2008年6月アーカイブ

基本からしっかりわかる Movable Type 4.1 カスタマイズブック Movable Type 4.1/MTOS 4.1対応 (Web Designing BOOKS)
大藤 幹
4839928215


Movable Type 4.1 にテンプレートを変更するにあたって、購入してみました(さっき本屋で買ってきました)。

Movable Typeは、テンプレートの構造を理解するのに苦労する気がするのですが、この本はテンプレートやスタイルシートについて丁寧に書かれていてわかりやすいです。そういう意味ではこの本はかなりいいです。それからメインページの基本構造と各部分に対するソースコードの説明が載っているのもいいです。

一方、細かいカスタマイズの事例とかは少ないので、いろいろな具体例を知りたい場合はあまりおすすめできません。

今週末はひさしぶりに時間が取れたので、Movable Type のテンプレートをバージョン4.1に上げました。今までやろうやろうと思いながらなかなかできていなかったのですが、f さんのご協力のもと、無事移行することができました。 f さんありがとうございました。

まだもう少しテンプレートをいじるかもしれませんが、なんとか形にはなったと思います。ウィジェットという形で、コンポーネントを自由に配置できるのは非常に便利になったと思いますが、あいかわらずカテゴリの表示順をいじるのはプラグインを使わないとできないようです。

プラグインでもいいのですが、今後バージョンアップした時に動かなくなったりすると嫌なので、カテゴリー名には番号を振ってしまいました。結局はこれが一番速いのかも知れません。


話が変わりますが、今週はかなり疲れました。ロンドンから出張で来ていた人がいたのですが、火、水、木、とオフィスにいて、その3日とも夜は一緒でした。ぼくはいずれも終電までには帰ったのですが、火、水、木と帰りの時間がエスカレートしていき、水曜日は1:00過ぎ、木曜日は4:00を過ぎてもまだ帰らなかったそうです(うちのチームで最後までいた人は次の日仕事だったので、4時頃でさすがに帰ったとか。金曜日はしんどそうでした)。

あのイギリス人はかなり元気です。

最短で結果が出る超仕事術 (講談社BIZ)
荘司 雅彦
4062820757


この著者

平均的弁護士の10倍の仕事をこなしつつ「ノー残業、土日完全休み」の生活を続け、年収7000万円をキープしてきた 本の帯

そうです。ノー残業ってのがすごいですね。本当なのかな?とか思ったりもしますが、この方がやっていることのうち、少しでもマネして取り入れることができたら、少しは仕事の効率がよくなるはずです。


「着手してしまえば、仕事の半分は終わったようなものだ」 P.35

困難な仕事を先に片付ける習慣を定着させるには、一つコツがあります。それは、「まとまった時間はいらない!途中でいつでも中断して構わない」という気持ちで始めることです。 P.36

どうも取りかかりづらい仕事とかって、ありますよね。まとまった時間が取れそうにないから後でいいか、とかって思ってしまいがちな。でも、やり始めてみたら意外とすんなり終わってしまった、なんてこともよくあることです。とにかくまずは着手するようにしてみます。


最近、さかんに手帳に目標などを書くことの重要性が説かれていますが、これは心理学的に正しい行為なのです。人間というものは「書く」「書いたものを確認する」というコミットメントを繰り返すことによって、書かれた内容に沿った行動を取る(書かれた内容と一貫性のある行動を取る)という傾向があります。そうであれば、どんどん書き込める手帳の方が、携帯端末機器より便利で手軽だと言えます。 P.45

今年の1月頃に手帳を買ったのですが、現在のところまったく使っていません。どうも、手帳を使うのが得意ではありません、、、どうしたもんでしょうか、、、


組織において「朝令暮改」を行う場合、トップは部下や周囲に対して、しかるべき「説明責任」を果たさなければなりません。「かくかくしかじかの事情で、当初の方針をこのように変更します」という理由の説明があれば、下の者も混乱をきたすことはないでしょう。 P.101

説明がないと本当に困ります、、、


私は弁護士として多くの会社を見てきましたが、「仕事は仕事、休みは休み」と割り切った組織の方が、概ねいい業績を挙げています。 P.138

ぼくはこの考え方好きです。なんとなくダラダラ仕事を続けるのは好きではありません。


「なんで私が、こんなつまらない、小さな仕事をしなければならないんだ!」
ビジネスパーソンの多くは、こう怒鳴りたくなった経験が少なからずあるのではないでしょうか?

