティブは低下してしまうのかもしれません。

超高層マンションの選び方・買い方・住まい方―物件のチェック方法から資金計画まで
山下 和之
4534035225


書籍概要

リーズナブルな物件も登場し、首都圏のみならず地方都市でも人気を博している超高層マンション。そこで超高層の「選び方・買い方・住まい方」の3点から、物件情報の入手や建物チェックのしかた、ローン等の実用知識まで、写真や図を交えしっかり解説。


目次

はじめに

Section1 超高層マンション暮らし

 超高層マンションは何階建てから?  10
 わが国での歴史はようやく四半世紀  12
 バブル時には「高い物件」ほど売れた  15
 「バブルの塔」も超高層マンションに衣替え  17
 企業のリストラで超高層マンション適地が続々と  19
 企業会計の厳格化でさらに拍車が  22
 都市部の再開発にも拍車がかかる  23
 消費者の関心高まる超高層  26
 超高層は将来の資産価値面でも有利?  28
 四半世紀分をわずか数年で上回る供給  31
 タテにもヨコにも広がる超高層プロジェクト  34
 価格的にも庶民の手の届く範囲に  36
 平方メートル単価をみるとむしろ割安の物件もある  37
 バブル時並みの倍率98倍の人気物件も  39
 30代の中堅層が購入の中心に  42
 都心近くの物件はやはりちょっと高め  44
 熟年世代の都心回帰も始まっている  46
 低い金利も超高層ブームの要因に  48
 所得が多いほど、ローンが多いほど控除が多くなる  50
 超高層マンションの売れ行きも二極化時代に  52
 物件の見極めが鋭く問われるようになっている  55


Section2 超高層マンションの生活

 都心の活性化が都市の魅力をつくる  60
 都心部の超高層化にはいっそうの拍車  63
 超高層化が進めば住みやすくなる  66
 リバーサイドの物件も魅力的  68
 手頃な価格なら郊外型の超高層マンション  71
 10m以上のワイドスパンも  73
 郊外型超高層マンションの間取りは?  77
 超高層マンションでの生活ってどんなもの?  79
 超高層マシンョンには有名人が多い?  82
 下の階を買うと劣等感を感じないか  84
 生活の上で気になる話あれこれ  85
 超高層ライフを体験してみる  99
 超高層の賃貸に住んでみよう  101


Section3 超高層マンション選びはここをチェックする

 Check01 超高層建築技術は日々進化している  106
      日本の建築技術のいま
 Check02 免震構造の超高層も増えている  108
      地震大国ニッポンだからこそ発展
 Check03 梯子車の届かない上層階はどうする?  110
      防災対策も知っておこう
 Check04 耐久性への影響が大きい給排水管  112
      メンテナンスフリーが不可欠
 Check05 超高層では音の問題は大丈夫?  114
      建物の構造と間取りに要注意
 Check06 地球にやさしい超高層マンション  116
      IHなら家計にもやさしい
 Check07 共用部分も専用部分もバリアフリーが常識  118
      20年後、30年後を見据えた選択
 Check08 超高層マンションの共用施設  120
      自分たちには何が必要なのか
 Check09 とても大切な長期修繕計画  122
      4年後には鉄部塗装などが始まる
 Check10 分譲時は積立金を少なくする傾向  124
      でもすぐに値上げが必要になることも
 Check11 超高層の管理はどうなっている?  126
      充実の一途をたどるサービス
 Check12 規模のメリットを生かせる超高層  128
      充実した内容の割に管理費はそう高くない
 Check13 マンションの周辺をみておこう  130
      生活環境は自分の手では変えられない
 Check14 生活の利便性も大切な要素  132
      買物から医療機関まで細かくチェック
 Check15 大規模物件ならではのポイントもある  134
      全体計画とのバランスが肝心
 Check16 単独の物件でも空間にはゆとり  136
      敷地内と周辺の関係を要チェック
 Check17 南側にバルコニーがない物件も  138
      タワー型の超高層はどこを買うか
 Check18 ワンルームタイプからペントハウスまで  140
      間取りプランが多いのも最近の傾向
 Check19 住戸内の設備も最先端を走る  142
      インターネット対応も標準化
 Check20 セレクトメニューや間取り変更自由も  144
      自分たちだけのプランをつくる
 Check21 上層階、中層階、低層階の違い  146
      メリット・デメリットを知っておく
 Check22 20階分の差が1000万円の差に  148
      高さと値段の関係をチェック


Section4 超高層ならでのメリットも少なくない

 Check01 住宅には10年間の性能保証がある  152
      ただし構造部分と雨水浸水部分だけ
 Check02 住宅性能表示のある物件を買おう  154
      比較検討しやすく、信頼感も高まる
 Check03 性能評価書の読み方  156
      すべてのランクが高いのがいいとは限らない
 Check04 超高層マンション販売のしくみ  158
      どこが企画し、建てて、売るのか
 Check05 超高層は大手から中堅まで広がる  160
      ゼネコンの施工実績をチェックする
 Check06 デベロッパーはここをチェックする  162
      実績と経営状況を確認しておこう
 Check07 超高層ではジョイントベンチャーが主流に  164
      規模が大きくなるほど複合化が進む
 Check08 管理のしくみと管理会社のチェック  166
      管理業務について理解しておこう
 Check09 超高層マンション情報の探し方  168
      どこで、どんな情報が手に入るのか
 Check10 不動産広告は小さな文字に注目  170
      キャッチコピーに踊らされてはいけない
 Check11 完成時期と入居時期は一緒じゃない  172
      入居までのスケジュールの確認
 Check12 入居までの期間の変化を見通す  174
      期間が長いと様々なリスクも増える
 Check13 引き渡しまでの万一に備える知識  176
      どんなときに手付金が戻ってくるのか
 Check14 引き渡し後の手続きもスムーズに  178
      住民票の移動から免許の手続きまで
 Check15 超高層マンションの資金計画の基本  180
      通常は公庫融資をベースに
 Check16 「都市再生融資」なら8割まで融資  182
      資金計画が格段に有利になる
 Check17 民間の新型ローンも続々と登場  184
      公庫より使い勝手がいいローンもある
 Check18 優遇金利制度で少しでも有利に  186
      店頭金利で借りる人はいない?
 Check19 諸費用は価格の3%が目安  188
      銀行によっては諸費用の融資もある
 Check20 買った後にはメンテナンスが必要  190
      共用部分は所有者全員が計画的に補修する
 Check21 専用部分は自分の責任で維持管理  192
      意外にかかる自分の部屋のメンテナンス費用
 Check22 住宅ローンも定期的にメンテナンス  194
      繰り上げ返済などでトクすることも
 Check23 入居した翌年にはローン控除の申告  196
      最高年額50万円が返ってくる
 Check24 定期借地権の超高層も増えている  198
      通常の所有権より2、3割安くなる
 Check25 親からの援助には贈与税の特例を  200
      550万円までは税金がゼロで済む

http://www.njg.co.jp/kensaku_shousai.php?isbn=ISBN4-534-03522-5


超高層マンション、暮らしてみれば…が実体験を綴ったものであるのに対して、こちらは、超高層マンション購入を検討する際に考えるべきことが、体系的にまとめられている実用書です。

超高層マンションという意味では、特に次の部分が参考になりました。

生活の上で気になる話あれこれ  85

  1. 洗濯物や布団はどうするの?
  2. 水の出は悪くない?
  3. ガスが使えない物件は多い?
  4. 超高層マンションは涼しい?
  5. エレベーターは渋滞しない?
  6. ケータイが通じないって本当?
  7. 毎朝新聞を1階まで取りに行く?
  8. ゴミは地下まで持っていく?
  9. 建物内に買物施設があるといいことづくめ?
  10. 深夜のエレベーターは怖くない?
  11. 上層階は子育てによくない?
  12. ノンタッチのオートロックが主流に
  13. なにかと便利な宅配ロッカー

生活の上で気になることについて、いろいろな事例を紹介しています。買うにしろ、借りるにしろ、このあたりはかなり気になります。

もちろん各マンションによって実際の運営方法は様々だと思われますが、ケーススタディとしてはかなり参考になるかと思います。誰だって新聞を毎日下まで取りにいくのは面倒なわけで、それをどのように解決しているか、ありうる解決策を知っておけば、購入後自ら提案して不便を変えていくことも可能かもしれません。


一部、一般的なマンションに対する記述と重複している(超高層マンション固有ではない)と思われる箇所もありますが、超高層マンション購入を検討するのであれば一読の価値はあるかと思います。

いろいろ知れば知るほど、買うのは難しいなぁ、と思います。


超高層マンション、暮らしてみれば…
加藤 純子
406211352X


超高層マンション、暮らしてみれば……

内容紹介

十数年の実体験で書いた住み心地のすべて!

やっぱり揺れるの?バルコニーで植物は育つの?風は強いの?台風、雷のときってどう?子どもは大丈夫?高度感覚がマヒしない?修繕に時間がかかるんでしょ?火事のときはどうだった?
――そんな疑問にお答えします。

超高層の魅力はなんといっても、その眺望にある。解放感のある空間から、煌めく都市の夜景が、日々、思いのままに満喫できるのだから。それがハレの日の出来事ではなく、日常なのだ。――あとがきから

目次

第1章 超高層マンションに引っ越しだ!
第2章 インテリジェントマンションの生活が始まった
第3章 想像以上の風と音
第4章 子どもと老人と健康問題
第5章 超高層マンションの経済学
第6章 「タワーリング・インフェルノ」実況版
終章 終(つい)の住みかを生きる

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昨年末から今までいろいろとマンション関係の本を読んできましたが、一般的な本から徐々によりテーマを絞った本へと進んできました。この本は、いわゆる「タワーマンション」(「超高層マンション」との区別など、厳密な定義はないようですが、、、)の体験談です。


超高層マンションに10年以上住んでいる著者が実体験を語っています。

やはり何といっても、眺望はいいようです。

しかし、超高層マンションならではのいろいろなメリット、デメリットがあるようで、購入を検討されている方にはそれなりに参考になるかと思います。

南向きはかなり暑い、固定資産税が意外と高い、トランクルームは借りれるときに借りておく、火事の時はどんなだった、などなど、失敗談なども含めてありのままに書かれているという印象です。

実用的な本というよりは、読み物的な本ですが、超高層マンション特有の、幅広い意味でのメリット、デメリット、リスクを事前に把握しておくには、貴重な本かもしれません。

誤解だらけのマンション選び
稲葉 なおと
4062086700

大手なら安心と思い込んでいませんか? 設計者の顔が見たいブザマな間取り。「貧乏人用はこの程度」と言わんばかりの安手な造り。不要なアクセサリーで飾りたてれば「近ごろ先進のマンション」!?不動産会社名と物件名をあげて、かゆい所に手が届く、マンション選択の新基準!

