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最後にお墓の墓石について書いておきたいと思います。

墓石については、大きく分けると、和型と洋型があるのですが、最近の新規のお墓では洋型の割合が増えてきているそうです。これは同じ区画の場合、使う石の量が和型よりも洋型の方が少ないため、価格的に安くできるというのが一因のようです。昨今の不況や全体的な所得の低下といったご時勢を反映しているのかもしれません。

そして、和型の場合(ここでは「佐藤」という姓を例にしています)「佐藤家先祖代々」とか、「佐藤家の墓」といった文字が刻まれていることが多いのですが、洋型の場合は「和」とか、「愛」とか、けっこう自由に好きな文字を刻む人が多いようです。

今回うちで選んだのは、和型です。お墓といえばやっぱり和型だろう、と思いました。そして、お墓に刻む文字は本来どういう文字にするべきなんだろう、ということでいろいろ本を読んで調べてみました。

今回、目を通したのは以下の本です。


間違いだらけの「正しいお墓」―非常識が常識になっている お墓を建てたい人へのよくわかる指南書
福原 堂礎
4774506214


知っておきたい正しいお墓の建て方
鷲見 東觀
4806908207


誰も教えないお墓の話―幸せを呼ぶ「墓相と因縁」の研究
武居 範導
4774507881


開運!先祖の祀り方・お墓の建て方―家運を高め、子孫繁栄を呼ぶ方法
竹谷 聰進
4861461111


改訂新版 お墓の開運学―幸運をよぶお墓の建て方
足立 宗禅
4893084860


故人がよろこぶ墓と供養
矢島 俯仰
4336030944


幸せになるためのお墓の建て方・仏壇の祀り方 (ベストセラーシリーズ・ワニの本)
細木 数子
4584008175


宗派によっても刻む文字が違ったり、いろいろな考え方があるようですが、こういった本を読んでみると、「佐藤家の墓」といった文字はダメなんだそうです。何でも、お墓に看板をかけてるように見えて、故人を祀るという本来の役割を果たしていないという考え方があるようです。

本によると、お墓も、位牌と同じであり、本来は「梵字+戒名(+位)」を石に刻むべきなんだそうです。ただ、最近では個人墓ではなく、代々墓と呼ばれるある家の直系子孫を祀る形の墓が主流になってきているので、その場合も「佐藤家の墓」ではなく、「(梵字)+佐藤家先祖代々」といった文字を正面に、右側面に戒名、没年月日、享年、俗名などを刻むのがあるべき姿のようです。

そして、建立年月および建立者名は、俗世界の話なので棹石(一番上の石)ではなく、台石の左側面に刻むべきということです。棹石裏面に刻んでいるお墓もよくありますが、あれはよくないんだそうです。

それから、一定のルールがあるのかと思いきや、それほどでもないのがフォントと、文字の色です。フォントは見やすいからという理由で楷書体が選ばれることが多く、文字の色はペンキを入れる場合もあれば入れない場合もあり、特に決まりはないようですが、黒だったり紺のペンキを入れるべきという考え方や、地域によっては金色のペンキを入れるところもあるようです。ただ、いずれにしてもペンキを入れた場合は、雨などで流れ落ちてしまうリスクがあり、数年ごとに再度入れ直さなければならなくなるようです。

あとは家紋を入れるか入れないか、水はけがよくなるように石に加工をしてもらうか、などいくつかあるオプションメニューを選択すれば、墓石についてもすべて確定させることができます。


いろいろと書きましたが、宗派によっても違うようですし、そもそもいろいろな考え方があるようです。また、長期的な視点で歴史的に考えると、現代の墓石の風習はそれほど長いものでもないので、どうしなければならないというのが必ずしも確立されているとは言えないのかもしれません。なので、必要以上にこだわる必要もないのかもしれませんが、せっかくの機会なのでいろいろ本に目を通して調べてみました。

ということで、3回に分けて「お墓を買う」というテーマで書いてみましたが、少しでも参考になれば幸いです。立地から始まり、墓石の仕様に至るまで、決めるべきことがたくさんあるので、「お墓を買う」という行為は本当に大変だと思います。ただ一番大事なのは、お墓参りだったり、法要だったりをしてご先祖様の供養をすることと、その気持ちだと思います。ある意味、やっとスタート地点に立ったところというところでしょうか。