しかし、つまらない仕事や小さな仕事を絶対に馬鹿にしてはいけません。さきほども少し触れましたが、それらが大きな仕事に化けることが、世の中には結構あるのです。 P.155

ぼくの経験でも、これは確かにその通りだなぁ、と思います。「え、なんでこんなこと?」とか思ったりしても、その経験が後々になって意外なところで役に立ったりするものです。特に入社してすぐの頃は仕事の選り好みはせずに(できないかもしれませんが)、何でもどんどんやっていった方がよいのではないかと思います。


「自称プロ」ではなく「本当のプロ」をめざせ
仕事のプロの条件
① 自分で責任が取れる人
② コスト意識を持っている人
③ お金のことをはっきりできる人
④ 最新の専門知識を有している人
⑤ 結果を出す人
⑥ 約束を守る人 P.189~

どれも重要だと思いました。


しかし、私を含めて同じ部署の人間は全員、その上司を尊敬・敬愛していました。私と同じように罵倒されまくっていたにもかかわらず、です。

その“鬼上司”が部下の尊敬・敬愛を集めていた大きな理由は、自分が決裁印を押した事案に関しては、すべて自分で責任を取ったからです。 P.192

罵倒しまくった上に、部下の責任にしてたら最悪ですね。でも、すべて自分で責任を取ったら、逆に尊敬されるんですね。この差は非常に大きいですね。


余談ですが、私が娘にいつも教えているのは、
「人間にとって最も大切なのは、『約束を守ること』と『自分に非があるときは言い訳せずに謝ること』の2つだよ。この2つを守っていけば、最低限、どこの社会のどんな組織でも通用するよ」
ということです。 P.211

留学中に、外国人と一緒にいろいろな活動をしましたが、この2つができない(をしない?)人がけっこういることを実際に肌で感じました。


一つだけ言えるのは、どんな仕事でも「仕事がやりがいを与えてくれるのではなく、仕事の中から自分自身でやりがいを見つけるしかない」ということでしょう。 P.226

たまに仕事に対して文句ばかり言っている人がいますが、とりあえずは好きになるまで全力で取り組んでみるしかないんだと思います。そしたら、いつの間にかやりがいが見つかるのではないでしょうか。


残業ゼロって、ひびきいいですね。がんばります。

Apple iPod shuffle 1GB シルバー MB225J/A
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今まで、S11HTでBluetoothで受信していたのですが、どうもBluetoothのスイッチ操作が面倒だなぁ、と感じるようになりました。

そして、iPod shuffleって、大きさ的にはBluetoothのレシーバーとほとんど変わらないじゃん、ということにふと気づきました。

ということで、価格も下がってきたところだったので、購入してしまいました。価格.comとかも見ていたのですが、送料込みだとそれほど安くないなぁ、ということで、Apple Storeから整備済製品を4500円(送料込み)で購入しました。


ちなみに、整備済製品とは、

整備済製品とは、店頭商品、返品商品、初期不良品などを修理調整し、新品水準並みの品質を確認したアップル認定製品です。新製品同様、1年間の特別保証書をお付けしております。

だそうです。これだとiPod nano(4GB)の現行モデルは11100円で売られています。かなり安いなぁ、とも思ったのですが、nanoだと大きくなってしまうので、初志貫徹でshuffleを購入しました。

そして、イヤホンはもちろん以前購入したカナル形イヤホンをしぶとく使いまわしています。

Bluetoothだと無線ということもあって音が飛ぶこともあったのですが、それがなくなり、かつ、スイッチ操作の回数が減ったのでかなり快適になりました。しかも、iTunesから直接操作できるし。ちょっとまわり道してしまいましたが、こればかりは仕方ありません。

音楽を溜め込んで持ち歩きたい場合は別ですが、その日(または週)に聞く分を入れて持ち歩く分には、iPod shuffle はかなり使い勝手がよいのではないかと思います。