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この本は実際のマンションを具体例に出しながら、マンションの選び方の基本について書かれています。イラストや図も載っていてわかりやすい本だと思います。


ところが購入者の多くは、将来購入者独自の判断では勝手に変更できない肝心なポイントをきちんとチェックしないで、自分さえ決断すればいつでも変更できる内容にばかり目が行ってしまう。多少気に入らない点や、チェック洩れがあったとしても、それはあとからいくらでも変更できるようなポイントばかり気にしているのである。(P.21)

このポイントは非常に重要だと思います。購入後、手を加えて変更できる部分と、個人ではどうやっても変更できそうにない部分があり、後者が悪いとどうしようもない状態におちいってしまうかもしれません。よく「マンションは管理を買え」と言われますが、まさにこういった視点だと思います。


間取りでまず重要なのはマスターベッドルームであり、リフォームするとき大工事になってしまう水まわりスペース、つまりキッチン、バスルーム、それに洗面室にトイレといった場所だと思う。これらの場所についてそれぞれ快適であることが間取りの善し悪しを判断するうえでの大前提だと思うのだ。(P.35)

マスターベッドルームが隣室や廊下と接していて、しかもその壁が薄くて音を通しやすい、なんてことになるとゆっくりと眠れる場所が確保できなくなってしまうようです。また、水まわりのリフォームはまったく不可というわけではないのでしょうがとにかくお金がかかるようです。


建築の世界に、「神はディテールに宿る」という有名な言葉がある。建物を企画し設計した人の姿勢やセンスは、ディテールと呼ばれる細かな納まりの部分にこそ表れるのだ。マンションでもまさにこの言葉が当てはまる。(P.133)

住む人のことを考えてディテールにこだわっているマンションであれば、大きな間違いは少ないのかもしれません。


購入を検討しているマンションの管理の具体的な中身を知るには、売買契約締結までに渡される三つの書類の内容を検討するしかない。管理規約、使用細則、そして管理委託契約書である。(P.145)

後は、実際に住んでいる方に直接話を伺えたらベストでしょう。


私自身、マンションに限らず建物の設計と施工は、まったく別の会社に任せるべきだと思っている。建設会社が設計も施工も請け負うという、いわゆる設計施工スタイルは、工事費用のコストコントロールについても、現場監理の質においても、そして将来のメンテナンスという点でも、どうも百パーセントは信用できない。(P.211)

設計と施工は別会社になっていた方がよいという話は別の本にも書いてありました。業界では常識なのかもしれません。


この本ではマンションの一般的な選び方(第Ⅰ部 基本性能別マンションの選び方)に加えて、第Ⅱ部として、「不動産会社系列別マンションの選び方」として、具体的に会社別の特徴などについても書かれています。ここまで書いてある本は今まで読んできてもあまりなかった気がします。


まじめにやろうとするとマンション選びは本当に大変ですね。

住まいのプロが教える30の警告 「この街」に住んではいけない!
中川 寛子
4838718470

毎日を楽しく、気持ちよく、そして安心して過ごしたい。誰もが持つあたり前の思いです。その基本となるのが、「住む街」と「住む家」。ところが、「街選び」「家選び」が間違えだらけ、だったらどうしますか? じつは、驚くほど間違えだらけなんです。そう指摘するのは、「住まいのプロ」として知られる、カリスマアドバイザーの中川寛子。オールアバウトでも人気ナンバーワンのガイドとして知られています。

住まいのプロが教える30の警告は、「街選び」が防災編、防犯編、便利さ編、快適さ編、「家選び」が建物編、住戸編に分け、その驚愕の危険性とその理由、回避する方法の数々を詳しく紹介。図表あり、写真あり、イラストあり、データも満載の見やすく、わかりやすい解説つきです。
首都圏ばかりでなく、関西圏、中部圏などの大都市圏のデータを網羅した画期的な内容で、全国の都市生活者すべてのお役に立つ必読の一冊です。

内容の一部をご紹介します。「地震国日本では20m以上も以下も危ない」「サンズイの街、希望の街には複合的な危機が」「4歩で横断できる道ばかりの街では火災に注意」「公園のトイレが汚い街は夜道が危ない」「空き巣はコンビニの多い街が好き」「親の最大関心事、いじめ問題は下駄箱に出る」「腐ったサトイモを売っているスーパーのある街は、物価が高い」「緑豊か。でもダメな環境もある」「相場より1割以上安い物件には手を出すな」「トイレをけちる物件は鉄骨もけちる」「縦型の鍵穴は空き巣好み」……etc

一人暮らしの女性、新生活で家を探している人、引っ越しを考えている人、家やマンションの購入を予定している人、犯罪に巻き込まれたり、巻き込まれそうになった人。この本を読むと、快適で安心・安全な「住む街」と「住む家」が見つかります!

http://www.amazon.co.jp/住まいのプロが教える30の警告-「この街」に住んではいけない-中川-寛子/dp/4838718470


この本は、「街選び」および「家選び」に関する基本的な考え方が書かれています。具体的には上にも引用したとおり、大きくは

  • 「街選び」:防災編、防犯編、便利さ編、快適さ編
  • 「家選び」:建物編、住戸編

と分かれていて、それぞれについて基本的な考え方が書かれています。

建物の基礎の重要性、水害を避けるためにはハザードマップをチェックする、といったことから、子供が通うであろう学校のチェックの方法、そして、トイレを見て物件を評価する方法までカバーされている範囲は広いです。

全てを満たす物件を探すのは難しいと思いますが、検討するときに、どういった視点があって、自分は何を重視したいのか、を明確にするためには知っておいて損はないかと思います。

いろいろ本を読んでみて、本によって見方も結構違うのですが、結局は自分にとって重要な点を明確にし、それを満たす場所に家を買えば、満足度は最も高くなるのではないかと思います。

とは言っても、建物自体の質とかは重要ですし、気にする場合は地盤とかも考慮に入れておきたいところだとは思いますが。

良質なマンションを手に入れる (生活人新書)
村上 健
414088214X


永く住み続けるために本当に大切なのは何だろう

マンションは人生最大の買物。主役は当然買主のはずが、売手のペースにはまっていた、ということも起こりがち。でも、「素人にはどうせわからない」と簡単に諦めてはいけない。マンションを見る目や判断力は努力次第で身に付くもの。納得できる住まいを掴むための知恵とヒントを、実例を交えて紹介。

http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=00882142007


住宅性能評価書がついている物件はある程度信頼性が高いものですが、設計性能評価書だけではなく、建設住宅性能評価書も付いているかを確認しましょう。 (P.25)

こういうポイントは、専門家でなければわからないでしょう、、、


売主と販売会社とは、もちろん同一が理想です。 (P.26)

設計と施工に関しては、違う会社が行うのは、逆に良いことなのです。 (P.28)

マンション開発に携わる会社間の利害関係がうまく働き、良質なマンションができあがる場合もあれば、馴れ合いの関係になって悪質なマンションが出来上がってしまう場合もあるようです。

簡単に言えば、良質なマンションを作るためには、やはり材料にもこだわる必要があります。しかし、良い材料を使うとコストが上昇します。一定の利益を保ちつつ、良質なマンションを適当な価格で提供するには、関係会社間に適度なバランスが必要のようです。

企業でいう、株主、経営陣、従業員などステークホルダー間の利害関係に似ているかと思います。これらのバランスが重要であるということです。株主至上主義では、結局バランスが壊れてしまって、長期的な存続は難しいことがわかってきたわけですし。


床については後述しますが直床ではなく、二重床のほうが良いのですが、壁は逆に、二重ではなく、クロス直貼り工法がいいといわれています。 (P.39)

こういう点って、一般的にはどのくらい考慮して購入されているのでしょうか。まあ、気にしすぎても買えなくなる気がしますが。


満足のいくマンション、良質なマンションを手に入れる。これはすべての購入者の熱意にかかっています。どんなことも人任せにせず、どんな場面でも、その目的のために努力を惜しまない人が、手に入れられるものなのです。

私はこれからも、そうした人たちのお手伝いをしていきたいと思っています。 (P.202)

結局は、ここが一番大事なんだと思います。人任せにせず、自分でやる。

勢いで買ってしまって後悔する、なんてことのないようにしたいですね。大きな買い物ですから。

どこ住む?東京 ’09―駅周辺生活便利ガイド 住みたい街が必ず見つかる! (昭文社ムック)
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東京のどこに住むのが幸せかとタイトルは非常に似ているのですが、中身はまったく異なりました。

こちらは大学などで地方から初めて東京に出てきた人が、どこに住もうかを決める際に参考となるような情報が載っています。各駅周辺の1R、1K、1DKの家賃相場や、駅前にどのようなお店がならんでいるか(スーパー、コンビニ、レストラン、100円ショップなど)などが載っています。ターミナル駅からの終電時刻や、駅前の駐輪場に関する情報なども載っています。

東京の全駅ではありませんが、かなりの部分をカバーしているので、各地域がどのような町の雰囲気なのかをつかむにはよいかもしれません。

載ってる駅に関しては、けっこう細かく載っているので、わざわざその町に実際に行って見なくても駅の周りの様子はだいたいつかむことができます(最近は、グーグルマップでかなりつかめてしまう気もしますが)。

東京でも今まで行ったことのない場所に、ものすごい商店街が発達していることがわかったりして、けっこう楽しめました。

マンションはこうして選びなさい―マンションの販売価格はこうやって比較しなさい
ダイヤモンド社
4478680221

はじめに

巻頭対談
「マンション業界は淘汰の時代へ。本当に良いマンション、一流の不動産会社を見分けるには?」

第1章 〔失敗しないモデルルーム見学〕
  モデルルームのイメージにされないで、設計図、仕様書をチェックしなさい!
   碓井建築オフィス代表 碓井民朗

  豪華なモデルルームがなぜ、こんなにつくられるのか?
  モデルルームと希望住戸は違って当然。必ず希望住戸の図面をもらいなさい!
  モデルルームは演出とオプションだらけ。見かけのイメージにされるな!
  モデルルームの見学時に、ぜひ持って行きたいグッズはこれ
  信頼できる営業担当者は、ここで見分けなさい
  設計図書は情報の宝庫だ。できれば専門家にチェック依頼しなさい!
  マンションの販売価格は、こうやって比較しなさい!

第2章 〔賢い間取りのチェックポイント〕
  良い間取りかどうかは、まずは良い動線(どうせん)になっているかチェックしなさい!
   碓井建築オフィス代表 碓井民朗

  30年前と変わらない「羊羹の輪切り」と「田の字型」
  良い間取りの条件は、スムーズな動線設計にあり
  「広さ」や「高さ」といった空間の広がりも良い間取りの条件だ!
  70平方メートル程度の3LDKなら、リビングや洋室は長方形が使いやすい!
  収納率の計算方法は、デベロッパーによって違うので要注意!
  使いやすいキッチンかどうかはここで見分けなさい!
  トイレを見れば、設計者の力量が一目瞭然だ!
  浴室の広さは1317で十分、照明やシャワーホースにも注目を
  洗面室には、収納棚付き三面鏡やリネン庫があると便利だ!
  メゾネットや超高層では、掃除できない窓に注意!
  玄関はちょっとした工夫で使いやすく、広く見える
  主寝室はベッドを2つ並べられるスペースの確保が基本
  方角による住み心地の違い、あなたはどちらを選ぶ?
  階数による住み心地の違い、あなたはどちらを選ぶ?

第3章 〔共用施設は見かけにご用心〕
  必要な共用施設、不要な共用施設を見分けなさい!
   碓井建築オフィス代表 碓井民朗

  使いもしない共用施設のオンパレード、こんな目くらましに惑わされるな!
  駐車場は85%もあれば十分。むしろ、セキュリティ対策などに注意を
  住んでみてびっくりの駐輪場。2段式は女性、子供には使えない
  オートロックに過信は禁物、新たなセキュリティ対策が課題だ!
  50戸に1台が目安でも、エレベーターは多いほうが便利だ!
  外廊下の屋根や庇のカットは、日影規制への安直な対応が原因だ!
  下駄履きマンションはトラブルの可能性大。避けたほうが無難だ!

第4章 〔本当にうれしい設備仕様とは〕
  手抜きした設備になっていないかここをチェックしなさい
   碓井建築オフィス代表 碓井民朗

  建具の高さをそろえることこそ、空間の美しさを生む
  電気設備は、増量の可能性やコンセントプレートの設置方法に注目
  遮音性や耐久性を左右する排水管は、鋳鉄管がベスト!
  細部の納まりにこだわるのが、良心的なデベロッパーの目安だ
  ランニングコストが驚くほど高い床暖房は、使わない設備NO.1だ!
  リビングの奥にある中和室には、エアコンが必需品だ
  気密性が非常に高いマンションでは、換気設備にもっと目を向けなさい!
  最近人気のディスポーザーは、遮音対策が不可欠だ!
  もはやマンションでも不可欠な防犯対策、本当に重要なのはココだ!
  バリアフリー対策では、このポイントをチェックしておきなさい!

第5章 〔確かな安心は確かな構造から〕
  知っておきたいマンション構造の基礎知識
   碓井建築オフィス代表 碓井民朗

  マンションの構造についてこれくらいは知っておきなさい!
  地盤の悪い立地のマンションは、大地震で杭が損傷する危険あり
  流行の「アウトフレーム逆梁工法」は、こういうふうになっている
  外壁はすべて二重配筋で誘発目地もあるのが一流デベロッパー
  戸境壁はクロス直貼のほうがむしろ遮音性が高い
  間仕切り壁の石膏ボードは12.5mm厚が一流の証だ!
  床・天井は二重構造が一般的だが、遮音対策には注意しなさい!
  窓枠、ドア枠は外壁から引っ込めて取り付けるのが基本だ!
  誰でも気にする「天井高」より大切なのは「階高」だ!
  床の遮音性は、スラブ厚と梁間面積で決まる
  「自由設計」のSIマンションは、音のトラブルが多発
  超高層マンションの弱点は遮音性と雨漏りだ!
  免震構造は、コストと効果のバランスが疑問だ!

第6章 〔立地・環境はココを見落とすな〕
  マンションを買うとは立地・環境も買うということだ!
   (株)さくら事務所代表 長嶋 修

  マンションを買うのは建物とともに立地や環境も買うことだ!
  用途地域を見れば環境変化の可能性がわかる!
  隣に空き地や工場、駐車場などがあれば何か建つと考えて間違いなし
  通勤・通学にかかる時間は条件を変えて何度もチェックしなさい!
  あったら便利な施設、あると気になる施設
  将来のリスクに備えるため周辺の賃料相場を確認しなさい!

