2008年3月のエントリー 一覧

4月5日の朝の飛行で日本に帰るので、数えてみれば、あと4日くらいしかマンチェスターにいないことになります(サマータイムが始まったこともあって、感覚的には帰国が1時間ほど早まりました)。まだあまり帰るという実感がわかないのですが、そんなものなのでしょうか。

ここ数日あったことを簡単に書いておきます。

昨年同様、MBA Ballに参加してきました。学校主催のオフィシャルなパーティーです。Class of 2008 の中から見事ベストスチューデントに選ばれたのは、日本人のSさんでした。すばらしい!おめでとうございます。

それから食事の方ですが、いつも通りというか、ブリティッシュでした。

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ぼくらは0時半頃帰ったのですが、昨日IBプロジェクトのメンバーであるトリニダード&トバゴ人と会って話した時に、彼は3時半に帰ったそうで、「おまえは帰るのが早すぎる」と言われました。踊るのが好きであればいいのでしょうが、踊るのが好きでないとけっこうしんどいものです。


それから、日曜日はbancho55aさんがロンドンからわざわざマンチェスターまで来てくださったので、マンチェスター(シティセンターでは、市庁舎と図書館だけ)というよりも、サルフォードの方を奥さんとご案内してきました。

bancho55aさんは、現在ロンドンで働かれているので、ロンドンでのお仕事や外資系企業にもかかわらず社員旅行があるというお話を伺うことができました。


また話変わりますが、日々電化製品が我が家から消えていっています。こちらで購入したものは、日本では使えないのでこちらでどなたかに使って頂くのが一番です。ということで、ついに我が家から固定電話もなくなりました。テレビまわりや、電気スタンド、加湿器など、お譲りする予定のものは引き取って頂く方をなんとかすべて見つけることができ、ここ最近は毎日少しずつ減っていっています。

最後にIBプロジェクトですが、日曜日の深夜にフォーマットと図表番号などをぼくが直し、再度スーパーバイザー(指導教官)に提出しました。そして、本日月曜日の夕方にスーパーバイザーから返信が来たのですが、

「前回よりはずっといいけど、まだ少し直すところがある」

と言われています。このままずるずると続けるわけにもいかないので、残りの作業はそれほど多くないこともあり、マンチェスターにもうしばらくいる予定のメンバーにお願いすることにしました。もちろん、必要があればぼくも作業に加わりますが、今週から来週にかけてはあまりゆっくり作業する時間が取れそうに無いので、かなり厳しそうです。

とりあえず、最近あったことは、こんなところでしょうか。

こちらに来てから苦労しつつ開いたING Directの口座ですが、やはりUKの住所を持っていない人は口座を維持できないことがわかりました。先ほど電話をしたところ、住所がないとダメだ、とハッキリ言われました。

ということで、残念ながら口座を閉じる手続きを行いました。維持する予定のバークレイズ銀行の口座の方に残高はすべて送金してくれるそうです。このあたりの手続きもうまくいくとよいのですが。


さて、話変わりますが、現在帰国後の携帯電話をどれにしようか悩んでいます(そんなことに悩む暇があったらもっと他の事に時間を使え!と言われてしまいそうですが)。

現在の筆頭候補は、販売開始したばかりのイーモバイルからのスマートフォンです。

EMONSTER (S11HT)

とりあえず、よさそうな点は以下の点でしょうか。

  • 無線LAN対応で、しかも上限料金があるので料金的に気にせずインターネットを使うことができる
  • Bluetoothのモデムとして使うことができる
  • 今後、日本から海外にどれくらい行く機会があるかわかりませんが、SIMフリーのGSM携帯として動作するのは便利そう
  • 電話の基本料金が無料

一方、ちょっとどうなのかなぁ、と思う点は、低い人口カバー率とおサイフケータイ未対応ということでしょうか。人口カバー率の低さは、どうせほとんど東京にしかいないだろうし、あまり問題にはならないだろう、と思っています。おサイフケータイはどうなんでしょう?みなさんどれくらい使っているのでしょうか。やっぱりあった方が便利なんですかね。他の電子マネー(PASMOとか)で、どのくらい代用できるのでしょうか。


それから、大手三社は相変わらず料金体系が複雑で、なかなか検討する気になりません。しかも、個人的には興味ないワンセグとかの機能がついていてもまったく魅力的ではないですし。S11HTのQVGAに比べて、VGAであることはいいなぁ、とは思いますが。