事前に家系図や家紋などを確認したら、実際にお墓を買うというのはどういうことなのかを理解しておく必要があります。

最近では埋葬の方法も多様化してきており、必ずしもお墓ではなく、納骨堂のようなところだったり、海への散骨など選択肢も増えてきているのが事実です。ただ、子孫への負担が発生するものの、お墓参りをしてご先祖様に感謝するという行為も大切なことなのではないかとあらためて思いました。

ということで、お墓を買う、という選択肢を今回は選んだ訳ですが、お墓を買う、ということは普通に考えれば、毎年お墓参りをする、ということであり、やはり立地が重要になってきます。お墓参りをするのに、片道3時間とか、半日かかるとかだと、なかなか気が進まなくなってしまいます。

そういう意味で、自宅から近いところ、もしくは、交通の便がいいところ、というのが重要になってくるかと思います。

お墓は一度買うと少なくとも何代かは使うものです。"自宅"というのは必ずしも固定されているわけではありません。自分たちも引っ越してしまうかもしれないし、子孫もどこに住むことになるかわかりません。そういう意味で、やはり交通の便がいいところ、というのは重要かと思います。今回、自宅から30分ほどの場所に買いましたが、やはりこれくらいの距離だとかなり行きやすいです。

予算が一定の場合、都心の狭いお墓か、郊外の少し広めのお墓か、ということで迷うことになりますが、後で紹介するような本に書かれているような、「少なくとも4㎡」なんてお墓は、郊外の墓地にしたところで買うことはまず不可能でしょう。郊外で最寄り駅からバスで15分とか、そういったところであったとしても、1㎡もいかないくらいの区画が多く、だとしたら都心で便利なところに半分くらいの大きさの方がよほどいい気がしました。都心であっても、小さいものであれば墓石代を含めて100万円を切るものからあり(これは本当に小さいですが)、2倍、3倍くらいの大きさにしても、郊外のお墓と金額的には大きくは変わらないものが多い印象でした。

ちなみに、今回、墓地を9カ所ほど(都心5カ所、郊外4カ所)見学し、最終的に決めましたが、不動産と同じで、やはり実際に現地をたくさん見た方がいいと思います。いろいろ見ると、いい点、悪い点などが明確になってきますし、自分に合う、合わない、というのがハッキリしてきます。


立地の次に決めなければならないのが墓地の種類(寺院墓地、公営墓地、民営墓地)かと思います。寺院の檀家となるか、公営墓地の抽選に応募するか、よく広告のチラシなどが新聞に入っているような民営の墓地にするか、です。

檀家になるというのは、そのお寺にずっとお世話になることになるので、法事の際にその都度誰に相談しよう、などと考えなくてよくなるので、そういう意味では楽だと思います。一方で、檀家になると、お寺によっては「お気持ちで」と言われてお布施をいくら包んでいいのかわからない、山門の修繕費を寄贈して欲しい、などといろいろ困るという話も場合によってはあるようなので一長一短ではあります。

一方、民営の霊園と言っても、完全に宗派については中立的で、何か法要がある場合にはその都度提携しているその宗派のお寺さんに依頼してやって頂くようなところもあれば、実際には特定のお寺が運営していて、実質的にはそのお寺とのみやりとりを行う、寺院墓地に近い形態のものもあります。

今回は、民間の会社が仲介しているものの、実質的には寺院墓地に近い墓地にお墓を購入しました。純粋な寺院墓地と異なる点としては、民間の会社が間に入っているので、法要の時の御布施の金額が予め決められていて価格透明性が確保されていること、そして、寺院と自分たちの間に仲介している会社が入っているので、何かあった時にその会社に相談できることが挙げられるかと思います。

とここまでダラダラと書いてきましたが、要するに、お墓を買う時は行きやすい場所に買うこと、そして、純粋な寺院墓地ではなく、民間の会社が間に入っているようなタイプの寺院墓地なんかがいいのではないか、ということでしょうか。


全体的に基本的な事項がまとまっているという意味では以下の本が参考になるかと思います。ただ、この本は淡々と説明しているだけで、本来こうあるべき、的な主張といったものは特にありません。現代のお墓事情を丁寧に説明しているといった感じです。

