2007年3月のエントリー 一覧

(単位が取れたかどうかは別として)試験も終わり、少し精神的なゆとりができたのでたまには何を勉強しているか、もう少し詳しいことを書いてみたいと思います。

PMO(People, Management and Organisation) という授業では、組織行動論や、組織論を学びました。組織の中で、人々はどのように行動するか、グループとチームの違いはどのような点か、リーダーとしてどのようにメンバーをモチベート(動機付け)するべきか、や、組織の管理システムはどのようなものがよいか、組織のストラクチャーは外部環境に応じてどのように対応すべきか、などです。


この授業で学んだことの一つに、クリス・アージリス(ハーバード大学名誉教授)という人によるダブルループラーニングという考え方があります。これは組織学習(Organisational Learning)に関する考え方で、対となるのがシングルループラーニングと呼ばれるものです。具体例で考えると非常にわかりやすい考え方なので、サーモスタット(自動温度調節機)の例で説明してみます。

サーモスタットの設定温度が20度に設定されていたとします。すると、実際の室温に対応して、サーモスタットは室温が20度に保たれるようにうまく温度を調節しようとします(シングルループラーニング)。

しかし、このサーモスタットは20度という設定がそもそも妥当であるかどうか、という点に関して問い直すことはしません。本来の目的は「人間が快適に過ごすために温度を一定に保つこと」なわけであり、外部の環境変化(夏か、冬かなど)に応じて、適切に設定温度を変更する必要があるわけです。つまり、「20度という特定の温度に保つこと」自体には、それほど意味はないのです。この前提(Governing variables)まで含めて常に問い直す学習スタイルがダブルループラーニングと言われるものだそうです。

言われたことを単に言われた通りに処理するだけではなく、「そもそもの目的は何なのか」まで考えて、その前提を見直すことまで視野に入れて行動することが、ダブルループラーニングだと思います。メンバーの一人一人がこのような考え方で行動している組織と、そうでない組織を比べた場合、どちらが強いかは明らかだと思います。

たまに(しばしば?)、「これはルールで決まっていますから」とか、「今までずっとこのような手続きを行ってきていますから」といったことを言う人がいます。このような時はいつも、だからどうしたの?、それが何なの?、それって改善の余地があるとは思わないの?と思ってしまいます。ここで重要だと思うのは、「自分の頭で考える」ということだと思います。

「確かにルールではそのように決まっているかもしれない」、また「今まではそうだったかもしれない」けども、「これは別の形でより簡素化することができそうだ」とか、「こうした方が業務効率が改善される」とか考えていかない限り、いつまで経ってもシングルループでしか物事に対処できないのだと思います。なぜこの業務が必要なのか。その業務の果たす役割は、全体のビジネスの中でどのような位置づけなのか。業務の持つ意味まで自分の頭で考えながら行動できるといいんだろうなぁ、と思います(自分ができているかは別として、、、)。


ダブルループラーニングの典型例として、日本のトヨタ自動車が出てきました。カイゼン活動を通じて、少しずつ着実に業務効率を上げていっているようです。そこで働く人たちの意識はダブルループラーニングになっているものと思われます。

こういう観点は、とても重要だと思います。


最後に、ぼくが入社したときに当時の部長から聞いた話をご紹介します。

ピラミッドを作っていた頃のエジプトに行ったとします。そこではたくさんの人たちが石を運んでいました。そこで次のように聞いたそうです。

「何をやっているんですか?」

と。すると次のような答えが返ってきました。

「石を運んでいるのです。」

もう一人に聞いてみました。すると今度は次のような答えでした。

「ピラミッドを作っているのです。」

さらにもう1人に聞いてみました。するとどうでしょう。

「エジプト文明を作っているのです。」

全く違う答えです。

つまり、同じことをやるにしてもどういう意識をもって取り組むかが大切ですよ、お話だと思います。与えられた仕事に対して、常に「これはどういう意味があるんだろう」とか、「全体の中でどういう位置付けなんだろう」といった観点で考えることが重要である、と。