さらに、イーモバイルの場合だけかもしれませんが、ADSLとのセット割引があったりして、携帯とADSLを切り離して検討しにくくなっているので、料金比較がなかなか難しいなぁと思っています。さらにノートパソコンも購入する予定なので、購入の際にセットで割引とかがあったりすると、そちらも検討した方がいいのかなぁ、とか思ってみたり。さらにイーモバイルを使う場合、Bluetoothがあった方が便利そうだなぁと思うのですが、買おうかと思っていたレッツノートにはついていないみたいなので、デルのXPS M1330あたりがいいかなぁ、と最近思い始めています。メモリを4GBとか積んでもそんなに高くないみたいですし。

ああ、悩ましい、、、でも、めちゃくちゃ楽しい、、、

泥沼化?

IBプロジェクトのレポートの修正作業が泥沼化しそうです。

ぼくはスーパーバイザーの指示通り、typoや、レファレンスの充実など、よりプロフェッショナルな感じに整えればそれで十分だと思うのですが、一部のメンバーがここに来てコンテンツを追加して、ロジックのフローがよいかどうか、再度確認しようみたいなことを言い出しています。泥沼化しそうな(している?)雰囲気です。

スーパーバイザーは全体的なフローに関しては申し分ないと言っているので、なぜこの期に及んで中身までいじろうとするのかちょっと理解できません。80:20の法則で言えば、残りの20%に対して本格的に取り組もうとしているような気がします。まだしばらく帰国する予定のない人はいいですが、ぼくの場合、帰国まで1週間をきってますからね。

それから今日は、Class of 2009とClass of 2008の日本人で、冬学期の打ち上げをしてきました。Class of 2009の方は期末試験がすべて終了、Class of 2008の方はIBプロジェクトがほぼ終了ということで、かなりリラックスした雰囲気でした。

その後は、サマースクールで一緒だった韓国人がブラジルからの出張帰りにわざわざマンチェスターに寄ってくれるとのことだったので、1年3ヶ月ぶりに会ってきました。ブラジルでプレゼンを行ってきたとのことで、サマースクールとその後の授業(彼はサマースクール後もMBSで別の授業を受講)をきちんと活かせているようです。素晴らしいことです。

サマースクールのメンバーが全員(5人)集まって、このように会えるのは今回が最後でしょうね。

IBプロジェクトのクライアント先で、今度こそMBAで最後のプレゼンテーションを行ってきました。これまでのプロジェクト期間中にクライアント側の窓口となっていた方2名に加え、もう少し上のシニアマネジメントの方も2名参加されました(最近は英語でのプレゼンにもある程度慣れてきて、以前ほど緊張とかしなくなったのですが、帰国してやらなくなったら、またできなくなってしまうんでしょうか)。

Q&Aを含めて1時間ということだったので、前回のプレゼンを7割程度に削り、時間は6割程度におさえた形でプレゼンテーションを行いました。それでも、骨組みの部分はほぼ伝えることができたと思います。

プレゼン後に聞いた話ですが、クライアントはプロのコンサルタントも雇っていたそうなのですが、ぼくらのアウトプットの方がよかったそうです。一生懸命働いたかいがありました。

その後は、クライアントにトルコ料理のお店で夕食をご馳走になりました。かなりリラックスした雰囲気でプロジェクトの話のみならず、各国の食べ物や天気の話などを楽しみました。今まではこのように多国籍のメンバーで当たり前のように各国の話をしていましたが、日本に帰ったらこのような機会はなかなかないでしょう。そのように考えると、帰国までのこのような機会一つ一つを大切にしていきたいと思います。


ちなみにIBプロジェクトのコースワークとしては、まだアカデミックのスーパーバイザーからの完全なOKが出ていないので、レポートの修正作業がありますが、いずれにしろあと数日以内には終わると思うので、予約した飛行機をキャンセルすることなくなんとか予定通り帰国できそうです。

とりあえず、少しだけはリラックスできそうです。

IBプロジェクト再び

「IBプロジェクトを振り返って」みたいなエントリを書こうかと思っていたのですが、現在もレポートの修正作業をやっていたり、クライアント先でのプレゼンがあったりと、バタバタしているのでまだそんな気分にはなれません。

イースター休みがあけて、スーパーバイザーにどのくらいのレポート修正が必要か問い合わせたところ、けっこう細かい点から、全体的な英語力のダメだしまで含めて、指摘されまして、本日からまたもやほとトップスピード状態になっています。しかも、明日はクライアント先でシニアマネジメントに向けたプレゼンをすることになっており、レポートの直しと合わせて、けっこう忙しくなってしまいました。