タダで自宅を手に入れるスゴイ方法
日本ファイナンシャルアカデミー
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今のところ、しばらく自宅を購入するつもりはないのですが、「タダ」ならいいなぁ、と思って読んでみました。

で、実際にどのように手に入れるかというと、

住宅ローン(1棟もの)型

この本のメインテーマ。ワンルーム多数+ファミリータイプ1室のアパートを新築で建築。適した土地さえ見つかれば理論上いくらでも生産可能。自分で高利回りの物件を造り出すこともできる。

というふうにやるそうです。

一般的に投資用のアパートローンと住宅ローンを比べると、住宅ローンの方がかなり条件はよいわけですが、住宅ローンはあくまで自宅用の物件にしかローンがつきません。

ただし、住宅ローンの適用ルールを細かく見ていくと、住宅用の面積が半分以上を占めていれば適用可能だそうで、1棟ものを建てて自宅以外の残りの部分を賃貸に出せば、家賃収入が発生するので自分で支払うことなくローンを返済することが可能になる、という話です。

詳細や具体例は本に譲りますが、1階(もしくは2階)が自宅、2階(もしくは1階)がワンルーム3室などの形の住宅に住みたいというのであれば、この方法はなかなかよさそうですね。住宅ローンであれば、銀行の敷居も低そうだし。

この本、家を建てるにあたって最低限知っておくべき基礎知識なども載っており、個人的には意外と新しい発見がありました。

こんなニュースを見つけました。

賃貸情報サイトに架空物件、公取委「エイブル」に排除命令

 賃貸物件を検索できるサイトなどに虚偽の物件や条件を掲載したとして、公正取引委員会は18日、不動産賃貸仲介大手エイブル(東京都港区)に対し、景品表示法違反(不動産のおとり広告、優良誤認)で排除命令を出した。

 公取委によると、同社は2006年11月~昨年8月、実在しなかったり、既に賃貸契約が結ばれたりしていた都内や埼玉県、福岡県の物件計15件について、入居者を募る広告を自社サイトや賃貸情報サイト「CHINTAI NET」などに表示し、不動産のおとり広告に関する公取委告示に違反した。

 福岡市内のマンションは307号室までしかないのに、308号室のデータを掲載。東京都清瀬市の物件では02年7月に契約済みなのに、07年2月にも募集していた。駅まで徒歩約26分かかるのに「徒歩16分」、1979年2月に建築されたのに「築年 1996/05」などと表示していたケースもあった。

 調べに対し、同社は「契約済みかどうか大家に確認しなかったり、確認しても情報を更新しなかったりした。築年数などは入力ミス」などと釈明した。架空の物件の広告を載せた理由ははっきりしないという。同社は「お客様にご迷惑をかけたことをおわびします」としている。

(2008年6月18日20時02分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080618-OYT1T00618.htm


今回はたまたま「エイブル」が検挙されたようですが、これって業界としては結構普通に行われていることなのかもしれません。

というのも、今回イギリスから日本に引っ越してくるときに、これを実際に体験したからです。

イギリスにいると、日本の物件情報は基本的にはインターネット経由でしか入手できなかったので、インターネットで調べ、よさそうだと思う物件を不動産屋さんに知らせて詳細を調べて頂く、といったプロセスで物件探しをしていました。

ある時、「これはいい!」という物件があったのですが、担当して頂いた方からは次のような返信メールが来たのです。

お問い合わせの物件ですが、現在募集していないものでした。

お客様用のサイトは情報が正確でないことが多く、
見栄えのよいものを載せている場合がございます。

え?そんなことあるの?と正直その時はびっくりしましたが、仲介業者としてはとりあえずお客様をつかまえるために、よさそうに見えるおとり物件を掲載するといったこともあるのかもしれません。

自分なりのプライオリティを決めて、譲れるところと譲れないところをハッキリ業者の方に伝えて、探してもらえば仮にそういう物件で釣られたところの業者さんにお世話になったとしても、満足のいく物件を探すことができるのではないかと思います。