渡英して住む場所を決めたら、部屋の状況に応じて身の回りのものをそろえなければなりません。もちろん身の回りのこまごました物は近くのスーパーなどで購入すればよいのですが、電化製品などはネットで購入するのが便利です(英国の賃貸住宅は家具付が一般的ですが、それでもテレビはライセンスの問題があるため、付いていない事が多いです)。

そんな時に便利なのが、Argos です。

http://www.argos.co.uk/

デジタルボックス、CDプレーヤー、本棚などを購入しました。送料はたしか1回5ポンドだったと思います。


Argos でも、パソコン関連の商品は取り扱っていますが、品揃えがイマイチです。その点、Lowest On Web はそれなりに種類が豊富で、送料がかからないので、比較的安いものを注文するときは便利な気がします。ぼくはワイヤレスマウスなどをこのサイトで購入しました。

http://www.lowestonweb.com/default.asp?e=085D645F-552B-49A8-8F80-0A09DBFCE353


また、インターネットオークションを利用したい場合は、eBay があります。ひょっとしたら他にもっとメジャーなサイトがあるのかもしれませんが、eBay はかなりの品揃えだと思います。ぼくはオーガナイザー(PDAのシンプルなもの)を購入してみました。

http://www.ebay.co.uk/


それから、Amazon は UK でも健在です。ただし、日本のアマゾンと比べて、配達などは予定通り来なかったりするので、そこらへんはやはり英国版になっています。

http://www.amazon.co.uk/


最後に、日本食材です。ロンドンなどに住むのであれば苦労はないと思いますが、それ以外の都市の場合、日本食材を手に入れるのは容易ではありません。中華系の食材店などである程度は購入可能ですが、それでも限定的です。そのような場合、インターネットショッピングはとても便利です。ぼくは今まで以下のお店で購入したことがあります。個人的にはジャパンセンターの方が価格が安く、気に入っています。

ジャパンセンター 
購入したときの様子はコチラ

らいすわいんオンライン
購入したときの様子はコチラ

PMO (People, Management and Organisation) の試験も終わりました。

過去問の傾向に近い問題がでたこともあり、昨日のオペレーションズマネジメントよりはかなりマシな答案になったと思います。採点の厳しさにもよりますが、50点近辺には行ってくれるものと思います。

ということで、冬学期の全ての試験が終了!

来週は1週間ほど春休みです。


試験はかなりプレッシャーもあり嫌ではあるのですが、改めて机に向かって勉強すると、「なるほど、これはこういうことだったのかぁ!?」という発見も多く、かなり勉強になります。今学期は先学期よりも面白かったです。


ちなみに、昨日のオペレーションズマネジメントの試験ですが、今日聞いたところによると、記述問題は2問とも Out of scope の答えを書いてしまったっぽいです。ということで、おそらく、ぼくのスコアは20〜25点くらい。ポスター(グループワーク)の成績もよくなかったので、コンペンセーション不可能な成績になってしまうかもしれません、、、

とりあえず、終わったことは考えても仕方ないのでしばらくは忘れることにします。

Operations Management もあえなく撃沈。

昨日より、もっとひどいです。

しかも、今までに一度も見たことない用語が記述問題の一つに含まれていました。

そんなのわかりません、、、

記述問題のうち、一問は完全に論点を外してしまったかもしれません。まあ、それ以外書けなかったんですが。


帰り道は、単位のコンペンセーション(落とした単位を成績のよい単位で相殺してチャラにできる制度)について話してました、、、

あと、ひとつ、、、

MIS (Management Information Systems) の試験ですが、撃沈です。

集中戦略は失敗に終わった可能性が高いです。50点超えているかどうか、かなり微妙な気がします。

範囲がそれなりに広い場合は、せめて選択式にして欲しいものです。すべてを答えなければならない試験はしんどい、、、

明日は、オペレーションズマネジメント。もっとやばい雰囲気が漂っています。

ぼくが普段読んでいるブログの一つに、板倉雄一郎事務所というのがあります。そこの人たちが書いた本が出版される(た?)ようです。

ブログを読んでいるだけで勉強会等に参加したこともありませんが、個人的には、この事務所の人たちの考え方はとても真っ当だと思います。基本路線としてはぼくも同じような考え方を持っていると思います。