このままだと帰国するまで、息つく暇がなさそうです。帰国してからも、すぐに働き始めるので、のんびりできる日はしばらく来ないかもしれません、、、

とりあえず、がんばります。

帰国まで残り1週間ちょっとなので、電話や電気などの各種契約の停止に関する連絡をしました。

  • BT(電話)

  • イギリスに来て開設するときはかなり苦労しましたが、今回は10分弱という短い待ち時間でオペレーターにつながり、スムーズに契約の停止手続きをすることができました(できたと思っています)。

  • e-on(電気)

  • 電気は、最終日に自分でメーターを読んで、再度こちらから電話をかけなければならないことがわかりました。日本だったら、メーターを読みに来てくれるような気がするのですが、こちらでは自己申告です。

  • United Utilities(水道)

  • 特に問題なく、スムーズに手続きできました。

  • テレビライセンス(TV)

  • こちらもかなりスムーズに手続きを終えることができました。

すべてDirect Debitで支払っていたのですが、その清算に契約停止後1週間程度はかかるようで、銀行口座はその間残っているかどうかを確認されました。ぼくはバークレイズの口座はそのまま持ち続ける予定なので、その点は問題ありませんでした。

また、手続き終了後の最終清算書(Final statement)の送付先を聞かれました。すぐに手配してくれるといったところは、現在の住所宛、その他の契約終了後にしか送れないと言われたところは、とりあえず学校宛に送ってもらうことにしました。バンクステートメントはインターネットでいつでも確認できるので、よほど変なことが起きない限りは最終清算書はもらえないくてもあまり問題にならないと思うのですが、学校に送っておけば、帰国後もなんとか入手することができる気がします。

こういう手続きをし始めると、いよいよ、という気がします。


それから、今日は次の入居者候補の方が早速内見にいらっしゃいました。お昼過ぎに大家さんから電話があって、「今日の5時頃見に行きたいんだけどいい?」と。先日送った退去通知でも、協力しますよ、と書いたのでもちろん内見して頂きました。

日本だと退去後、原状回復工事終了後以降に内見するのが普通で、入居者候補の方も前の方がいる時に、ぜひ見せてください、とはあまり言わないと思います。しかし、こちらでは入居中であっても、ばんばん内見するようです。

大家の立場としては、空室期間が少しでも短くなるのであれば、それはそれでいいなぁ、と思います。一方、入居者の立場としては、やはり散らかしっぱなしにするわけにはいかないので、掃除したり、ある程度の準備が必要になるので大変です。普通に誰かをお呼びするのと異なり、すべての部屋をすべてお見せするので、とりあえずこの部屋に全部荷物を置いとこう、というわけにはいきません。掃除するいいきっかけになるので、いいのですが。

労働法のキモが2時間でわかる本
石井 孝治
4534043090


社会人になって働き始めると、労働法について勉強する機会もなく、いつの間にか仕事環境に慣れてしまうと思います。残業したり、有給休暇を取ったり、休憩時間をどのように過ごすかだったり、そういったことについてきちんと考える機会はあまりないのではないでしょうか。

この本を読むと、そういった基本的なことが一通りわかります。

  • 労働契約に関するルールや試用期間の設定
  • 残業代の計算方法(所定労働時間と法定労働時間の違いとかご存知ですか?)
  • 休憩時間の過ごし方
  • 休日と休暇の違い
  • 管理職の残業代に関する条件

などなど。

これを知って、法律的には全く正当であったとしても、まわりの方の慣習にあわせてしまいなかなか自分の思うままにとはいかないかもしれません。しかし、こういったことは一通り勉強しておいて損はないと思います。

へぇー、そうなんだ、知らなかった、、、ということがけっこうたくさんあるかもしれません。

個人的には有給を取るのは好きなのですが、性格的にはなかなか取れない人間なので、長期休暇を除くとほとんど有給休暇といったものを取ったことがありません。土日以外にも、たまに休みを取って読書&勉強したり、リフレッシュしたりしたほうが、個人的にはいいと思います。特に、会社にいる間はなかなか「投資」の時間が取れないですからね。

ぼくはどんな部署に戻るんですかね。有給取りやすい部署だといいのですが。

2日ほど前のニュースですが、イギリスでお金が2倍出るATMがあったそうです。


お金が2倍出るATMがあった! 数百人が殺到

03/22 16:40

英国中南部のハル市で現金自動預払機(ATM)が故障し、入力額の2倍の現金が出る“うれしいトラブル”が起きていたことが21日、分かった。

 地元紙などによると、18日午後、利用客がスーパーマーケットの外に併設されているATMで現金を引き出すと、入力した金額の2倍の現金が取り出し口に。しかもレシートに記録されたのは入力金額のままだった。