第7章 〔失敗しない契約手続き〕
  契約前に不明な点は何でも何回でも質問しなさい!
   (株)さくら事務所代表 長嶋 修

  マンション購入、手続きはこうなっている
  「重要事項説明」は契約前に不可欠、不明な点は何でも質問しなさい!
  契約書では、デベロッパーに有利な条項や特約に注意しなさい!
  どんなとき解約できるか、よく知っておこう
  購入をやめられるかどうかは、タイミングによって違う

第8章 〔内覧会は物件チェックの最終関門〕
  内覧会はここをチェックしなさい!
   (株)さくら事務所代表 長嶋 修

  内覧会とは「完成お披露目」、きちんと準備し説明するのが当然だ!
  内覧会ではここを見る、こうやってチェックする
  不具合の発生や修正には、一定のパターンがある
  なぜ、素人でもわかるような仕上げの不具合が起きるのか?
  年度末ほど突貫工事が多くなり、いいくるめる担当者も増えるので注意

第9章 〔資金計画の落とし穴、教えます〕
  危ない資金計画で住宅ローンを組んではいけません!
   ファイナンシャル・プランナー 深田晶恵

  モデルルームで立ててくれる資金計画は危険がいっぱいだ!
  頭金のほか、こんなに諸費用がかかることを忘れずに
  住宅ローンは、長期固定金利のものから借りなさい!
  返済期間は最長年数にするより、できれば短めにしなさい!
  10年後、定年のときなど節目でのローン残高をあらかじめチェック

第10章 〔マンション管理の真実〕
  管理委託費は、確実に20%安くできる
   (株)ソーシャルジャジメントシステム代表取締役 廣田 茂

  「マンションは管理を買え」という言葉の本当の意味とは?
  管理費は「上手に使うお金」、修繕積立金は「確実にためるお金」
  マンションの管理方式には3パターン。当初はおしきせの「全部委託」から
  管理委託費は当初の額から確実に安くできる。問題は、いつ見直すかだけだ
  管理委託費は安ければいいというものではない。大切なのは質を高めることだ
  マンションを購入する前に「管理」についてここをチェックしなさい!
  管理の視点から避けたほうがいいのはこんなマンションだ
  良い管理会社、信頼できる管理会社を見分けるポイントはここ
  管理会社を変えるのは最後の手段。情報提供、意見集約などプロセスを大切に
  これからの良いマンション管理には、第三者による「業務監査」が不可欠

第11章 〔一戸建てはこうして手に入れなさい〕
  ここをチェックすれば、欠陥住宅にはなりません
   (株)佐川旭建築研究所代表取締役 佐川 旭

  一戸建てを手に入れるには、いろいろな方法がある
  安心、納得の一戸建て選びのため工法・構造の基本を押さえなさい!
  工事のプロセスに沿って必要なときに必要なチェックをしなさい!
  地盤調査は「標準貫入試験」と「載荷試験」の組み合わせで完璧だ
  耐震性を確保する基本は、バランスのとれた耐震壁の配置だ
  はじめに「通風・換気」。「高断熱」「高気密」だけ進めるのは危険だ
  家族のコミュニケーションを考えたこんな間取りの工夫はいかが?
  自分たちの暮らし方を考えている設備、いらない設備を見分けなさい!
  配慮不足、打ち合わせ不足で起こる設計上の失敗パターンはコレ
  大きな欠陥には必ず理由がある! それを見分けるチェックポイント公開

第12章 〔最後は信頼できる会社選び〕
  危ない会社はここで見分けなさい!
   碓井建築オフィス代表 碓井民朗/(株)さくら事務所代表 長嶋 修

  マンション業界では、「大手」と「一流」はイコールではない!
  デベロッパーのタイプと特徴を知っておきなさい!
  マンション業界の問題を理解するには、マンションのつくり方から
  マンションの価格の裏側にはこんな事情がある
  マンションの販売手法でデベロッパーの体質がわかる
  「設計基準」はデベロッパーの憲法、すべての物件で徹底するのが一流
  マンションではあまり意味のない「住宅性能表示制度」
  欠陥マンションはなぜできるか、その背景を考える
  デベロッパーを調べるには、業者名簿の閲覧から実績、口コミまで
  ひょっとして倒産? 危ない会社の見分け方、教えます

http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-68022-1


マンションを買うとなった場合に、考えるべきこと、チェックすべきことが網羅的にかかれています(そして、なぜか一戸建てを買うときのポイントまで)。

以下の5人の著者によって、各分野ごとに書かれているので、幅広くカバーされており最初の1冊としては最適な本かもしれません。実際の契約の手順や、購入後の管理の仕方(管理組合の活動)なども書かれているので購入前後にやるべきことのイメージがわかりやすいと思います。

著者紹介

碓井民朗
建築設計コンサルタント。1947年東京都生まれ。東京理科大学工学部建築学科卒。(株)松田・平田設計事務所に入所。その後、(株)東急設計コンサルタントに移り、分譲マンションの設計に携わる。日本初のP・P分離など斬新なプランで一時代を画す。2000年同社設計部長を辞し同年、碓井建築オフィスを設立。近著に「一流建築家の知恵袋 マンションの価値107」(講談社+α新書)。
碓井建築オフィス TEL 03-3708-1629
http://www.a-lab.co.jp/usui-office/

長嶋 修
不動産調査 (株)さくら事務所代表、CEO兼会長、主席コンサルタント。中堅デベロッパーの支店長を務めるが、業界の不透明な慣行などに疑問を感じ、購入者の立場に立って調査、相談をする個人向け不動産コンサルティングサービスを提供すべく、1999年に(株)さくら事務所を設立。近著に「物件調査のプロが明かす絶対に後悔しないマンション購入術○と×」(エクスナレッジ)など。
さくら事務所   TEL 03-3661-5277
http://www.sakurajimusyo.com

深田晶恵
ファイナンシャル・プランナー。1967年北海道生まれ。(有)生活設計塾クルー取締役。外資系電機メーカーを退職後、FP資格を取得。FP会社で実務を経験し、98年に独立。個人向けの相談やTV番組、セミナーなどで活躍。近著に「住宅ローンはこうして借りなさい」「生命保険はこうして選びなさい(共著)」(以上、ダイヤモンド社)など。
生活設計塾クルー TEL 03-5342-6250
http://www.fp-clue.com/

廣田 茂
(株)ソーシャルジャジメントシステム代表取締役。1950年生まれ。大学卒業後、セコムに入社。セコムキャド、コスモ80(現セコム情報システム)など情報系関連会社の役員を歴任。退職後の1997年、企業が提供する商品やサービスについて知識・情報の蓄積を行い、消費段階での質や価格について評価するコンサルティング企業として起業。現在にいたる。
ソーシャルジャジメントシステム
TEL 03-3663-1175
http://www.sjsmdn.co.jp

佐川 旭
(株)佐川旭建築研究所代表取締役。1951年福島県生まれ。日本大学工学部建築学科卒。1989年に佐川旭建築研究所を設立。「用」と「美」を兼ね備えた建築を目指し、個人住宅から公共建築まで幅広い実績を持つ。All About Japan?家を建てる?のナビゲーターなどとしても活躍。著書に「つくるならこんな家」(住宅新報社)、「世代を超えた住まいづくり」(IMS出版)など。
佐川旭建築研究所 TEL 03-3405-5992
http://www.ie-o-tateru.com/


この本を読んでぼくが最も気になったのは、マンションの管理費についてです。新築分譲マンションの管理費は割高に設定されていることが多く、見直しをすると最低20%は引き下げ可能だろう、と書かれていました。管理費はもちろんマンションの規模にもよるかと思いますが、月々1~3万円程度かかるでしょうから、20%下がるとずいぶん変わるかと思います。その分を、修繕積立金にまわしておけば、将来の修繕時に追加負担を減らすことができるでしょうから、こういった見直しは重要だと思います。

ちなみに、このマンション管理の部分を担当された著者は、管理に絞って書いた以下の本を書かれているようです。そして、管理の見直しサポートサービスなどを本業として行われているようです。

マンション管理はこうして見直しなさい
ソーシャルジャッジメントシステム
4478680280


さらに、ファイナンスである住宅ローンの部分も同様に、先日紹介した

住宅ローンはこうして借りなさい 【新版】

の方が(当たり前ですが)やはり詳しく載っているので、こちらを一読される方がいいです。


今回読んだ本では本当にさらっとしか書かれていませんので。

賃貸という選択肢と天秤にかけた後で、マイホームを買うという選択をすることになり、かつマンションを購入するという方向性になったら、この本に一度目を通しておくとよいかもしれません。もちろんその意志決定をする材料として、読んでおくのもよいかと思いますが。

最初の1冊としてはよい本だと思います。

理想のマンションを選べない本当の理由
坂根 康裕
4478680310

プロローグ 買ったマンションになぜか満足できない本当の理由
 「失敗しない」マンション選びをすると失敗する
 極端に走る、間違ったマスコミの演出
 信用できない不動産会社はほんの一握りという現実
 買い手は、本当はどこで失敗しているのか?
 内覧会立ち会い検査は投資に値するのか?
 居住性はハードではなくソフトで考える
 理想と現実のギャップを埋める手順
 「掘り出し物」はある!
 理想を引き寄せる7つのセンス

第1章 いまマンションを所有する本当の意味
 (1) 超一流のエグゼクティブはなぜ賃貸に住むのか
 (2) 「借金してまで所有する」ことの本当の意義
 (3) 損得勘定は、「費用対満足度」で計る
 (4) 「賃貸」は住み替えのハードルが低い
 (6) マンションを所有する意味は「居住性」にある

第2章 いったい、いつが本当の買いどきなのか
 (1) 買いどきを決める上で、最も優先順位が高いこと
 (2) 4つの環境要素から「買いどき」を検証
   借り手にとって「思わぬ」有利な住宅ローン金利
   マクロの地価変動に惑わされない
   大型マンション志向なら好環境が続く
   縮小していく税制優遇

第3章 理想のマンションを手に入れるには、どこを見るか?
 (1) 自分にとって最適な業者の選び方
   悪質業者は本当に多いのか?
   会社選びは、居住性につながる
   会社選びは、車選びと同じ視点
   「したい暮らし」が会社を選ぶ
   参入しやすいマンション分譲ビジネス
   業界内の秩序を変えた、ある「事件」
   建物の質を左右するのは、「会社」ではなく「担当者」
   中小企業の判断材料は「優れた企画力」の有無にある
   住宅性能評価制度の有無は指標にならない
 (2) 営業スタッフの質で、会社や物件の信頼性が左右される
   優れた営業スタッフは 「マイナス情報」を開示する
   営業スタッフの力を引き出すのは、あなた自身の役割
 (3) 「化ける立地」の見極め方・掘り出し物の見つけ方
   全体が下がっても、地価が上昇する地域がある
   進化の止まない「恵比寿ガーデンプレイス」
   「化ける街」が備える条件 その1「外来者の『羨望』を集める魅力ある生活施設」
   「化ける街」が備える条件 その2「富裕層に人気があること」
   「化ける街」が備える条件 その3「トータルな交通網の充実」
 (4) 「掘り出し物エリア」のもうひとつのポイント
 (5) 価格決定権を持つ「エリア・ナンバーワンマンション」を狙え!
 (6) 自らの「ライフスタイル・サイズ」を把握せよ
   自分にフィットした洋服は買えるが、家は買えない理由
   なぜ、オーダーメイドブームが広がっているのか?
   将来の変化を見据えて考えるライフスタイル・サイズ測定法
   収納が思ったより少なかったのは、誰のせいなのか?
   自分のライフスタイル・サイズを知らずに家を買ってはいけない