まあ、賃貸であれば購入することと比べればかなりリスクは低いとは思いますが。

現役・三井不動産グループ社員が書いた! 「ダメマンション」を買ってはいけない
藤沢 侑
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マイホームとしてのマンション購入(特に新築)を考えている方は、一読された方がいい本でしょう。新築マンション販売営業の裏事情がかなり詳しく書かれています。


「一生で一番大きな買い物をするのだから営業マンがすべていろいろやってくれるのは当然だ」と考えている方も多いです。気持ちはわかりますが無理な話なのです。P.42

購入する方からしたら人生で一番大きな買い物ではありますが、営業マンからしたらたくさんいるお客さんのうちの一人にしか過ぎないので、残念なことではありますが、親身になって考えてくれるわけではないという話です。投資と同じで、結局は自己責任ということですね。


あとから自力で変えられないことにこだわり、変えられることにはこだわらないが幸せな人生への切符を手に入れる近道なのです。 P.88

これは確かに重要なポイントだと思いました。マンションの部屋の中は自分たちでいじることができても、まわりの環境とかはどうしようもないですからね。部屋の内部は、時間をかければ、ある程度は自分たちの好きなように作りこんでいくことができますから。


「知りたい場所+洪水ハザードマップ」で検索すればすぐたどり着けると思います。よかったら自分が現在住んでいる所がどうなのかぜひ見てみてください。 P.113

ということで、「洪水ハザードマップ公表一覧」というページを見つけました。現在お住まいになっているところを確認してみるとおもしろいかもしれません。
http://www.river.or.jp/hazard/link/search.html

(6月23日追記)
関連サイトを見つけましたので、リンクを追加しておきます。

ハザードマップで避難経路確認
国土交通省 ハザードマップポータルサイト


あなたにとって一番いい間取りだから勧めているとは限らないのです。
間違いないのは不動産会社にとって一番買ってほしい間取りを勧めているということなのです。P.127

これが営業マンの本音なんでしょうね。もちろんお客様の希望を完全に外れることはないでしょうが、それでも裏にはさまざまな事情があるのでしょう。


あまり慎重になりすぎてしまうといつまで経っても買えなくなってしまうかもしれませんが、そうは言ってもほとんどの人にとって人生で最大の買い物でしょうから、それなりに慎重にはなるべきでしょう。勢いで買ってしまって、後悔するなんてことのないようにしたいものです。

本を読んだり、すでに購入した人の話を聞いたり、いろいろ事前に調査したかどうかで、けっこう選択が変わってくるのではないかと思います。


ちなみに、以前紹介した ↓ こちらの本もオススメです。
マイホームは「貸せる物件」を買いなさい!―後悔しないマンション・一戸建ての選び方・買い方・考え方

「ある投資家の考え」というカテゴリーを追加しました。

最近は、平日は会社勤めをしているので、留学していた時のようになかなかその日にあったことをこのブログに書くこともありません。そこで、普段考えたり思っていたりすることを書いてみたいと思います。

今までと何が違うんだ、と思われるかもしれませんが、とりあえずは書いてみたいと思います。

ブログのタイトルを「ある投資家の日々」から「ある投資家の考え」に変えてみようかとも思いましたが、まあ日々思ったり考えたりすることなので、タイトルはそのままでいいかな、と思っています。


で、初回はモノの価値について考えてみたいと思います。

あるモノがあった時に、その価値は誰にとっても同じなのでしょうか?

これは違うのではないかと思います。株式投資なんかの場合を考えた場合、ある会社の株式1株の価値は一定だと思って、価格の変動に注目して割安、割高などという判断をしたりします。短期的には価値が一定とみなせるかもしれませんが、長期的には変化しますし、どのくらいの量を取得するかによっても価値が変わってきます。例えば、発行済み株式数が100万株の会社で1株あたり1000円で1株取得した場合の1株の価値と、1株あたり1000円で51万株取得した場合の1株の価値は明らかに異なるでしょう。

1株しか保有していなければその企業に対して影響を与えることはほぼ不可能です。しかし、51万株という可半数以上の株数を保有した場合には、実質的にはその企業をコントロールすることが可能になります。だからこそ、TOBで市場から株式を買い集めるときは、直近の株価に対してプレミアムを上乗せした高い価格で行われます。コントロールプレミアムや流動性プレミアムなどが含まれていると考えることができるでしょう。


