プロジェクト2の難しさ

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気づくとスーパーの話ばかり書いていた気がするので、たまにはMBAの話も書いてみたいと思います。

今学期はそもそも科目数が少なめなのですが、MIBSと並ぶメインはプロジェクト2です。ぼくらのグループはイギリス大手金融機関の新たなビジネス機会の探索をやっていることは以前書きましたが、これがなかなか難しいです。

コンサルティングプロジェクトと呼んでいいのかどうかはわかりませんが、外部の実際のクライアントに対してビジネスリサーチを行って、最終的にアウトプットを出すというものです。今までのグループワークとの違いは、何と言っても実際のお客さんを相手にプロジェクトを行っている、ということです。

そして、クライアントとのコミュニケーションがとても難しいと思います。その理由としては、

1.グループのメンバーにこの業界の経験者がいないため、クライアントの希望を明確に理解するのが難しい

2.そもそもクライアントもプロジェクトのスコープ、アウトプットを明確にはイメージできていない(可能性が高い)

3.クライアント側がわかっていない場合、こちら側がうまくクライアントをコントロールして情報を引き出さなければならないと思われますが、初めて一緒に働く人が多いため、こちら側としてもチームとしてうまく機能できていない

などがあるかと思います。

3番目のグループ形成については Tuckman Modelなどが有名ですが、どんなモデルで説明されるにしろ、グループまたはチーム(この言葉の違いを明確に使い分ける場合が多いですがここではあまり区別しません)として、歯車がうまく回りだすためにはある程度の時間が必要です。特に、マルチナショナルなチームの場合には、以下のハーバードビジネスレビューの記事にもあるように、シングルナショナル(例えば日本人のみのグループなど)のチームと比べてバリアーが多く、チーム形成に時間がかかる傾向があると感じています。


文化的相違が引き起こす衝突に、どう介入すべきか
多国籍チームのマネジメント
ジーン・ブレット ノースウェスタン大学 ケロッグ・スクール・オブ・マネジメント 教授
クリスティン・ベーファー カリフォルニア大学アーバイン校 ポール・メラージ・スクール・オブ・ビジネス 助教授
メアリー・C・カーン バルーク大学 ジクリン・スクール・オブ・ビジネス 助教授

国籍も文化も異なるメンバーを集めたチームでは文化的相違からさまざまな問題が起こりがちだ。感情の摩擦や対立からチーム全体が機能不全に陥ることさえある。チームの抱える問題にどう介入するか。世界規模の調査から、有効な四つの戦略が明らかになった。


そのような状況下で、クライアントのみならず、チーム内でもうまくコミュニケーションをとりながらプロジェクトを行っていくというのはなかなか難しいです。しかも、MBAという環境特有ではありますが、クライアントの要望と、プロジェクトの成績の評価対象で、若干方向性がずれていることもあり、クライアントの要望を重視するか、自分たちの成績を重視するか、微妙な立場でもあります。

非常に難しいとは思いますが、外部のクライアントを相手にした初めてのプロジェクトということで個人的にはいろいろな面で勉強になっています。


ちなみに、今週末はパリのHECというビジネススクール主催でMBAT 2007が開催されています。当初はぼくも参加するつもりだったのですが、結局は参加しないことにしました。MBSからはクラスの6割前後の人が参加しているため、今週は授業の時間割もMBATのために変更になったりしています。ちなみに、MBSからは貸し切りバスで12時間程度かけてパリまで行っているようです。移動だけでもけっこう体力使いそうですね。


ということで、昨日、プロジェクト2のクライアントとのミーティングがあったのですが、参加したのはぼくとタイ人の2人のみ(他のメンバーはMBATおよび旅行のため不在)。いつもより話す機会が増えたのはよいのですが、いつも以上に事前の準備も大変になり直前まで資料の準備をしてました。

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このページは、yokokenが2007年5月18日 23:37に書いたブログ記事です。

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