第4章 新築マンションの現地・モデルルーム見学で一番大切なこと
 (1) 現地見学の最適プランニング法
   モデルルームを見る前に必ず現地に行く
   販売センターは予約してから行く
   営業時間のオープン直後を狙って行く
   できるだけ1日でたくさん見て、感覚を磨く
   話題の大型マンションを模範にする
 (2) 販売センターでのベストな行動
   来訪シートに、きちんと個人情報を書く
   資金繰りを把握することで適切な案内ができる
   認知メディアで来訪者の知識レベルがわかる
   販売センター内の展示物は比較材料の宝庫
   立体展示はマンション内比較、住戸選択のときに有効な材料
   青田売りの利点を生かして、カスタマイズを図る
 (3) モデルルームを見る前に、知っておくべきスタンダード
   既製品と特注品を見分ける
   インテリアコーディネーターが関わるタイミング
   採用された設備仕様が定番化するか否か、審美眼を養う
   「ガンガンに使い倒せる間取り」が結局は割安
   主寝室に必要な「スペース」と「静けさ」
   4畳半の子供部屋は、中途半端なスペースになりやすい
   キッチンのトレンド
 (4) モデルルームから物件の善し悪しを読み解くテクニック
   新築と中古とで大きく違うポイント1 開口部
   新築と中古とで大きく違うポイント2 水回り
   「良い家」発掘の鍵は、モデルルームのインテリアが握る
   プロの設(しつら)えは、シロウトでは思いつかない技とアイデアの宝庫だ
 (5) あなただけの「掘り出し物」の見つけ方
   マンションの値付けプロセスにヒントが隠されている
   下層階にこそ、穴場がある
   「一番人気住戸」は「掘り出し度」が高い
 (6) 商談スペースでの資金計算を最大限活用する方法
   金利設定の仕方に、不動産会社の誠意が垣間見える
   自分のメインバンクという発想を持ち、自ら銀行に足を運ぶ
   自分に合った金融機関を見つける
 (7) 厳選した住まいの仕上げ方

さいごに

http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-68031-0


ナンバー1住宅誌「住宅情報」元編集長によるマンション選びに関する本です。

著者の一番のメッセージはおそらく次の部分だと思われます。

レストランでメニューをオーダーするように、あるいはアパレルショップで服でも買うようにマンションを選んでいませんか。持ち運びできない不動産は、見る目を養う機会が非常に少ない。それは誰しも共通している条件です。だからこそ、他の商材のどれよりも慎重に事を運ぶべきなのです。人生でおそらく最高金額になるであろう住宅。自分にとって「価値のあるなし」をもっとしっかり吟味してほしい。そう願ってやみません。 (P.172)


賃貸と所有の単純な数字上の比較ではなく、賃貸、所有それぞれの持つ意味から始まり、自分のライフスタイルを見つめなおすこと、そしてどこにプライオリティをおくかで、その人にとってのベストな選択、購入時期は変わってくることなどが書かれています。

「設備や仕様のグレード感」と「広さ」という2点においての「居住性」を追求したいのであれば「所有」、ライフスタイルへの柔軟性をとるなら「賃貸」を選ぶべきでしょう、と。

そして、居住性を追及するならば、中途半端にしないで、プロのインテリアコーディネーターに依頼してインテリアもきちんと追求するべきだろうと。

結局は、今後の人生をどのように過ごしていきたいか、そのライフスタイルを具体的にイメージできない限りは賃貸を継続し、そのイメージが固まったところで所有に切り替えれば、それはそれで決して遅くはないのかもしれません。

住宅ローンはこうして借りなさい 【新版】
深田 晶恵
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はじめに

プロローグ

第1章 住宅ローンカラクリ編
 誰も教えてくれない住宅ローンのカラクリ
 銀行も不動産業者も教えてくれないローンの落とし穴を教えます!

セールストークに注意!
「売り手発信の情報」をうのみにしてはいけない!

住宅ローンの仕組み・基礎編
返済額は「金利」「期間」「金額」の3要素で決まる!

住宅ローンの仕組み・基礎編
金利タイプは「固定」「変動」「一定期間固定」の3種類

利息計算の仕組み
借金の法則「まずは利息から返済」を覚えておこう!

カラクリ編「変動金利型のリスクとは」
変動金利型で借りるなら、「未払い利息」のリスクを知りなさい!

住宅ローンのカラクリ編
「1%ローン」は3年後に返済額42%アップもありうる!

住宅ローンのカラクリ編
「新築物件の価格は、買った直後に2割下がる」と思いなさい!

住宅ローンのカラクリ編
もし転勤になっても、家を貸して賃料をローン返済に充てればいいってホント?

住宅ローンのカラクリ編
自分の家計がわかるのは自分だけ。一般論に惑わされるな!

マンション広告裏読み術
「家賃並みの返済」「金利0・98%」…、マンション広告のこの文句に注意!

【コラム 賢く借りよう】
日本の住宅ローンには消費者保護がない!


第2章 自分で立てる資金計画編
 資金計画を立てる前に、ここをチェック!
 絶対に失敗しない資金計画の立て方を教えます!

自分で立てる資金計画のポイント
自分のプランは自分で立てる。家賃並みの返済額で借りてはいけない!

あなたはいくら借りられる?
「借りられる金額」と「無理なく返済できる金額」は異なる!

自己資金はいくら必要?
頭金と諸経費を合わせて物件価格の最低3割は用意しておこう!

入居後のランニングコスト
買う前に入居後のランニングコストを見積もっておこう!

無理のない返済額の見つけ方
購入後の家計に負担をかけない返済額はこうやって見つけよう!

無理なく購入できる物件価格は?
無理なく購入できる物件価格はこうやって計算しよう!

親から贈与を受ける場合
親から贈与を受けるなら、贈与の特例を活用しよう!

親から借りる場合は注意
親子でも、お金を借りるときは借用書を必ず作っておこう!

ローン減税は有利?
住宅ローン減税は期待するほどのおトクはない!

入居までのスケジュール
入居までのスケジュールをチェック!【新築分譲・中古・戸建て注文住宅】

【コラム 団塊ジュニアは注意!】
時代が違えば運用法も違う。親のお金のアドバイスは聞き流そう!


第3章 自分で立てる資金計画・実践&チェック編
 プランを作ったらセルフチェック!
 資金計画をセルフチェックしてローンのリスクを徹底的に減らす!

自分の資金計画をチェック!
第2章で立てた資金計画をセルフチェックしよう!

資産とローンのバランスをチェック
バランスシートで資産とローンのバランスをチェック!

正確な手取り額を知ろう
家計を把握するために、まずは正確な手取り額を知ろう

購入直後の家計を予測しよう
家計簿はつけなくても大丈夫。購入直後の家計予測をしてみよう!

買った後の家計を予測しよう
「キャッシュフロー表」を使って、購入後の家計を予測しよう

60歳時のローン残高をチェック
60歳時のローン残高がいくらになるか、借りる前に知っておこう!

返済予定表を作ろう(1)
返済予定表を作ってみよう!【元利均等返済の場合】

返済予定表を作ろう(2)
返済予定表を作ってみよう!【元金均等返済の場合】

どっちの返済がおトク?
元利均等返済と元金均等返済、どちらを選ぶのがトク?

【コラム シングル女性のマンション購入】
衝動買いは危険。マンションは購入リスクを知り、納得してから買おう!

【コラム 手取り収入が減る!】
手取り収入は毎年減少している。決算書で家計の見直しをしよう!


第4章 住宅ローンの最新情報編
 あなたに合った住宅ローンはこれだ!
 多様化した住宅ローンのメリット・デメリットを教えます!

住宅ローンのトレンドを知る
住宅ローンの最新事情を知って、自分に合ったローンを選ぼう!

フラット35はどんなローン?
長期固定金利のフラット35は金融機関によって金利が違うので注意!

フラット35を選ぶポイントは?
金利の低さだけで選ぶより、融資実行日が多い金融機関を選ぼう!

フラット35の仕組みを知ろう
フラット35はリスクを公庫、民間、投資家が分け合っている

民間住宅ローンの特徴を知ろう
民間住宅ローンの主流は変動金利型と固定金利選択型

チェックシートに書き込みながら自分に合った民間ローンを選ぼう!

金利優遇を使いこなそう
銀行の金利優遇サービスを賢く利用しよう!

ちょっと気になる民間ローン(1) ソニー銀行の住宅ローン

ちょっと気になる民間ローン(2) 住友信託銀行の住宅ローン

ちょっと気になる民間ローン(3) 中央ろうきんの住宅ローン

ちょっと気になる民間ローン(4) 三菱東京UFJ銀行の住宅ローン

ちょっと気になる民間ローン(5) みずほ銀行の住宅ローン

ちょっと気になる民間ローン(6) 新生銀行の住宅ローン

いつの金利が適用されるの?
申し込み時より金利が上がることも! 適用される金利はこの日に決まる

財形住宅融資は金利面で注目できる
財形融資なら申し込み時の金利が適用される!

財形住宅融資はどこで借りられる?
財形融資は勤務先によって窓口が異なる。フローチャートでチェックしよう!

公庫ローンはまだ利用できる!
公庫ローンは07年3月まで申し込みOK。金利上昇リスクを抑える裏ワザ公開!


第5章 ローン選びのケーススタディ編
 6つのケーススタディと3つのツボで
 あなたにぴったりの失敗しない住宅ローンが見つかる!

住宅ローン選びに入る前に
ローンのリスク度は一人ひとり違う。あなたの家計のリスク許容度を知ろう!

ケーススタディ(1)「妻は専業主婦、子供が小さいファミリー」

ケーススタディ(2)「妻はいずれ働くけれど、今は専業主婦」

ケーススタディ(3)「現在は共働き、妻は出産後退職するかもしれない」

ケーススタディ(4)「ずっと共働き夫婦を続ける」

ケーススタディ(5)「シングル女性」

ケーススタディ(6)「土地を購入し、建築家や工務店に施工を依頼するケース」

住宅ローン組み方のツボ1
ボーナス返済を上手に使って支払い利息を大きく減らそう!

住宅ローン組み方のツボ2
金利は低いけれど融資手数料が高いローンはおトク?

住宅ローン組み方のツボ3
変動金利から固定金利にノーリスクで切り替えられるローンはあるの?

【コラム このローンはやめておこう】
やめたほうがいいローンと危険な借り方を紹介します!


第6章 契約前のチェック編
 知っておくとトクをするツボが満載!
 契約書にはんこを押す前に、これだけは確認しておきなさい!

税務署チェック編
入居後落ち着いたと思ったら…税務署から「お尋ね」の書類が!

共有名義の持ち分計算法
夫婦で資金を出し合ったときの持ち分計算はこうしなさい!

トクする住宅ローン減税活用術
共働き夫婦なら、妻もローンを組むとローン減税額が大きくなる!

50平方メートルの落とし穴
「52・5平方メートル」でも、減税の条件「50平方メートル以上」を満たしていないことも!

万が一返せなくなったらどうする?
保証料を払ったからといって、万が一のときに借金を免れるわけではない!

イザというときのための団体信用生命保険
契約者が死亡したときのために、団体信用生命保険は入っておきなさい!

火災保険の代理店選びのコツ
火災保険は保険専業のプロ代理店で入るのが安心!


第7章 繰り上げ返済編
 ローンは組みっぱなしではいけない!
 1年後なら返済額は169万円ダウン!繰り上げ返済は早いほどおトク!

繰り上げ返済の2つの方法
ローン総支払い額が大幅ダウン。繰り上げ返済でトクをしよう!

繰り上げ返済は早いほどトク
1年後と20年後では115万円の差。繰り上げ返済は早いほど効果大!

繰り上げ返済の優先順位は?
「高金利、借入額の多いものから順番に」。これが繰り上げ返済のセオリーだ!

繰り上げ返済手数料一覧
手数料は金融機関によって違う。なかには、無料でできるところも!


第8章 住宅ローン見直し編
 数千万円借りてしまった人も大丈夫!
 この見直し、借り換え術があなたの家計を救う!

住宅ローンを見直す前に
早く完済したい、金利上昇が不安、返済額を減らしたい…まずは目的を明確にしよう!

借り換えでトクをする
このケースに当てはまる人は借り換えでローン軽減を!

短期固定の見直し処方箋
短期固定金利と変動金利で借りた人はこう見直しなさい!

返済の条件を見直してみる
返済額増額プランで約362万円のトク!

ローン返済の救済メニュー
収入減、失業…返済がきびしくなったらすぐに借り入れ先に相談しよう!

将来の金利上昇に備えなさい
返済額アップに備えて、家計をスリムに見直しなさい!


巻末付録
 失敗しないローン選びはここから始めよう!
 シートに書き込むだけであなたにぴったりの住宅ローンが見つかる!