いきなり株式の例を出してしまいましたが、これは他のものにも言えることだと思います。つまり、モノの価値は誰が持つかによってかなり変化しうるのではないか、ということです。例えば、パソコンを1台10万円で買って、インターネットを楽しむだけに使う人もいれば、そのパソコンを使ってビジネスを始めリターンを得る人もいるでしょう。これを投資ととらえると、前者の人はリターンはほぼゼロかもしれませんが、後者の人はリターンはプラスです。

「あのパソコンが10万円で買えるなんて、安い」「いや、あれだったらあと1ヶ月もすれば値崩れするはずだ」などと、モノ(パソコン)の構成要素(パーツ)に着目して高いとか安いといった判断をすることがありますが、割安に思えて購入したとしても、そのモノをきちんと使って、買った人にとっての価値を高められるかどうかが重要なのではないかと思います。

買ったはいいけど、すぐに使わなくなってしまった電気製品とかあったりしませんか?

ちなみに、うちの食器洗浄機はかなり使われています。この食洗機は日に日に割安になっています。

初めて知ったのですが、土日でも住民票が取れるんですね。これって、文京区だけなのでしょうか、それとも最近ではどこでもこのようなサービスが行われているのでしょうか。

帰国してから銀行等の住所変更手続きをいろいろしましたが、銀行によって必要書類が違ったりします。で、ある銀行では住民票の原本が必要と言われたのですが、ぼくも奥さんも平日は働いているのでなかなか住民票を取りにいけませんでした。

ところが、文京区のホームページで確認してみたところ、土日であっても普通に入手できるようなことが書いてありました。もしや?と思っていってみたところ、本当に住民票が取れました。

これって、最近変わったことなのでしょうか、それとも文京区はかなりレアケースなのでしょうか。そのあたりはよくわかりませんが、とても便利になってきていると思いました。

便利になるのはいいのですが、その分住民税が高くなってたりして、、、?

月曜、火曜、と残業ゼロとは程遠い生活を送っています。

状況に応じてある意味仕方がない(ロンドン時間にいろいろやりとりが発生する)気もするのですが、業務の内容を理解しながら、少しずつ改善していけたらと思います。

こういう時、ロンドン勤務の人はいいなぁ、と少しだけ思ったりします。向こうは昼間ですからね。

「残業ゼロ」の仕事力
吉越 浩一郎
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「早朝会議」「ノー残業デー」「がんばるタイム」などさまざまな仕組みを導入されて、19期連続の増収増益を達成されたトリンプの元社長 吉越浩一郎さんが書かれたものです。とても具体的に書かれていて、とても勉強になりました。

どちらかといえば、リーダーシップに関する本だと思います。


トヨタ自動車の「トヨタ生産方式」をご存知でしょう。
品質の悪い部品が流れてきたらすぐに組み立てラインを止めて、文字どおり「見える化」し、原因を徹底的に追究して再発を防止する、というのがこのシステムの特徴です。

生産ラインを止めるのですから、当然その間にコストが発生します。しかし、たとえコストがかかろうとも、そこで問題の根を断ち切ってしまえば、二度とその問題は起こりません。その結果、全体の精度はどんどん高まり、同時に効率化も進むので、結局は経済的なのです。P.17-18

ところが、なぜか日本のホワイトカラーはこうした「問題の原因追及」をきちんとやろうとしません。P.18

これはバランスの問題なのだと思います。短期的(一時的)に発生するコスト、長期的に発生するコスト、そのどちらを取るか。今やるのは面倒だからと、先延ばしにしてしまうとその後も継続的に問題が発生し続けてしまうので解決はできません。しかし、短期的には痛みが伴なったとしても、やってしまえば解決してしまうのですから、長期的にはその問題は発生しなくなります。このように長期的に考えられるかどうか、ってとても重要だと思います。