このあたり、書こう、書こう、と思いつつ、書けるのはいつになるのでしょうか、、、

以下のページで、どんな内容の本なのか、簡単に紹介されています。ご興味のある方はご覧になってみてください。

第1回 「株式投資とは、人への投資である」

次回、日本のアマゾンに注文を出す時にでも、買ってみようかな、、、


日本人のファイナンシャルリテラシーが向上するのはとてもよいことだと思います。

とりあえず、Strategy の試験が終わりました。おそらく今回の4科目の中で最もやさしいと思われ、採点基準にもよりますが、おそらく落とすことはないと思われます。ボリューム的にはやはり足りないと思いますが、50点くらいは取れてると信じています。

ちなみに今日の試験、ぼくは相変わらず時間が足りなかったわけですが、ネイティブ系の数人は20分以上時間が残っている時点で答案を提出して教室から出て行きました(試験時間は120分でした)。この違いは仕方ないですね、、、それにしても、すごい、、、どんな速さで書いていたのでしょうか。


それから、今回も前回同様、印字されていたぼくのSurnameのスペルは間違っていました。まあ今回は試験官に指摘すらせず、ただ上から訂正しておきましたが。

無事卒業できるかはまだ未知ですが、卒業証書だけはスペル間違えないで欲しいですよね。

失われた1時間

サマータイムが始まってしまいました。前回は1時間ほど得した気分だったわけですが、今回はかなり最悪です。1時間以上損した気分です。試験が始まる直前の1時間は貴重なわけです!(ブログ書いてる場合じゃないだろう!という話もありますが)

あと1週間遅かったらよかったのに、、、

とにかく、夏はもうすぐそこです、、、?

そして、試験はまさに目の前!

かと思ったのですが、なんとか直りました。

昨晩、突然、マウスが動かなくなり、おかしいなぁ、と思って再起動しようとしたところ、起動できなくなりました。とりあえず一度コンセントを完全に抜いて、一晩寝かせてみたところ、今朝は通常通りに使えるようになっていました。

とりあえずホッとしました。でも、昨晩はなんとなくパソコンのことが気がかりであまり勉強できませんでした。まあそんなこと言っている場合ではないのですが。

試験って嫌ですね、、、ほんとに、、、

新しいクラスメイト

Manchester Business School の Class of 2008 に新しいクラスメイトがやってきました。韓国人が11名です。これで最初から一緒だった5人と合わせて、合計16人とインド人(19人)に次ぐ勢力になりました。

今年からの試みなのだと思われますが、はじめの2つの学期のみ韓国で受講(学校から先生が教えに行っていたそうです)し、次の春学期からぼくらと一緒に勉強するというプログラムになっているようです。

今日は簡単なウェルカムパーティーがあったので行ってきました。11人といってもまだ全員は到着していないようで、今日はそのうち6人が来ていました。韓国人はやはり同じアジア人というか、お隣ということもあってか、とても話しやすいです。

試験前ということで、Class of 2008 の人も参加していた人はかなり限定的。逆に人数が少なかったので、個人的には話す機会が多くなってよかったと言えばよかったですが。


試験勉強のストラテジーは、ポーターの言葉を借りれば、集中戦略(言い換えると、やまをはる?)にならざるを得ない状況です。しかも、これはミンツバーグがいうところの Emergent Strategy でしょうか。どこからともなく突然湧き出てきたというか、そうせざるを得ないというか、、、違うか、、、


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yokoken

投資家的観点から日々思うことを書きたいと思います。まあ、ただの日記なのですが。
Manchester Business SchoolでのMBA留学を終え、2008年4月に帰国しました。最近は不動産投資やマイホーム購入に興味を持っています。


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