後書きにかえて

http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-62068-7


ファイナンシャルプランナーである著者が住宅ローンについて徹底的に解説している本です(ぼくが読んだのは旧版ですが、本質的なところはほとんど同じだと思われます)。


アメリカに住む友人が家を買ったというので、夏休みを利用して滞在させてもらいました。購入前は、数多くの物件の下見や住宅ローン選びでとても忙しかったといいます。

なかでも印象的だったのは、夫婦だけで決めずに家族はもちろんのこと友人にも相談し、より多くの意見と情報をもとに最終決定をしたという話。

彼らは「自分たちだけでは知らないことが多いし、気に入った物件ならなおさら冷静になることが難しい。だから複数の人の意見を聞くことは当たり前だ」と言います。

さて、日本でマイホームを購入する人の場合はどうでしょうか。残念ながら、モデルルームを訪れて販売業者にすすめられるままの資金計画を利用する人が大半です。

つまり、売り手の情報のみで決断しているということ。住宅の売り手となる販売業者も、ローンの売り手となる金融機関も商売ですから、「利用者のメリット」と「今買わないと損」を強調します。デメリットやリスクは教えてくれません。でも、数千万円にもなる借金をするわけですから売り手から得る情報だけで、しかも短時間に決めてしまってはいけないのです。 (P.4)

日本では、住宅を買われている方が実際のところどれくらいまわりの人だったり、専門家だったりに、相談して情報収集しているのかわかりませんが、新築マンションを買われている方はけっこう2~3件のモデルルームを見て、勢いで買われている方もいるのではないかという気がします。

建物としてのマンション、そのマンションの管理状態、立地などの住環境、価格の妥当性、そしてファイナンスである住宅ローン、などマイホームを購入するとなったら同時に考えるべきことが本当にたくさんあると思います。

そして、土地勘がある方なら住環境はわかるかと思いますが、それ以外の点については、たいていの場合は素人でしょう。ぼくの場合、住宅ローンについては概念的にはある程度わかりますが、それでも契約の細かいところは素人ですし、ましてや建物についてはまったくわかりません。

やはりその道のプロにいろいろ教えてもらうのが手っ取り早い方法かと思います。

そういった意味では、この本は住宅ローンに特化して書かれており、住宅ローンの基本的な知識に始まり、具体的な金融機関の選び方、シミュレーションなどかなり網羅的に書かれていて、住宅ローンに関してはこれ一冊をきっちり読めば、とりあえずは問題ないと思います。

個人的には、住宅ローンの(秘)新常識 長期固定に繰上返済はトクしない!?も読んだ上で、変動金利か、固定金利か、自分でよく考えた上で判断できるとよいかと思いますが、なかなか難しいかもしれません。

ちなみに、この本でも

住宅ローン減税は期待するほどのおトクはない!

とある通り、住宅ローン減税はそれほどメリットはないと書かれています。もちろん、人によって条件が違いますから一概には言えませんが。


ということで、住宅ローンに関して勉強するならおすすめの1冊です。

いま、マンションを買うのはやめなさい―「家賃を払い続けるくらいなら…」という価値観を見直せ! (アスカビジネス)
石井 勝利
4756907997

情報に惑わされず、賃貸のメリットを見直せ。
そしてマイホームにじんせいをかけるという「愚か」はやめなさい。

1 過熱気味のマンション販売の実態(バブル期を上回る販売戸数、夢をかき立てる販売攻勢;「マンションは値上がりする!」―いや、あせる必要はない ほか)

2 “マイホームは資産になる”という時代は終わった(あのときの「夢」はもうやってこない;マイホームが資産形成のシンボルであった ほか)

3 それでも「マンションがほしい」と言う人に(持ち家については人それぞれの考え方;マンションの価値の考え方はこのままでいいか ほか)

4 マンションの買い替えを検討している人に(買い替えなら、マンションの売り方が一番のポイント;中古マンションのシビアな査定価格 ほか)

5 マイホームは「借りる」という選択(ひとつのことに大変なお金をかけて一生の制約を買うのか;持ち家と借家の違いはこうだ ほか)

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?&W-ISBN=4756907997


一生賃貸!に続いて、こちらも賃貸派の本です。

全体的な書き方として、「賃貸の方がこういう点でいいぞ」というよりも、実際にマイホームを何度も買い替えた著者自らの経験をもとに、「マイホームを買ってしまうと、こんな制約やこんなデメリットがあるぞ」といった感じで書かれています。

とにかく人生何があるかわからない(特に、家族構成は今後どうなっていくかわからない。出産、介護、離婚などなど)のだから、マイホームを買ってしまって重荷を抱えてしまうのはリスクが高いぞ、それを重々承知の上であれば買うのもありかもしれないけど、といったスタンスです。

書き方が著者の経験をベースにしているのでわかりやすいとは思うのですが、一方で、それは著者の場合だけではないの?と感じてしまうところもあり、若干説得力が弱い気もします。

とは言うものの、住宅という視点だけであれば、やっぱり賃貸の方がいいかも、という気はします。

悩ましい問題です。

安くて納得のいく家を建てたい
宮沢 俊哉
4478680272

はじめに

第1話 家づくりで迷うのは当たり前
  ■ 家づくり5つの基準
  ■ 家づくりの「不安」を整理してみる
  コラム
   空間の快適性とともに精神的な価値が重視される傾向
   心配な点で目立つのはお金関係と施工関係

第2話 構造と工法は、こう整理する
  ■ 軸組構造と壁構造
  ■ 在来工法と新しい工法
  コラム
   「軸組構造」と「壁構造」
   断然人気の高い「木造軸組工法」

第3話 「建て時」は人それぞれ
  ■ 年々増える50代、60代での建て替え相談
  ■ 「収入型住宅」のすすめ
  コラム
   家を建てる最大のきっかけは「子供や家族のため」
   「収入型住宅」はこうなっている

第4話 子供部屋は居心地悪く
  ■ ファミリールームに子供が集まる理由
  ■ 「個室重視型」から「共用スペース重視型」へ
  コラム
   機能性、開放感、プランの柔軟性を重視

第5話 地震に強く、火に強い木造住宅
  ■ 耐震性について
  ■ 免震工法について
  ■ 耐火性について
  ■ 耐久性について
  コラム
   木は重さ当たりの強度に優れ、加熱による強度低下も緩やか
   「通気層工法」の仕組みはこうなっている

第6話 性能の比較はほどほどに
  ■ 風評だけが独り歩き
  ■ 天然素材だけで健康住宅はできない
  コラム
   「住宅性能表示制度」の表示項目

第7話 「高気密・高断熱」はもう常識
  ■ 内断熱と外断熱
  ■ ひとつの目安は「次世代省エネルギー基準」
  ■ 忘れてはならない計画換気
  コラム
   「次世代省エネルギー基準」はこうなっている
   断熱材の素材にはこんなものがある
   24時間換気では排気のみ機械装置を使う「第3種」が一般的

第8話 家庭のエネルギー源を考える
  ■ オール電化が主流に
  ■ 太陽光発電についての誤解
  ■ 家庭用燃料電池コジェネレーションシステムとは
  コラム
   「太陽光発電システム」はこうなっている
   「家庭用燃料電池コジェネレーションシステム」はこういうもの

第9話 欠陥を防ぐこととアラ探しは別
  ■ 地盤調査の種類と方法
  ■ いつ現場立ち会いすればいいか
  コラム
   「家づくりの流れ」はこうなっている

第10話 「注文分譲」という新しい選択
  ■ 「建築条件付き宅地」の実態
  ■ 宅地分譲と注文住宅をセットにした「注文分譲」

第11話 大手メーカーと工務店、どこが違う?
  ■ 住宅価格の内訳はこうなっている
  ■ 工務店が建てている一戸建てのシェアは約70%
  ■ 価格競争力のある中小工務店
  コラム
   好敵手の住宅メーカーと工務店
   イメージは表裏の関係
   価格が安く、シェアも断然高い「木造軸組工法」

第12話 「安くて納得のいく家」を建てる鍵
  ■ 従来の家づくりはどんぶり勘定
  ■ 建築資材の数を4分の1に
  ■ 作業項目を分析し、手間を60%に削減
  ■ 自社で配送センターを設置
  ■ 人はどこで「納得」するのか
  コラム
   「アキュラシステム」はこういうもの
   「スケルトン・インフィル設計」の例

第13話 工務店が変われば、日本の家づくりが変わる
  ■ 日本最大級の工務店組織「アキュラネット」
  コラム
   「アキュラネット」はこんなネットワーク
   「アキュラネット」の商品例

第14話 私の「家づくり人生」
  ■ 勤めていた工務店が倒産、18歳で独立
  ■ 「普通でいいから」の言葉にショック
  ■ 家は住まないと分からない

エピローグ 家づくりの「ベストミックス」

・アキュラネット会員連絡先一覧
・アキュラホーム事業所連絡先一覧

http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-68027-2


現在全国の地域工務店のネットワークであるアキュラネットを立ち上げたアキュラホーム代表取締役 宮沢俊哉さんによる一戸建てに関する解説本です。

家に関して、マンションとは異なる一戸建て特有の考え方など、一戸建てを初めて建てようと考えている人が知っておくべきこと、考えておくべきことなどが書かれています。

買っていい一流マンションダメな三流マンションでも強調されていましたが、有名どころの高価格な住宅が必ずしもよいものとは限らない、という話を具体的なコスト構造などを明らかにしながら説明しています。

一戸建てを建てようという方は、一読しておいてもよいかと思います。ただ、マンションを購入しようという方にはそれほど参考にはならないかと思います。

買っていい一流マンションダメな三流マンション
碓井 民朗
4478680302


耐震偽装マンションを考える――前書きに代えて

序 章 いま、新築マンションの二極分化が静かに進んでいる。
 1 好調そうに見える市場の水面下で進む二極分化
   多くの三流マンションと、わずかな一流マンション
 2 ALC版の外壁は構造面のレベルダウン
   戸境壁の構造がパンフレットと違っていたケースも
 3 「額縁」の省略や「便所の帽子掛け」は設備仕様のレベルダウン
   ほんのわずかな工事費で、住み心地やセンスに大きな差
 4 販売価格だけが高いエセ「高級マンション」にご注意
   価格が高くなるほど、一流と三流の差が開く傾向
 5 ジョイント・ベンチャーで、売主にゼネコンが入っていたら要注意
   工事の発注者と受注者の利害は、基本的に相反する
 6 本当に良い物件は確実に売れている
   「立地環境」「物件内容」「売主」「建設会社」「価格」のバランスがポイント

第1章 全体計画の一流と三流は、意外に見落とされている。
 7 軟弱な地盤、不均一な地盤は基礎に十分注意を
   長い基礎杭は、大地震の際の損傷が心配
 8 立地環境で一番重要なのは隣地。仮想建物などの「日影図」をチェック
   空き地や駐車場などがあれば、必ず何か建つ
 9 F型やE型の配棟計画は日影ができやすく、プライバシー上も問題
   広い敷地では棟を分け、向きの良い住戸をつくるのが一流
 10 高さ45m以内なら15階建てではなく14階建てに
   多少、中庭などは狭くなるが、十分な階高を確保できる

第2章 共用施設の一流と三流は、見た目のイメージとは違う。
 11 見かけは派手でも、使わない共用施設は「客寄せパンダ」
   AVルーム、キッズルーム、噴水、温泉施設などが典型
 12 エレベーターの数は50戸に1基を基準に、「三捨四入」が目安
   無駄な共用施設より「2戸1エレベーター」「3戸1エレベーター」
 13 駐車場は、台数とともに出し入れがしやすいかに注意
   3ナンバーになると駐車スペースの広さも重要
 14 本当に「ホテルライク」な高級マンションとは
   本物のコンシェルジュ・サービスやバレット・パーキング・サービスを

第3章 構造の一流と三流は、将来大きな差が出る。
 15 まず、マンションの構造の基本を知ろう
   地盤から基礎、建物形状など全体のバランスが重要
 16 マンションの基本性能を決めるのは「天井高」ではなく「階高」
   「階高」は一度決めると変えられないが、「天井高」はごまかせる
 17 床と天井の仕上げは「二重床・二重天井」がベスト
   「直床」「直天井」にして階高を抑え、工事費を削減するケースが増加中
 18 アウトフレーム逆梁工法は、それほど優れた構造ではない
   柱と梁の位置を動かし、リビング・ダイニングの窓を高くしただけ
 19 同じように見える「外壁」も、一流と三流でこんなに違う
   コストダウンのため、一部にALC版を使うケースが増えている
 20 天井に大梁が垂れ下がっている「ギロチン」は、三流マンションの証拠
   圧迫感があり、照明器具が設置しにくく、リフォームにも制約
 21 外廊下、外階段に「鉄骨」を使うのは明らかに配慮不足
   必ずびが発生し、衣服が汚れたりメンテナンス費用も大変
 22 戸境壁は、コンクリートの上にクロス直貼りが一流
   二重構造は「太鼓現象」が起こりやすく三流
 23 住戸内の間仕切り壁は、石膏ボードの厚みがポイント
   9・5�を使うのは三流、12・5�を使うのが一流
 24 床のスラブは特殊な構造より小梁を入れたほうが遮音性に優れる
   「アンボンドスラブ工法」や「ボイドスラブ工法」の遮音性は疑問
 25 100年コンクリートは本当に100年持つのか?
   設計上の目安であり、誰も保証するわけではない
 26 フリープランを売り物にした「SIマンション」は疑問
   キッチンや浴室の位置がばらばらになり、音の問題が多発