 1日の引き出し限度額が300ポンド(約6万円)のため、引き出しを終えた利用客らは友人らに連絡。ATM前には数百人が殺到し長~い行列が。数時間後にATM内の現金がカラッポになる人気ぶりだったという。

 地元警察当局は「ATMの管理者から訴えがあったときにのみ、利益を得た人は罪に問われるだろう」と話しており、つかの間の“幸運”となりそうだ。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/131855


数百人も並ぶところがスゴくないですか?

ATM内の現金がカラッポになるまで、誰も連絡しなかったんですかね。

最近は自分で賃貸物件を探しているので、礼金や敷金などが気になるわけですが、たまたまAll Aboutでおもしろい記事を見つけたのでご紹介しておきます。国土交通省がアンケート調査を行ったそうで、全国の礼金、敷金の比較が出ています。

全国の礼金・敷金、平均相場は?

東京だと、礼2敷2が最大で、最近では礼0敷0なんて物件もちらほらあったりするようですが、たいていの物件はこれらの間に入っていると思います(住宅金融公庫融資物件の場合は、礼金が取れないので、礼0敷3なんてパターンが多かったりもしますが)。

ところが、上の調査結果によると、兵庫県では平均で礼金を3.2ヶ月分払っているとか。東京の平均1.4ヶ月分と比べると2倍以上です。兵庫県の大家さんがうらやましい、とも思いますが、その分家賃が低めにおさえられてしまっているかも知れないので、そのあたりはなんとも言えませんね(礼金を受け取っている割合を見ると8%なので、実際には礼金0の物件が多いのでしょう)。ただ、アップフロントでもらえるのであれば、短期での退去には強くなりますね。

さて、話変わって、以前クラスメイトの韓国人に聞いたところによると、韓国では家賃はゼロだとか。そのかわり、高額の保証金のようなものを入居時に支払い、退去時には全額返金してもらうとか。そして、大家さんは入居期間中にその保証金を運用して利益を生み出すそうです。

同じく、All Aboutの記事に載っていたのでご興味のある方はご覧下さい。

世界の賃貸事情を教えて!~その1 おとなり・韓国の賃貸事情


それから、まったく話変わりますが、24日に公示価格が発表されました。公示価格は1月1日時点の価格なので、直近の不動産バブル崩壊を十分織り込んではいないようです。今後はますます不動産の二極化が進むのでしょうか。

以下のような記事がありました。

マンション値崩れ再び? 郊外では20~25%引きの例も   03/24 20:22

24日発表された公示地価で、大都市圏住宅地の地価上昇が顕著に示された。地価と建築資材の高騰で、新築マンションも5年連続平均価格が上昇を続けた。だが最近、郊外を中心に、当初の販売価格を値下げして売り出す事例が出ている。背景には、初めてマンションを買う団塊ジュニア世代が、価格高騰についていけなくなったためとされる。値下げはまだ財務体力のある業者にとどまるが、年内には本格的な在庫調整が始まるとの見方もある。マンションの“値崩れ”が、再び起きるかもしれない。

 新日鉄都市開発と東京建物が、昨年7月から販売している「ココロコス東京久米川」(406戸)。西武新宿線久米川駅から徒歩10分の立地で、3LDKと4LDKの2タイプの部屋がある分譲マンションだ。この物件で今年1月、大胆な価格改定が実施された。

 例えば、3158万円の3LDKが2350万円に下げられるなど、全戸で20~25%程度の一斉値引きだ。同マンション2街区のうち1街区が今月竣工(しゆんこう)する予定で、「販売スピードを速めるのが目的」(担当者)。値下げ前は半年で約100戸売れていたが、値下げ後は2カ月で同数が売れ、販売のスピードは3倍に跳ね上がったという。

 この種の“売り急ぎ”傾向が、「郊外のマンションを中心に増えている」と分析するのは不動産経済研究所(東京都新宿区)だ。マンション価格の高騰と実需の乖離(かいり)が背景にある。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/132299/

ここで注目して頂きたいのは以下の1文です。

例えば、3158万円の3LDKが2350万円に下げられるなど、全戸で20~25%程度の一斉値引きだ。

以前も新築マンションのプレミアムについて書きましたが、3158万円の物件を2350万円に下げてまで売ろうとしているということは、この程度は業者の利ザヤとしてもともとのせられていたのだと思います。