コストではなく、収益の面だとこの考え方は完全に逆になるのではないでしょうか。短期的にはすごく儲かるかもしれないけど、長期的には収益を生み続けられないビジネスモデルと、長期的継続的な収益を生み続けるビジネスモデル。どちらを構築していくか。


問題が起こったとき、最悪なのは、そのまま何もせず放置しておくことです。
時間がないとか、すぐには名案が浮かばないとか、放っておきたい理由はいろいろあるでしょう。でも、問題はおきっぱなしにしておくと、どんどん育ってしまう、という法則があるのです。 P.34

「風が吹いたら桶屋が儲かる」ではないですが、小さな問題であってもきちんと解決しておかないと、後々大きな問題となって跳ね返ってきてしまう、ということはあるんだと思います。一方で、ばかばかしいとか、つまらないとか思えるような仕事であっても一生懸命取り組むと、後々ひょんなところでその経験が活きてくることがある気がします。


基本はロジックを積み重ねて「理詰め」でものごとが決まっていくべき。
ただ、それだけだと人間関係がギスギスするので「義理・人情・浪花節(GNN)」で間をうめる。 P.39

両者のバランスが大切だということでしょう。


会議には、情報の共有化という重要な役目もあるからです。
 単に「結論はAだ」と伝えるだけでは、情報共有はできません。
「この問題に対し、A、B、C、D、Eという解決策が出され、こういう議論を経てAという結論に至った」という、そこに行き着くまでのプロセスを同じ場で共有することでようやく自分もその決定に参加した、という意識が生まれるのです。情報共有にはこの「プロセスの共有」が不可欠なのです。P.64

このプロセスの共有化というのは、新しい仕組みを導入する際などは非常に重要なことなんだと思います。新しい仕組みを制定するにあたって、自分もそのプロセスに一部であったとしても参加したか、まったく関わらなかったかで、その仕組みを受け入れるかどうかに対する態度がまるで変わってくるのではないでしょうか。


社内向けの会議に時間をかけて見栄えのいい資料を作るなどは愚の骨頂、そんな時間があれば本来の業務に専念したほうがいいに決まっています。社内向けの資料なんて、意味さえわかればいいのです。P.72

おっしゃるとおりだと思います。


それでも私の場合は、自分で納得してやるのですからまだいいですが、それを強制される社員はたまったものではないでしょう。人間は誰でも、慣れ親しんだやり方がいちばん楽だし、それに、自分のスタイルこそが正当であると信じ込んでいるのが普通です。無理やり変えようとすれば厳しい抵抗に会うのは火を見るより明らかです。P.98

社員が、残業はなくすべきという私の考え方を受け入れるか、それとも私が、残業はいいことなんだ、という社員の強固な思い込みの前に白旗を揚げるのか、根気比べの日々が半年以上続きました。P.103

具体的には、一人一回の残業につき、部署のボーナス原資が二万円減額されます。自分が罰金を払うだけなら、覚悟を決めて残業し、仕事をデッドラインに間に合わせたほうがいい、と殊勝に考える人も、自分の残業でほかの人まで被害を受けるとなると、なんとか時間内に終わらせようという気持ちになりますからこの効果は絶大です。P.108

「ノー残業デー」導入のために工夫された点が書かれています。最終的には根気比べなのだと思いますが、要は成功するまでやれば、何でも成功になるんですね。半年で済むのか、1年以上かかるのか、そこはわかりませんが、会社のために正しいことをやっているという信念があるのであれば、成功するまで継続して取り組んでいくことが重要なのだと思います。途中でやめるから失敗になるのだと。


大切なことは毎日仕事を終えた後の3時間あまりを、「自分の人生のために投資する」、と考えることです。P.112

どんなに親しい人が相手でも、二次会には行かない、と決めていました。なぜなら、私の場合、夜は八時間寝ないと翌日調子が出ないからです。二次会に行っていたら、大切な八時間睡眠が確保できませんからね。P.114

眠い目をこすりながらデスクに座っていても、何も仕事になりませんからね。だったら会社にいる時はできるだけ高い効率で働けるように体調をきちんと整えておくということが重要だと思います。そのためには、だらだら残業しないで早めに切り上げて、必要な睡眠をきっちり取らなければならないのでしょう。