第4章 間取り・内装の一流と三流は、住んでから気がつく。
 27 「羊羹の輪切り」「田の字型」住戸は日本だけのローカルスタンダード
   デベロッパーやゼネコンに都合がいいだけ
 28 縮尺を合わせた図面と型紙で、家具やベッドを置くシミュレーションを
   漠然と眺めていても、間取りの問題点は分からない
 29 70�くらいまでの3LDKなら、LDは長方形が使いやすい
   LDが12畳以下の正方形だと、食卓やソファセットが置きにくい
 30 マンションのキッチンは、見かけよりも実際の使いやすさが大事
   70�台なら「I型」がお勧め。シンクと脇壁のスペースも大事
 31 トイレを見れば「住まい」としての配慮が分かる
   ペーパーホルダーは左側、便器の先端からは60�以上余裕があること
 32 収納率の表示に注意、マンションなら7~10%が目安
   床から天井まですべて使えるのが本来の収納
 33 本当に高齢者対応を考えた間取りとは?
   3LDKならすべて洋室、トイレ付きの主寝室なども
 34 住空間のディテールは、子供たちの感性に大きく影響する
   住戸内の扉など建具の上端をえる
 35 フローリングの貼り方は長辺方向に合わせるのが常識
   廊下とLDが直角になるときは、扉の下に見切り材をはさんで調整

第5章 設備仕様の一流と三流は、デベロッパーのセンスを反映。
 36 「オール電化マンション」にはデメリットも。ガスと電気は併用が一番
   コンロの火力が弱く、貯湯タンクがスペースを取る
 37 「竪排水管」の材質に、一流と三流がくっきりと表れる
   すべて「鋳鉄管」なら一流、「耐火被覆二層管」なら三流
 38 24時間換気システムにもいろいろ。給気排気とも機械式が一流
   さらに冷暖房効率の高い熱交換器付きならベスト
 39 エアコンは、室外機置き場やスリーブの位置に注意
   横長リビングで室外機を2段積みにすると、冷暖房に影響することも
 40 リビングや寝室の照明には、気持ちがくつろぐ「白熱灯」を
   ただし、熱には注意。ダウンライトの下に扉が来ると危険

第6章 超高層マンションはお勧めしないが、選ぶなら一流を。
 41 超高層は建物を軽くするため、様々な制約が
   間取りが「ごった煮」になりやすく、採光・通風などにも問題
 42 ALC版の外壁のつなぎ目が切れ、雨漏りするおそれ
   30階建てくらいまでなら、RC造で版状にすることも可能
 43 床スラブはデッキプレート、戸境壁は乾式で遮音性に難点
   戸境壁については、鉛板入りのボード二重張りならまだ安心
 44 長周期の大地震では未知の影響の可能性も
   日本の耐震基準は、比較的短い周期の地震を想定

第7章 デベロッパー、ゼネコン、設計事務所の一流と三流。
 45 デベロッパーとしてのレベルは設計規準書で決まる
   毎年見直しを行い、すべての物件で適用しているのが一流
 46 「数字でマンションをつくる」のが三流デベロッパーの共通点
   向きの悪い住戸ができても平気、ケチでスピード最優先
 47 「カウンターセールス」と「鞄セールス」の違いを知ろう
   販売のスタイルにも、一流と三流がはっきり出る
 48 ゼネコンとは総合請負業のこと。工事全体の調整と管理が役目
   工程管理や工事の質の確保ができないようでは三流
 49 デベロッパー言いなりの「便利大工」的設計者では意味が無い
   本来の役割が忘れられ、用地情報まで求められる動きも

第8章 賢い購入者になるための碓井流アドバイス。
 50 内覧会で選択ミスに気づいても手遅れ。契約前に専門家に相談を
   複数の専門家の意見を聞いて、比較するのも手
 51 価格はグロスだけでなく�単価で比較。20%超高いなら要注意
   逆に20%超安い場合も注意を
 52 工事「監理」の重要性を購入者はもっと知って欲しい
   欠陥マンションには、デベロッパーやゼネコンの体質も関係
 53 マンションは現場での手づくり。問題は誤差の程度
   100分の1を大きく超えるようなら下地調整などが必要
 54 きちんとした住戸の引渡しには、「適正工期+2カ月」は最低必要
   無理に工期を短縮すると手直しが多くなり、みんな不幸
 55 賢い購入者が増えることが、日本のマンション市場を良くしていく
   現在の新築マンション市場には、数字優先の危険な兆候

http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-68030-2


建築家である著者が、マンションの構造や建築といった観点から「買っていい一流マンションダメな三流マンション」の違いを説明している本です。


私がいう「一流のマンション」とは、ブランド立地で内装設備も豪華な「高級マンション」を指しているのではありません。そうではなく、物件の価格帯に関係なく、構造や仕様において基本的な性能を確保しているのが「一流」です。つまり、間取りや内装設備で「住まい」としての配慮が行き届いているのが「一流」といえます。

これに対して「三流」マンションは、「住まい」をつくるという発想がなく、安易な商品企画、節操のないコストダウン、見た目の派手さを特徴としています。 (P.32)

どうせ買うなら、やはり見た目の派手さよりは、住み心地がよく、リラックスできる居住空間を買いたい、ですね。


「住まい」としての配慮があるマンションかどうかをチェックする典型的な目安として、私が20年以上前から提唱しているのが、トイレのペーパーホルダーの位置です。

(中略)

便器に座って左側にあるのが正解です。
日本人の約8割は右利きといわれています。右利きの人の場合、便器に座って左側にペーパーホルダーがあるほうが、引き出しやすく、引き出すペーパーの量も少なくてすむのです。

(中略)

また、トイレでは便器の先端から正面の壁または扉のレバーハンドルまでの距離をぜひ、測ってみてください。
60cm以上あれば「一流」、ぎりぎり55cmあればまだ「二流」です。 (P.158)

こういったポイントは普通の人は知らないと思います。ここでのポイントは、単にトイレのペーパーホルダーが左か右かということではなく、左側につけるような設計者であれば、それからの類推として、他の点についても住みやすいように設計されているだろう、ということです。それを見分ける一つのポイントがトイレのペーパーホルダーの位置であり、扉までの距離というわけです。


最近、超高層マンションの供給が大幅に増えており、販売も比較的好調のようです。眺望の良さや様々な共用施設(展望室など)が、購入者にアピールしているのでしょう。

しかし、私は基本的に超高層マンションに否定的です。眺望はそのうち慣れてしまいますし、派手な共用施設も使われなくなるものが少なくありません。むしろ、超高層特有の構造が、「住まい」としての性能や機能に悪影響をもたらすからです。 (P.200)

大規模なマンションの場合、戸数が多いので共用施設の負担が少なめで済むかもしれませんが、結局あまり使わないのであれば意味がないですね。とは言うものの、賃貸マンションにはないので、あったら便利なんだろうなぁ、と思ってしまうのも事実です。このあたりは、実際に住んでいる友人に聞いてみるのがよいでしょうね。


他にも、「重量衝撃音に対する遮音等級はLH50以下のものを選ぶ」とか、「コンクリートの耐久設計基準強度が24N以上」とか、かなりテクニカルなことが書かれています。


ぼくら素人にとっては、これらを完璧に勉強して実際に買うときにチェックするというのは無理だと思います。こういう場合はやはり「餅は餅屋」で、こういった本を読みながらそういったチェック項目があるんだなということをおおまかに理解しておいて、実際にはプロに依頼してチェックしてもらうのがよいのではないかと思いました。

実際にこの本の著者がやっている、現地・モデルルーム同行サービスや、家を買いたくなったらの著者が行っている不動産調査・購入代行事業、そして株式会社さくら事務所で行っている中古マンションインスペクションなどを利用するのがよい気がします(どれも同等のサービスかどうかはわかりませんが、近い気がします。他にもいろいろあるのかもしれませんが、とりあえず気づいたものだけ載せておきます)。

どんな調査結果、報告書が出てくるのかわかりませんが、それを見たとき、また結果に対する説明を受けたときにチンプンカンプンにならない程度には、ぼくらも事前に勉強しておく必要があるかもしれませんね。

費用は5~10万円程度かかるようですが、数千万円の買い物をするわけですから、素人判断でエイヤッで買うリスクを考えれば、決して高いものではないと思います。

ということで、建物としてのマンションの見方を勉強するには図も使われていてわかりやすく、詳しく書かれているのでよいと思いました。


いろいろ勉強すればするほど買えなくなりそうな気がします。

東京 土地のグランプリ (セオリーBOOKS)
セオリープロジェクト
4062151804

都内最高の住宅街はいったいどこだ?
豊富なデータと現地踏査により東京23区3132町丁目から選出した史上初の住宅地ランキングベスト200

発表!23区別住宅街ランキング
さあ、あなたはどこに住みますか?
「これから伸びる町、ダメになる町の見分け方」
「高級住宅街ベスト30」
「完全保存版 各区別ベスト町丁目を発表!」
「初公開!東京の金持ちが住んでいる町」

東京23区に住まうなら、どこが理想の住宅街なのか?土地参考価格、世帯平均年収など各種データを比較。実際に町を歩いて調べた周辺環境、教育環境などの評価を総合して選んだ本邦初の東京住宅地ランキング。大好評を得たセオリーMOOKの人気企画がデータを刷新して新登場!

http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2151804


高級住宅街の真実も読みましたが、こちらでは各"丁目"ごとに簡単な説明と、項目ごとのスコアが具体的に書かれています。

東京23区の区ごとにランキングが掲載されているのですが、例えば港区の1位である「南麻布4丁目」は次のように書かれています。

  • 東京メトロ広尾駅歩約1~14分
  • 第一種中高層住居専用地域ほか
  • マンション参考価格 469万円/坪
  • 世帯平均年収 932万円
  • 持ち家比率 39%

広尾駅から東に上っていくと南部坂の右側一体が4丁目。街路樹や家々の庭の緑が、隣接する有栖川記念公園(5丁目)の森へと連なる。江戸時代には旗本が屋敷を構えていた町だ。(後略)

総合評価が10点満点で数値化されていて、加えて、高級感、利便性、周辺環境、教育環境、建物倒壊安全度、火災安全度、の各項目が5つ星で評価されています。

それぞれの街の歴史、特色なんかが書かれていて、読んでみるとけっこうおもしろいです。

こういう本を読んではみるものの、ぼくの場合は住む場所はやはり職場の近くがいいなぁ、と考えています。そうすると、必然的に決まってきてしまうのですが。


ちなみに、この本は基本的に以下の本から抜粋、再構成したものので、一部のデータをは最新版になっているようですが、基本的には同じデータが使われているようです。

セオリー vol.2 東京土地のグランプリ '06-'07年度版 講談社MOOK
4063788075

一生賃貸!
エイブル
4478680299


「マイホームを買おう」系の本を読んでいると、あくまで買うことが前提になってしまっているので、賃貸派の本も読んでみました。

これは完全に賃貸派の本です(エイブルが編者ですし)。

第1章 マンションを購入したものの……
 ●倒産・失業の果てローン破産寸前のハヤオさんのケース
 ●欠陥マンションでローン地獄に陥ったスズネさんのケース
 ●思わぬ追加出費に青ざめるテツオさんのケース
 ●管理会社とのトラブルで居場所を失ったミオコさんのケース
 ●気づいたら、家族がばらばらになっていたコウジさんのケース

第2章 あなたは購入派? 賃貸派?
 データに見る住宅への思い
 やっぱり家が欲しい!?
 ●大都市圏の持家率
 ●集合住宅購入層のプロフィール
 ●自己所有がいいという理由

第3章 日本の住宅市場の問題点
 持家政策よ、さようなら!
 これからはリスクのない賃貸生活がベストの時代に
 ■コメンテーター 島田晴雄 慶応義塾大学経済学部教授