でも、逆に言えば、新築マンションを購入しようとしている方にとってはこれからがチャンスかもしれません。買い手市場です。まだ下がっていない物件であっても、強気で交渉すればかなり割り引いてもらえるかもしれません。

不動産投資に対する融資はかなり基準が厳しくなっているようですが、住宅ローンの方はどうなんでしょうかね。住宅ローンであれば、比較的借りやすいのではないかと思います。金利も相変わらず低いですし。


ひとりごとでした。

物件探しと言っても、不動産投資ではありません。帰国後に自分が住む住居の話です。

先日、物件探しを始め、不動産会社の対応がまるで違った、ということを書きましたが、その後の不動産会社の対応もまるで異なっています。

対応がよかった方の不動産屋さんは、当初は希望の条件から外れた物件も含まれていましたが、継続的に情報を送ってきてくれて、直近ではぜひ入居したいというものも2つほど送ってきて頂けました。内見できればすぐにでも決めてしまいたいくらいなのですが、海外にいるためなかなかそうもいきません。

一方、対応の悪かった不動産屋さんは音沙汰なしです。今のところ、何の情報も送ってきてくれません。それって、ちょっとひどすぎませんかね。


この不動産屋さんがマーケティングの考え方を理解していれば、決してこのような対応にはならなかったことでしょう。例えば、セオドア・レビットのマーケティング近視眼は、あまりにも有名です。


マーケティング近視眼

鉄道会社が衰退したのは、経営者の発想が顧客中心(顧客にとっては移動する手段)でなく、製品中心(鉄道という製品事業)にあったからである。企業には顧客の視点に立った経営が求められている。1960年に発表されたこの論文は、顧客志向の意義を説き、マーケティングの重要性を訴えたことで大きな反響を呼んだ。軽視されていたマーケティングに光を当て、経営の重要な機能と認識させた記念碑的論文。

http://www.dhbr.net/magazine/article/200111_s03.html

より詳細はこちらをご覧下さい。
セオドア・レビット マーケティングの本質


レビットの事例では、鉄道会社が顧客に「鉄道」を提供していると捉えており、「輸送手段」を提供しているという発想がなかったがために、衰退したと論じています。これを今回の不動産会社の例にあてはめて考えてみると次のようになるかと思います。

初めに電話で問い合わせをした際に、ぼくは条件を言ったわけですが、

「どこどこ駅あたりで、広さはこれくらい以上、予算はいくらくらいでお願いします」

というような言い方をしました。対応の悪かった不動産屋さんは、顧客(この場合、ぼくですが)のニーズがどこにあるのかといったことを追求せずに、

「そのあたりで、そのくらいの予算ではろくな物件はありませんよ」

で済ませてしまったわけです。顧客としてのぼくのニーズはどういったものだったかというと、物件そのものの条件はともかく、場所については勤務時間が何分以内になるように、といったことが背景にありました。

つまり、考える順番としては、会社まで何分以内くらいで通いたい、そして物件としてはこのくらいの広さで予算はこの程度かな、というニーズがあったわけです。その中で、優先順位をつけて、最も志望度合いが高かった場所を実際には電話で伝えたわけです。伝えた内容に合う物件が仮になかったとしても、もう少し顧客のニーズを探ろうとしさえすれば、実際に伝えた内容に至った考え方をぼくは説明したと思います。ただ、上のような対応だったために、これ以上この相手に伝えても、あまり対応してもらえないだろうと思ったので、その後は「よろしくお願いします」とだけ言って、電話を切ってしまったわけですが。

この不動産屋さんにとって、ぼくはたいして重要な顧客ではなかったのかもしれませんが、今回のような事例をまじめに分析し、どのように対応すべきだったかを考え、どのように顧客のニーズを引き出してビジネスにつなげていくか、といった視点を持つことは重要だと思います。

自分がその営業マンの立場ではなくても、普段のこういった経験から、仮に自分が相手の立場だったらどうすべきだったか、と考えることは思考のトレーニングになるのではないかと思います。


ちょっと、話がそれてしまいましたが、早いところ物件を確定させたいものです。

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yokoken

投資家的観点から日々思うことを書きたいと思います。まあ、ただの日記なのですが。
Manchester Business SchoolでのMBA留学を終え、2008年4月に帰国しました。最近は不動産投資やマイホーム購入に興味を持っています。


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