ぼくは、最近はこの方向でがんばろうとしています。


要するに、「人事を尽くして天命を待っている」と思っているのは本人だけで、実際は人事を尽くさずに、ただ天命を待っている人が多い、それが日本の会社の実情なのです。 P.166

ぼくも、ただ天命を待ってしまっていたこともあるかもしれません。これでは生産的な仕事はできません。


ロサンゼルスに住んでいる知人の娘さんがいて、招待を受けてお宅を訪問した際のことです。彼女のアメリカ人のご主人が、「life for work(働くために生きる)」ではなく、「work for life(生きるために働く)」でなくてはならない、と力説していました。P.186

work for life の考え方でやっていこうと思います。人生いろいろと楽しまないと。


ちょっと長くなってしまいましたが、この本はオススメです。

ずいぶんと時間があいてしまいましたが、Manchester Business School のMBA プログラムの最終学期であるIBプロジェクトを簡単に振り返ってみたいと思います。

感想を一言で書くと、マンチェスタービジネススクールを選んでよかったなぁ、と正直思いました(母校に対するバイアスが多少はあるかもしれませんので、あしからず)。想像していたよりもずっとプレッシャーがあり、忙しかったけど、とても勉強になりました。

このブログでは何度も内容を書いていますが、簡単に説明すると、IBプロジェクトは実際の企業のクライアントに対して、3ヶ月弱の期間で行うコンサルティングプロジェクトです。学生は、5名か6名のチームを組み、コンサルティングを行います。

プロジェクトのテーマは多岐にわたり、マーケティング系、ストラテジー系、アカウンティング/ファイナンス系、などいろいろなものがあり、クライアントも超一流企業からベンチャー企業まで様々なところがあります。IBプロジェクト前までの約15ヶ月で勉強してきたMBAプログラムのまさに集大成で、必要な知識を総動員します。プロジェクトのテーマとしては、大きくは上に挙げたように分類されますが、マーケティングだからと言ってマーケティングの知識だけがあればよいかと言えばそうではなく、様々な側面から目の前のクライアントが抱えている問題点を検討し、ソリューションを構築していくことになります。


ぼくらのプロジェクトは製薬業界とその周辺業界のストラテジックアライアンスに関するプロジェクトで、あえて分類するならストラテジー系でした。しかし、製薬業界のアクティビティ全般、つまりR&Dから、ディストリビューション、セールスまでの様々な面でどのようなアライアンスが構築できるかを検討するためには、一般的なストラテジーの知識というよりも、製薬業界(特にレギュレーションなど)、ストラテジックアライアンス、ファイナンス、マーケティング、知的財産(Intellectual Property)など様々な知識が必要となりました。当然、勉強したことがなかった分野も多いので、必要に応じてその場で勉強していきました。

またストラテジックアライアンスと言っても、資本関係を伴わない業務提携、資本関係を伴う業務提携(関連会社、持分法適用会社、子会社など持分に応じていろいろあります)、M&Aといった様々な選択肢があり、その分野での成長性を考えながら、短期的な視点、長期的な視点での各選択肢のリスクとリターンを検討していきました。また世界の中で、どの地域でアライアンスを行っていくのがよいのか、その分野での成長性や規制などを視野に入れながら検討していきました。

そして、検討していく際にもっとも貴重な情報源がプライマリーリサーチのインタビューです。クライアントの社内のキーパーソンはもちろん、提携先候補(勝手に候補になりうるとぼくらで思っているだけで、クライアントから指定されたわけではありません)の企業が属する業界、ケーススタディのための完全に別業界(例えば自動車、レストラン、投資銀行など)に属する企業など、米国、欧州、日本の企業をまわり、インタビューを行ってきました。ぼくらのプロジェクトは英語(+日本語)があれば、なんとかインタビューは可能でしたが、プロジェクトによっては、中国語であったり、ロシア語であったり、スペイン語であったり、様々な言語が必要なプロジェクトもありました(ネイティブスピーカーがチーム内にいない場合は、通訳を雇ってインタビューを行ったそうです)。