第4章 日本人の住宅観を検証する

 住宅市場は一大転換期
 賃貸ユーザーの未来は明るい
 長嶋 修 不動産の達人株式会社さくら事務所代表取締役社長兼CEO

 資産形成から見る住宅
 インカムリッチからバランスシートリッチへ
 米田 隆 エル・ピー・エル日本証券株式会社代表取締役社長

 格差社会の住宅問題
 新しいネットワークづくりと住まいの関係
 西川祐子 京都文教大学人間学部教授

 「買えない」から「買わない」へ 
 今、必要なのはわが家の構造改革
 紀平正幸 ファイナンシャル・プランナー

第5章 ライフプランから探る住まいの形
 佐藤益弘 ファイナンシャル・プランナー

 ケース別キャッシュフロー・シミュレーション
 ●夫婦と子どもひとりの場合(共働き)
 ●単身男性の場合
 ●単身女性の場合
 ●バツ1単身男性の場合
 ●バツ1単身女性の場合
 ●夫婦ふたり(DINKS)の場合
 ●子どもを産みたいと考えている夫婦の場合
 ●夫婦と子どもひとりの場合(妻は専業主婦)
 ●夫婦と子どもふたりの場合
 FPからのメッセージ

第6章 一生賃貸派宣言!
 ●子どもの教育環境を第一義に考えるジュンさんのケース
 ●5回転居してそのたびに満足を得たタカオさんのケース

一生賃貸でいこう!~あとがきにかえて~
 住まいに対する価値観は、変わり始めている
 平田竜史 株式会社エイブル代表取締役社長

http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-68029-9



慶應義塾大学島田晴雄教授のコメント

「(前略)今の段階で、2%に近づいてきている長期金利は、やがて6~7%あるいはそれ以上にも上昇することが予測されます。


だから、この先、金利が上がるのは避けられないのに、長期ローンを組んで家を持つのは大変なリスクを負う選択になるのです」 (P.50)

長期のローンであっても、その期間固定金利で借りてしまえば、それはリスクにはならないと思います。一方で、金利が上昇すると一般的には不動産価格は下落するでしょうから(その結果、家賃もある程度連動?)、そういった意味では、購入して住宅ローンを組み、毎月の支払額を固定してしまうことは、別の言い方をすれば現在の賃料で固定することになりますね。

例えば、家賃並みの返済額ということで、毎月15万円の住宅ローンの返済になったとして、新築のときは15万円の家賃かもしれませんが、築20年になったら10万円くらいまで下落しているかもしれません。購入してしまうと、それでも毎月15万円支払い続けなければならないわけで、ある意味、逆ザヤ状態になってしまうかもしれません。

一方、将来インフレの時代がやってくるのであれば、借金をして不動産を所有しておくのは、それなりのインフレヘッジになるでしょうから、そういう意味では所有しておいてもよいかもしれません。


同じく慶應義塾大学島田晴雄教授のコメント

だいたい、よく考えてみると、そもそも30年も同じ家に住み続けることになるかどうか、現実問題として大きな疑問です。子どもが大学を出て独立していけば、住まいに求める条件はまったく変わっていくでしょう。だから、せいぜい家を買っても、15年から20年も住めば、上等なのではないかと思うのです。でも、家を買うときに、そんなことを考える人はまずいません。 (P.64)

これは確かにおっしゃるとおりだと思います。

仮に、子どもが2人だとして、(子ども部屋って何歳くらいから必要になるのでしょうか?)、一人目の子に部屋が必要になる頃から、二人目の子が大学卒業するまでと考えると、長めに見積もっても25年程度ということになりそうですね。

しかも転勤リスクや、賃貸における選択の自由度などを考慮すると、賃貸という選択肢も簡単には捨てられないですね(転勤してしまって、単身赴任ではなく家族ごと引越してしまい、誰かに賃貸に出すと、その間は住宅ローン控除は受けられませんし、、、)。

今後、賃貸と購入のメリットデメリット比較もしてみたいと思いますが、最後は、もう自己満足の世界というか、やはりそういうところに行き着くような気がします。


ちなみに、この本の後半では様々な状況に応じたライフプランシミュレーションが示されています。ほぼ全てのケースで、賃貸の方がよい、という結論になっているように見えますが、シミュレーションのシナリオが1パターンしかありませんので、シミュレーションの結果はかなり割り引いてみる必要があるかと思います。ただ、シミュレーションの考え方自体は参考になるかと思います。つまり、まずは今後発生するであろうライフイベント(車購入、結婚、出産、などなど)を確認して、それとともに、今後どのような生活を送りたいか(例えば年に1回は海外旅行に行く、とか)を確認し、それらを前提に、賃貸の場合と購入の場合で比較しています。

いずれにしろ購入に踏み切る場合は、長期的な視点でよく考えておく必要があるようですね。賃貸の場合は、やっぱやーめた、という場合でも、(購入と比べれば)それほどたいしたことはありませんから。

お金に困らなくなる マイホームの買い方・つかい方―「暴落するマンション・売れない一戸建て」をつかまない知恵
山崎 隆
4478006792


先日、東京のどこに住むのが幸せかを読んだばかりですが、同じく山崎隆さんによるマイホームの買い方に関する本です。

東京のどこに住むのが幸せかでも、最初の100ページくらいで、街の栄枯盛衰というか、発展の仕方、そしてマンションの価値に対する考え方などが書かれていましたが、こちらの本ではそういった考え方の部分を取り出して、より詳しく解説されています。


以下、目次より。

はじめに


序章 未来に備えるマイホーム購入法とは?

1 マイホームの資産価値を問い直す
 「住む、貸す、売る」の三つの価値を使い分ける
 サラリーマンA氏の失敗と成功に学ぶ

2 ファイナンシャル・プランニングの定石は「資産の組み換え」
 ファミリータイプの賃料が安いエリアは要注意
 「収益性」と「換金性」に着目した本物の鑑識眼をマスターする
 価値と価格の違いを知って“収益還元法”で推定しよう
 資産活用の柔軟性と選択の自由を保ったうえで判断する
 エリアや街の地域格差からレバレッジ効果を引き出す
 狩猟民族的なライフスタイルと不動産の扱い方
 資産運用の基礎理論を学ぼう
 不動産投資のポートフォリオ管理の基本はバランスシート

3 本書の「構成」と「ポイント」


第1章 マイホーム選びとは「街選び」である

1 東京圏の街に隠された、普遍的な「法則」
 資産価値の観点から「賃貸マーケット」に注目してみる
 「市場価値は私情価値とイコールではない」ことの意味

2 なぜニュータウンは衰退するのか
 都心とニュータウン・郊外、両極端の特徴を観察する
 衰亡のメカニズムは、ひょうたん型の人口ピラミッドにある
 ファミリー層が流入する「賃貸マーケット」が街を活性化する

3 ファミリー層の動向を考察すると未来が見える
 金持ちファミリーの「賃貸マーケット」がカギを握る
 「賃貸マーケット」が活性化しない地域はどうなっていくか?

4 日本の不動産マーケットは格差社会の象徴
 これが、高額所得層の子育てファミリーの行動パターン
 人口増加ではなく、経済力が街を活性化する
 経済力の格差が不動産の価格差を生みだしていく

5 “キノコ雲型”の人口構造が暗示する危険な兆候
 不吉な形の人口ピラミッドで街の末路がわかる
 大型ショッピングモールが商店街の寿命を縮めている

6 現状維持が可能な郊外を歴史的な文脈から考察する
 郊外エリアにはサステイナブルな要件を整える街もある
 街の変化には法則がある

7 埋立地の将来を左右するのは「地震」
 湾岸系の臨海型ニュータウンの評価はきわめて難しい
 阪神淡路大震災でわかった、埋立地の持つ脆さ
 投資ではない「ギャンブル」は評価ができない


第2章 高額所得層ファミリーが好む街を狙え!

1 都心オフィス街への「職住近接」が暗示するもの
 かつては郊外にあった高級住宅街が都心に戻ってきた
 商業地が住宅街に変わる現象は、江戸時代への回帰
 「職住近接」は、住宅地の価格形成の根本概念である
 高額所得層にとって「時間が買える街」が最も尊ばれる
 「職住近接」という概念の変化を正しく捉えよう

2 究極の高級住宅街とは、つまり「狩猟民族の街」
 知識を武器にする多忙な高額所得層ファミリーの価値観

3 不動産の資産価値を成立させる必要十分条件
 高額所得層が好む街は、ただ「生活利便性がいい」だけではない
 港区と足立区との差異を統計データから比較してみると…

4 人口論で語ると本質は見えてこない
 従来と異なる複合的な要因が不動産の価格を決めている
 「賃貸マーケット」と「人口動態」と「価格形成」の関係に着目しよう

5 科学的かつ多角的に街を観察することの意義
 「人口増加率と資産価値には相関関係がない」と考えるのが常識的な結論
 高額所得層や富裕層が集まる賃貸マーケットの賃料には限界がない
 「狩猟民族を癒す街」の資産価値が高い理由は何だろうか?

6 高額所得層の人口が増えなければ街は成熟しない
 「多忙な高額所得層」が求めるもの
 不動産の資産価値を左右する街の特性

7 勝ち組エリアのマンションでわかる世界標準
 衰退する街のマンション価格の限界値はいくらか、計算してみよう
 「賃料が年収の3割負担」ルールとは関係のない世界がある
 賃料を支払うのは誰なのか? 法人、それとも個人か?
 マンションを探すために、「究極の街選び」のセンスを養おう

8 ファミリータイプの賃料が低い街の未来
 街の未来をファミリータイプの賃料から予測する
 地域経済の国際的なポジションが街の将来性を決める
 資産価値がなくなっていく街の物件を買ってはならない


第3章 資産価値を極大化する「最有効利用」という条件

1 お買い得物件を探すシンプルなテクニック
 「最有効利用」とはどのような状態のことをいうのか?
 「どんな建物なら最も高く売れるか」あるいは「高く貸せるか」を考える
 プランナーが考える「最有効プラン」と、その「損得勘定」
 街を見極める感覚の欠如が財産形成に失敗する遠因
 資産価値の高い街は大型ファミリータイプの賃料で判定する

2 “お買い得物件探し”の見る目を養うポイント
 さまざまに変化する最有効プランの「本質」を見抜け
 市場ニーズと物件との間に潜在する「歪み」を発見する

3 資産価値のある住宅のポイントは「2ベッドルーム」
 中古物件を狙う、あるいは近郊を狙うという戦略もある
 「2ベッドルーム」の物件の高い汎用性は見逃せない

4 ファミリータイプにこだわると見えてくる「ある道筋」
 狩猟民族の子育てファミリータイプの最有効プラン
 最有効プランのファミリータイプには3種類ある
 ファミリータイプの賃料はエリアにより大きく変化する
 賃料が低くても値下がりしない最有効プランを買おう

5 最有効プランへのリノベーションの重要性
 リノベーションでキャピタルゲインを生む
 「お買い得」は価値と価格のギャップの大小で決まる
 現況プランと最有効プランの間の「歪み」をみつけられるか?
 お買い得の定義を価格の安さと勘違いしてはならない

6 資産価値が上がるマンションが立地する「穴場エリアの法則」
 キャピタルゲインを狙うための「狙い目エリア」はどこ?
 では今後、注目したいエリアはどこか?
 物件を最有効にリノベーションする「技術」


第4章 本当の資産価値がわかる「収益還元法」の活用法

1 資産価値のないマンションが激増する時代へ
 どんなマンションに、どんな一戸建てに資産価値があるのか?
 「資産価値の低い物件」は「安く」買いなさい
 なぜ「収益還元法」が唯一の資産価値の判定方法なのか?
 収益還元法で「街の将来性」まで分析できる
 賃料12万円以下は、要注意エリアです

2 街の盛衰と不動産の価値の評価法
 危険水位ではないが今後、注意すべき賃料水準は15万円
 高額所得層の行動原則から遠い街には、こんなリスクがある
 不動産の未来が鑑定できない、不動産鑑定士の「実態」
 世界中で都市の持続可能性が話題になっている

3 マンションの本当の資産価値を診断する技術
 練りに練った“山崎式収益還元法”をお教えしましょう
 DCF法を組み入れた独自の直接還元法

4 秘伝公開! 山崎式「マンション資産価値診断マニュアル」
 日本で最も実用的な手法の基本構造はこうなっています
 実用本位のキャップレート決定法から始めましょう
 街の没落リスクを数値化するのが、リスクプレミアムです
 厄介な計算をシンプルにしましょう
 収益還元法はエリア別に使い分けることが大切です
 純収益の計算法を簡略化するとこうなります
 超カンタンな収益還元法も、ご披露しておきましょう
 新築と中古の違いで変わる判断プロセス