よくわかるお墓と仏壇 選び方・建て方・祀り方
主婦の友社
4072459542


次のエントリーでは、墓石の詳細を含めて、もう少し細かいところについて書きたいと思います。

先日、お墓が完成しましたが、お墓を買うプロセスをまとめておきたいと思います。おそらく自分の人生で、再度お墓を買うことはないと思いますが、滅多に経験しないことだけに、あまり経験者というひとがいなく、まわりで中立的な立場から相談に乗ってもらえる人というのはなかなかいないものだと思います。ということで、今回の経験が少しでも参考になればと思い、まとめておきます。

お墓を買う状況に至る場合、多くの場合は、誰かのご不幸があってのことかと思います。もちろんネットで調べてもよいのですが、一連のプロセスについては、やはりまとまった本が参考になります。


親の葬儀と手続き・相続・法要のすべてがわかる本
二村 祐輔 中村 麻美
4816351833

葬儀から相続、法要まで、いろいろな手続きを含めて一通り書かれています。


決定版 葬儀・法要・相続マナーと手続き事典 (主婦の友新実用BOOKS)
主婦の友社
407237475X

カラーの写真付きで、非常にわかりやすく書かれています。


葬儀・法要・相続完全BOOK (特選実用ブックス)
市川 愛
4418074058

遺族側と参列側に分けて書かれている本です。仮に遺族側であっても、参列側の記載を読むことで、参列側の状況を理解することができるので、両者からの立場を明確に理解できてよいと思います。ただ、現実的には必ずしも本に書いてある通りではありませんが。

さて、本題のお墓を買う、という話に入る前に、事前に調べておいた方がよいことがいくつかあります。

まずは家系図です。調べておかなくても建てることはできますが、普段あまり意識することはないでしょうから、こういう機会に一度きちんと調べておくのもいいのではないかと思います。建てようとするお墓に誰が入るかを確認したり、自分の知らない親戚がいることを発見したり(?)、改めて確認してみるとなかなかおもしろいです。

ちなみに、家系図を作るには、戸籍謄本を取るというのが基本ですが、面倒くさい場合は作成代行サービスのようなものもあるようです。戸籍謄本以外だと、過去帳だったり、両親、祖父母、親戚へのヒアリングといったものに頼ることになるようです。


いまこそ家系図を作ろう
岩本 卓也 八木 大造
477791495X


家系図の世界―あなたのルーツを辿ってみよう!
インデックス編集部
4781601359


名字の世界―あなたのルーツがわかる!古今東西の名字、約1900種類網羅!
インデックス編集部
4781601960

家系図について調べると、名字についても調べたくなるかもしれません。これはお墓とはあまり関係ありませんが。

そして、もう一つ調べておいた方がいいのが家紋です。これはお墓に入れるか入れないかで判断の分かれるところですが、入れるのであればきちんと調べておいた方がいいでしょう。もちろん、調べるまでもなくそんなのわかってる、というのであればそれに越したことはありません。


家紋の世界―あなたのルーツはここにあった!
インデックス編集部
4781600522


ただ、お墓に家紋を入れるという風習が広がったのは、歴史的には明治以降という比較的最近のことのようですので、入れないといけないというものでもないようですし、これは完全に好みの世界かと思います(そもそも、現代のように、家ごとにお墓を建てる、という風習自体、それほど長い歴史があるわけではないようです)。また、入れてはいけない、という考えを主張する人もいるようですので、ほんと迷うところです。

最近ではそもそも家紋を使う機会なんて滅多にないのが大多数の家庭でしょうから、まあ入れなくてもいいのでしょうが、逆にお墓にでも入れておかないと、家紋がどれなのか後世に引き継げないので入れておこう、という方もいるようです(引き継ぐ必要があるのか、というのも一理ありますが)。

ということで、今回は事前準備までにして、次からお墓の具体的な話に入りたいと思います。

正式に申し込んでから1ヶ月ちょっとが経ち、やっとお墓が完成しました。週末に現地確認をして、無事、引き渡しとなりました。

まだこれから開眼供養、納骨、それから合わせて百か日法要と、もう一山ありますが、それが終われば、少しほっとします。

人生でお墓を購入(正確には墓地の永代使用権の購入と墓石の購入)することは、あってもせいぜい1回だと思いますが、今まで全く調べたりしたことがなかったので、今回いろいろと本を読んだりして調べました。

ということで、少しそのあたりを書いていきたいと思います。

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yokoken

投資家的観点から日々思うことを書きたいと思います。まあ、ただの日記なのですが。
Manchester Business SchoolでのMBA留学を終え、2008年4月に帰国しました。最近は不動産投資やマイホーム購入に興味を持っています。


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