セカンダリーリサーチ(文献やデータベースなどの二次情報を使った調査)、プライマリーリサーチ(インタビュー、アンケート調査などの一次情報を取得する調査)と行った後に、データを分析し、クライアントに対するベストなソリューションをチームで考えていきます。ここでは、けっこうもめました。意見が対立することもよくあり、なかなか方向感が定まらずに時間ばかりが経過していくこともしばしばでした。

この時に感じたのは、リーダー(もしくは経験者)の不在です。残念なことにぼくらの指導教官は、方向性を明確に示すことはなく、「自分たちでよいと思うようにやれ」と言うばかりでしたので、ソリューションを導くにあたってのガイドという役割はありませんでした。一方で、チームのメンバーにコンサルタント系の経験者もおらず、業界に精通している人間もおらず、チームの各メンバーがほぼ平等の立場でした。実際の職場では、最終的な責任を取るマネージャーがなんらかの最終決定を行う場合が多いと思いますが、ぼくらの場合は意見が対立してしまい、お互いが納得できないと、いつまで経っても議論が平行線ということがありました。これはMBAでのグループワークという特殊環境だとは思いますが、けっこうつらい状況でした。

また、MBAでの特殊環境と言えば、クライアントに向かって仕事をするか、アカデミックに向かって仕事をするか、といったことが挙げられます。クライアントに対するベストなソリューションを提供しようとすると、それがアカデミックの求める成果ではなかったり、といったことが起こりえます。もちろん両者が大満足な結果を出すことができればベストなのですが、実際にはなかなかうまくいきません。そして、チーム内にも、成績をかなり気にしている人もいれば、アカデミックよりもクライアントを満足させよう!と考える人もいて、このあたりのバランスがなかなか難しいなぁ、と思いました。


だらだらと書いてしまいましたが、IBプロジェクトを経験できて本当によかったなぁ、とぼくは思います。マンチェスタービジネススクールMBAの看板プログラムだけあって、いろいろな意味で本当に勉強になりました。かなり視野を広げることができたと思います。

マネジメントの仕事って、結局は「人を動かす」という一言に尽きるのだと、現時点では考えています。

IBプロジェクトでした。

成績表が郵送で送られてきました。それによると、無事卒業できたようです。


よかったです。ホッとしました。


送られてきた卒業者リストには73名の名前が載っていました。入学時は90名だったので、約8割もの人が卒業できたことになります。ということは残り約2割の人は卒業できず?

この約2割の中にはすでに途中でやめてしまっている人も含まれているし、"A Supplementary Pass List may be issued."という表現もあった(will ではなく、may なんですね。 might でないからまだいいか、、、)ので、あくまで5月22日時点での卒業確定者が73名ということのようです。おそらく追加で単位を取得したり、なんらかの形で最終的な卒業者数はもう少し上がるのだと思います(でないとかなり厳しいですよね、、、)。

とりあえず、無事MBAという学位は取得できたことになります。学位そのものを取ることが目的ではなく、あくまでそこで学ぶことが大切だと思いますが、そうは言っても最後の最後で正式に卒業できないと言われたらかなりショックですからね。よかったよかった。


ちなみに、卒業式は7月18日の予定です。果たしてぼくは参加できるのでしょうか。

今日から夏服でした。

といっても、中学や高校と違って、制服があるわけではないので、着る服が変わるわけではなく、上着、ネクタイの着用をしなくてもよくなるというものです。うちの会社では昨年から実施しているようなのですが、ぼくは留学していたために今年が初めてでした。

とは言っても、今日はなんとなく様子見で、先週と同じく上着もネクタイも着用で行ってみました。涼しかったこともあってか、まだネクタイを着けている人もけっこういました。暑くなっていくと、徐々にネクタイをしなくなる人が増えていくのでしょうか。

ぼくは現在、外交に行くようなことはないのでネクタイ外して、上着もなしでも特に問題にはなりません(会社が許せば私服でさえ問題ないのです)が、セールスの方はやはりネクタイなしでお客様のところに行くわけにはいかないので、大変だと思います。

それにしても、帰国してからかなり汗をかきました。イギリスにいた時は、ほとんど運動していなかったこともあり、ほとんど汗をかくことがなかったというのに。

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