5 正確に賃料を査定する考え方
 「賃料の査定」、これが意外と難しいのです
 歴史的な文脈を、忘れないようにしてください

6 マンションの未来価値を予測して売買の意思決定をする
 実売価格=実質価値なのか、ということ
 リスクを知って意思決定し、かつ柔軟に行動する


終章 これからの「マイホーム選び」で最も大事なこと

1 30年後に笑うための法則をおさらいしよう
 「LDK」は、庶民のための間取り表現にすぎない
 最新の不動産鑑定理論が導きだした、当然の結論
 経済力を生む都市文明は新しいカテゴリーの才能をつくりだす

2 歴史の文脈から見えてくる、都市エリアの未来
 近代から現代まで、東京はどのように発展してきたか?
 なぜ「大阪経済は衰退する」と結論づけられるのか?
 関西圏も東京圏も、同じような運命をたどる
 「高額所得層ファミリーが好む最強エリア」を条件づける六つの要素

http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-00679-5


山崎隆さんは収益還元法で適正価格を判断することを推薦されていますが、この本でも第4章では、

秘伝公開! 山崎式「マンション資産価値診断マニュアル」

とある通り、収益還元法の考え方に始まり、キャップレートの具体的な計算方法などが書かれています。

収益還元法についてご存知ない方は、一度どんな考え方なのか知っておいて損はないと思います。計算の前提をどのようにおくか、特にキャップレートをどのように設定するかでかなり数字がぶれる方法ではあるのですが、それでもまったく試算しないよりは、いろいろなパターンでシミュレーションしておくとよいと思います。


先日の家を買いたくなったらでは次のように書かれていました。

では「買い時」というものはあるのでしょうか? これに関してはお答えするのがむずかしいのですが、私としてはまず、もし実需で(投資目的ではなく住むために)不動産を購入しようというのであれば、価格の上昇または下落を、「株式投資」のように論じてみても仕方がないように思います。もともと「一生住むための家」と「投資目的の家」は性質がまったく異なるものではないでしょうか。 (P.120)

----------------------

みなさんに、まず目指していただきたいのは、「極端な割安の物件を探す」といった非現実的なことではなく、「価格的には相場であるが、総合的に良い物件」や「優良な物件であるが、それほど高くない」といった物件との出会いを求めることです。 (P.124)

投資という観点で考えると、できるだけ割安なものを探すことが重要になってくるわけですが、(将来、賃貸にまわすかもしれないという意味で結果的に投資になる可能性はあるものの)マイホームという観点で考えると、極端に割高ではなく、それなりに妥当な価格であればよいのかな、と思います。

「投資」というより、長い期間にわたる「消費」に近いイメージなのかもしれません。


資産価値という意味ではソロバンも重要なのですが、住み心地とかそういった計量化できない側面もマイホーム購入に際しては重要になってくるのだと思います。

何でもそうだと思いますが、結局はバランスを取ることが重要なのではないでしょうか。どのあたりでバランスを取るかは、純粋に好みの問題でしょうね。

高級住宅街の真実 セオリー vol.2 (2008) (2) (セオリーMOOK)
406378102X


高級住宅街(ここでは、麻布、広尾、田園調布など)には別に興味はないのですが(仮に買いたくなったとしても買えるわけないのですが)、家を買うとして、いろいろな見方を知っておいて損はないだろうと思って読んでみました。この本だけなら、1000円ですし。

中身は以下のようなものです。

土地のグランプリ特別版

●最新版リスト全公開
金持ちの住む町ベスト1021町丁目

<大特集>
日本の高級住宅街を徹底解剖する
●有名人が集中する麻布・広尾「最高値の住み心地」
●「新参者からいなくなる」田園調布というブランド
●「別格」と称される松濤の裏面史
●「成城憲章」をご存知ですか
●六本木ヒルズ&ミッドタウン「家賃200万円」を払う理由
●「実質を重んじるなら」吉祥寺
●関東にはない「本物のお屋敷街」芦屋

<特集>
これから高級住宅街になる可能性がある町

<特別企画>
難関私立中学「合格」に強い公立小学校はどこか
海城・豊島岡・聖光学院・都九段のデータを公開

<特集>
住人も知らない高級マンションの真実

http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=378102X


別世界に住んでる人たちってやっぱりいるんですね。


これから高級住宅街になる可能性がある町
PART1 近未来開発で変わる町 伸びる町
PART2 資産価値に重点を置くならこの町を狙え
PART3 不動産販売会社が推す「将来が楽しみな町」19

特に鵜呑みにするわけではありませんが、業界ではどのように見られているかを知っておくことは重要かな、と思います。


東京の各地域のイメージが少しずつわかってきた気がします。

ローン以前の住宅購入の常識 (講談社の実用BOOK)
竹下 さくら
4062742845


本屋でパラパラっと見てみたところ、よさそうだったので買ってみました。

内容は以下のような感じです。

不動産会社や銀行では教えてくれない!人生最大の買い物、マイホーム購入で絶対失敗したくない人必読! 基本の知識153

●マンションvs.一戸建て どっちが有利?
●物件下見のコツと裏ワザ
●秘策!ローンは2本に分ける
●資産価値を保てるマンションの条件とは?
●火災保険の賢い選び方
●住宅取得は保険見直しのチャンス
●頭金が足りない場合はどうする?
住宅取得にまつわる得する情報が満載!

<Chapter1>
マイホーム購入の不安と素朴な疑問
<Chapter2>
住宅取得で迷いがち……
これって、どっちがお得?
<Chapter3>
これだけは知っておきたい、転ばぬ先の杖
住宅取得のマル必常識
<Chapter4>
損をしない、失敗しない
今どきの住宅取得の新ルール
<Chapter5>
FPがこっそり教える住宅取得の裏ワザ
<Chapter6>
資金が足りない、家が焼けた……
住宅にまつわる不安と困ったを一気に解決!

http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=274284

不動産会社や銀行では教えてくれない!人生最大の買い物、マイホーム購入で絶対失敗したくない人必読!

とある通り、どちらかと言えば、失敗しないためのテクニックがいろいろと書かれている本です。かゆいところに手が届いている本だと思います。無駄に損をしてしまわないために、読んでおいて損はないと思います。

秘策!ローンは2本に分ける

ローンといえば1本で組むものと思っている人も多いかもしれないが、ライフプランに合わせて2本に分けると、出費がかさむ時期を乗り切る際に便利。 (P.122)

最も目から鱗だったのは、このローンを2本に分けるという話です。子供がいる家庭であれば、教育費のピークでローンの負担が軽くなるように設定するとか、退職後までに大半が終わるように設定し、退職後は返済額が少なくなるようにするなど、なるほどなぁ、と思いました。

期間のみならず、金利の方も組み合わせるとよいのではないかと思いました。つまり、全額を全期間固定金利で借りるのではなく、半分を全期間固定、残りを変動とかにしておけば、金利の上昇リスクを軽減しながら、現在の低金利のメリットも受けられることになると思います。一部を変動金利にしておけば、早期返済のペナルティもかからないでしょうし、これっていい考えだと思うのですが、いかがでしょうか。


他にも、著者はフィナンシャルプランナーということもあって、一般的な不動産の知識に加えて、ローンや保険について詳しく書かれている本です。

最新版東京・首都圏近未来タウン地図
4391626748


住み替えという選択肢もあるとは言うものの、家を買うとなったら通常は10年、20年単位でそこに住むことになると思います。

まさに今の街は目の前にある通りでわかりますが、今後、10年後、20年後にどうなっているかはわかりません。

この本は、そこまで先の話は書かれていませんが、5年先くらいまでのすでに計画されている、もしくは現在進行中の様々なプロジェクトについて説明している本です。

「あの駅の前にはそんなタワーマンションが建つ計画があるのか」とか、「この線とこの線は相互に乗り入れする予定なんだ」などといった近未来の東京の様子がわかります。

特に家を買わない方も、パラパラながめるだけでもけっこう面白いかと思います。

出版社は異なりますが、横浜、川崎に興味があるかたはこちら ↓ があります。

横浜・川崎計画地図―ビジネス発想の大ヒント集 (ビジネス発想の大ヒント集)
横浜川崎都市政策研究会
4761263520

家を買いたくなったら
長谷川 高
4872902785

家を買いたくなってきたかもしれないので、読んでみました。

この本、かなりいいです。家を買おうかと思い始めた方は一度読まれることを強くおすすめします。


「家は、幸せになるための「道具」ではあるが、幸せそのものではない」ということです。

「家」という道具は、自分に合ったものを使ってはじめて、幸せを運んでくれるものです。
(はじめに)

----------------------

大きかろうと小さかろうと、高かろうと安かろうと、新しかろうと古かろうと、それはみなさんの人生にとって大きな問題ではありません。人生の「道具」にしか過ぎない「家」そのものがどのようなものかは、本質的には、さほど重要ではないはずです。みなさんが使う「道具」よりも、みなさんがその「道具」を使って作ろうとしている「作品」が重要なのです。 (P.145)

自分に合った家を見つけることが大切なのであって、唯一理想の家みたいなものがあるわけではない、ということですね。自分の価値観をもとに、自分にとっての理想の家を探していこうと思います。そして、自分の思い描く「作品」を作っていきたいですね。


結論から言ってしまえば、金利や地価や賃料の変化によって異なるのですが、生涯の支払い総額は、家を買うのと、賃貸で家賃を払い続けるのとではおおよそ同じです。

この方も、賃貸と購入で経済的には大差ない、とおっしゃっています。


家をもつことで手に入るものは、資産という経済的価値だけではありません。じつはそれ以外の部分、ライフスタイルが充実する、生活が快適になるなど、目に見えない価値こそが重要なのです。 (P.18)

まさにこの点が投資用物件とは異なる点だと思います。投資用物件の場合、やはりソロバンが重要だと思いますが、マイホームの場合はそれだけでは説明できない部分もかなり重要になってくると思われます。


「自分が許容できるリスク」とは、昔ながらの言葉で言えば「身の丈に合ったリスクを背負う」ということ。どういった場所、どういった種類の家にせよ、身の丈に合った家を購入すべきということです。 (P.51)

----------------------

以前、京都の老舗料亭の若女将さんから「マイナスの美学」というお話をお聞きしました。

(中略)

「東京の経営者は、商売で上手くいくと自分にとって目一杯の車や家を買う。でも京都や大阪では、マイナスの美学という考え方があって、自分が乗れる車のランクより、あえて数ランク落とした車に乗ります。そうした美学があります。これは家でも服でも同じです。」(P.139)

欲張りすぎはよくないんですね。あくまで身の丈に合ったレベルで探したいと思います。


素人であっても、数多くの物件を見ることによって(最低20物件以上)、価格的な相場感、物件の優劣の判断力がついてくるものです。不動産は急いで買うものではありません。後悔している方をみると、2~3物件しか見ずに、即決している人がじつに多いのです。くれぐれも衝動買いは禁物です。 (P.64)

(麻生さんを除いて?)カップラーメンや、牛乳なんかだと価格のイメージがわかりやすいですが、やはり普通の人にとって不動産の価格のイメージは馴染みがないと思います。たくさん比較検討する必要がありそうです。


民間ローンはとにかく種類が豊富で、期間限定のサービスなどもありますから、利用する住宅ローンを決める際には、最低三つは内容を比較して、見積もりを出してもらうことをお勧めします。 (P.106)

住宅ローンについても要比較ですね。


では「買い時」というものはあるのでしょうか?

これに関してはお答えするのがむずかしいのですが、私としてはまず、もし実需で(投資目的ではなく住むために)不動産を購入しようというのであれば、価格の上昇または下落を、「株式投資」のように論じてみても仕方がないように思います。もともと「一生住むための家」と「投資目的の家」は性質がまったく異なるものではないでしょうか。 (P.120)

----------------------

みなさんに、まず目指していただきたいのは、「極端な割安の物件を探す」といった非現実的なことではなく、「価格的には相場であるが、総合的に良い物件」や「優良な物件であるが、それほど高くない」といった物件との出会いを求めることです。 (P.124)

上がりそうだからとか、下がりそうだから、という理由でマイホームの売買をするのは、ちょっと違うかもしれません。価格の妥当性を検討する必要はあるかと思いますが、必要以上に市場に気を取られすぎても仕方ないということなんだと思います。

また、激安物件を何が何でも探してやる!なんて考えも持たない方がよいのかもしれませんね。


最初にも書きましたが、この本かなりいいです。そもそも家を何のために買うのか?どういった人生を送りたいのか?そんなところから考えさせられる本だと思います。

以下、著者の長谷川高さんの関連サイトです。ぼくはこの本を読む前から、ブログの方はたまたま見つけて、読ませて頂いていました。

デジタル不動産コンサルタントLTD.

不動産投資と金融・ファイナンスブログ

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